Givry-lès-Loisy / ジヴリ=レ=ロワジー
ジヴリ=レ=ロワジーは、ヴァル・デュ・プティ・モランの北端に位置する小村。オートル・クリュ格付けながら、コート・デ・ブランの白ブドウ地帯に隣接しつつもピノ・ムニエが主役を担う、個性的なテロワールを持つ。
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Épernay |
| 郵便番号 : | 51130 |
| 面積 : | 5.05 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Soulières, Étréchy, Vert-Toulon, Loisy-en-Brie, Blancs-Coteaux, |
「Givry-lès-Loisy」のぶどう畑
| テロワール | Val du Petit Morin |
| 格付け | 85% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 26.1 ha |
| - Chardonnay | 7.3 ha (28%) |
| - Pinot Noir | 4.7 ha (18%) |
| - Pinot Meunier | 14.1 ha (54%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
総栽培面積の半数以上を占めるピノ・ムニエが、ジヴリ=レ=ロワジーのシャンパンの骨格をつくる。ムニエ由来の果実感とフレッシュさを軸に、シャルドネが軽やかな酸を、ピノ・ノワールが輪郭を添える構成。コート・デ・ブランの端に位置しながらシャルドネ優位にはならず、より親しみやすく丸みのある口当たりが生まれやすい。エシェル・デ・クリュ85%、生産者数15名という規模は、大量流通より地元消費・小ロット出荷に適した産地であることを示している。
テロワール
ジヴリ=レ=ロワジーの畑は、村を取り囲むように南〜南東向きの比較的穏やかな斜面に広がる。総栽培面積は約26ヘクタールと小規模で、北側には小さな森が広がり、南方のコトー・シュッド・デペルネ地区と自然に隔てられている。この森が冷たい北風を和らげる役割を果たしつつも、ヴァル・デュ・プティ・モランの盆地特有の冷涼な空気が日照を補うには至らず、気候全体はおおむね冷涼かつ曇天が多い傾向にある。年間平均気温は約10.3℃、降水量は約787 mmで、年間を通じて比較的均等に雨が降る。すぐ北に接するスリエールや北東のエトレシー(プルミエ・クリュ)と比べると格付けは低いが、同じく穏やかな斜面地形を共有している。品種構成ではピノ・ムニエが約14ヘクタールと突出して多く、シャルドネ約7ヘクタール・ピノ・ノワール約5ヘクタールが続く。コート・デ・ブランの白ブドウ優勢エリアに隣接しながらも、この村ではムニエが主役となる点が地区内での際立った特徴であり、それが村のシャンパンスタイルを大きく方向付けている。
詳細
ジヴリ=レ=ロワジーは、マルヌ県南部のヴァル・デュ・プティ・モランサブエリア北端に位置するコミューンで、人口はわずか72人(2023年)。コート・デ・ブランとコトー・シュッド・デペルネの境界に近く、スリエール、エトレシー、ヴェール=トゥーロン、ロワジー=アン=ブリ、ブラン=コトーと隣接する。コミューン全体は505ヘクタールで、農地約257ヘクタール、ブドウ畑26ヘクタール、森林162ヘクタールから構成される。村内に河川はなく、グラン・ジヴリ池とプティ・ジヴリ池という2つの池が景観をつくっている。シャンパーニュ観光街道の一部も通る。
テロワール
畑は南〜南東向きの穏やかな斜面に集中する。ピノ・ムニエが約14ヘクタールと最多を占め、シャルドネ約7ヘクタール、ピノ・ノワール約5ヘクタールが続く。エシェル・デ・クリュは白・黒ともに85%のオートル・クリュ格付けで、北に隣接するエトレシー(プルミエ・クリュ)と比べると格付け上の評価は控えめだが、ムニエ主体という品種構成が村の個性を際立たせている。
歴史
かつて村を見下ろす城があったが現存しない。中世以来エトージュとアングリュールの領主権に属し、フランス革命後のコミューン成立時に約100ヘクタールの森林が付与された。1824年以来シャロン=アン=シャンパーニュ郡区に属していたが、2017年にエペルネ郡区へ移管された。現在は15名の生産者が小ロット出荷を主体にシャンパン造りを続けている。
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参考情報
fr.wikipedia.org, en.wikipedia.org, maisons-champagne.com, winetomas.wordpress.com, Google Maps, OpenStreetMap,

