Ailleville / アイユヴィル

アイユヴィルは、コート・デ・バール南東部、バール・シュル・オウボワ地区に属するオーブ川沿いの小村。オートル・クリュ格付けながら、ピノ・ノワールが栽培面積の約74%を占める赤ブドウ主体のテロワールとして知られる。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Aube
区(Arrondissement)Bar-sur-Aube
郵便番号 : 10200
面積 : 5.01 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Montier-en-l'Isle, Bar-sur-Aube, Arrentières, Proverville,

「Ailleville」のぶどう畑

テロワールCôte des Bar
- Bar-sur-Aubois
格付け80% Autre Cru [?]
栽培面積45.1 ha
- Chardonnay9.8 ha (21.7%)
- Pinot Noir33.4 ha (74.1%)
- Pinot Meunier1.9 ha (4.2%)
- その他0 ha (0%)

特徴

アイユヴィルはピノ・ノワールが栽培面積の約74%を占める赤ブドウ主体の村。コート・デ・バールらしい厚みのある果実感と、ポートランディアンに由来するしっかりとしたストラクチャーが共存するスタイルが生まれる。シャルドネは約22%を占め近年その割合が増加傾向にあり、ピノ・ムニエは約4%と少量にとどまる。ピノ・ノワール主体のリッチな酒質は、ブラン・ド・ノワールや熟成を意識したキュヴェとの相性がよく、黒ブドウ由来の深みを楽しみたいシャンパン好きに向いた産地だ。

テロワール

アイユヴィルの葡萄畑は、オーブ川の右岸に広がる急峻なコトー(急斜面)の麓に展開する。標高は156〜296mにわたり、村の北東部から東部にかけて畑が連なる。北東区画の畑は隣村モンティエ=アン=リスルの畑と地続きになっており、その植生の連続性が地域のテロワール的まとまりを示している。 土壌はバール=シュル=オーブ周辺に特有のポートランディアンの石灰質・粘土質土壌で、コート・デ・バール全域に共通するジュラ紀後期の地層が基盤をなす。エシェル・デ・クリュは白・黒ともに80%と、バール・シュル・オウボワ地区の標準的な格付け水準にある。村の北東部は森林に覆われ、残りの農地・葡萄畑との境界が形成する微気候が、ピノ・ノワールの果実味と骨格を引き出す環境を整えている。

詳細

アイユヴィルは、コート・デ・バールのバール・シュル・オウボワ地区に属する小さなコミューン。バール=シュル=オーブの町から北西約2〜3kmに位置し、オーブ川の右岸にある。村の総面積は約5.01 km²で、葡萄畑(45.10 ha)は北東部から東部に集中する。北東にはモンティエ=アン=リスル、南東・南にはバール=シュル=オーブ、南にはプロヴェルヴィル、北東にはアランティエールと接している。村北東部の大半は森林が占め、残りが農地と葡萄畑だ。標高156〜296mの起伏に富んだ地形が、オーブ川渓谷縁の微気候を形成している。

歴史

村の起源はローマ時代に遡る。「Aquilavilla」というラテン語名を持ち、ブーローニュとリヨンを結ぶアグリッパのローマ街道沿いに立地していた。土壌はポートランディアンの石灰質・粘土質で、コート・デ・バール全域に共通するジュラ紀後期の地層が基盤をなす。12世紀以降、バール=シュル=オーブ伯領を経てシャンパーニュ伯領に編入され(1076年)、シャンパーニュの大市(フェア)の隆盛とともに村の重要性が高まった。この時期にサン=マルタン教会や修道院、シャトーが整備されている。村名は「Alivilla」(1152年)から始まり、1306年に現在の「Ailleville」の表記に落ち着いた。1814年のナポレオン戦争ではバール=シュル=オーブの戦いで被害を受けたが、その後再建された。

史跡

村にはシャトー・ダイユヴィル(アンリ4世時代、4隅に角塔を持つ)、12世紀ロマネスク様式のサン=マルタン教会(1552年の葬儀用石板など歴史的記念物を収蔵)、16世紀製のシトー会の十字架、そして1970年代に発見されたメロヴィング朝期(6〜7世紀)の石棺が残る。葡萄栽培の地としてだけでなく、深い歴史の堆積が村全体に息づいている。

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「Ailleville」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報