リルベール“ペルル”ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ ブリュット【シャンパーニュ】【シャンパン】【RCP】【wine】

Lilbert Fils Brut Perle / リルベール・フィス ブリュット・ペルルはフランス北東部のシャンパーニュ地方で生産される発泡性のワイン、シャンパンです。生産者はLilbert Fils/リルベール・フィス(RM:レコルタン・マニピュラン)です。

リルベール “ペルル”ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ ブリュット 産地 フランス/シャンパーニュ地方 タイプ 白泡/辛口 品種 シャルドネ100％ 容量 750ml “真珠”という名のガス圧低めの飲みやすい特級畑シャンパーニュ！年産僅か3,000本の超希少品!! 通常のシャンパンのガス圧は6気圧程度ですが、この「ペルル」は僅か4気圧ほど。かつて気圧の低いシャンパーニュは「クレマン」と呼ばれ、クラマン村の特産品でした。その後他の産地にクレマンという名称は譲られてしまいましたが、リルベールはこの特産品を長く残したいと願い、“ペルル（真珠）”と名付けて生産を続けています。 気圧が低いため口あたりがとてもやわらかくて、繊細で極めてエレガント。クラマン産主体で、シュイイ産、オワリー産の特級畑のシャルドネ100％を使っています。贅沢にも48ヶ月以上の瓶熟成を経ていて、ドサージュもわずか6g/Lでドライに仕上がっています。特に女性の方にオススメしたいシャンパーニュです。生産量は僅か2300ケース！グラン・クリュの畑のみを所有し 5代に渡り家族経営を守り続けるコート・デ・ブランの造り手！ 年産僅か3000本のクラマンの伝統的シャンパーニュ限定入荷!! リルベール・フィス Lilbert Fils ●所有する畑はグラン・クリュのみ リルベールは1746年からコート・デ・ブランで葡萄栽培を行ってきた老舗の造り手。1907年から瓶詰めを開始しています。代々家族経営で、現当主は5代目のベルトラン・リルベールさん。 かつて扱っていたこのシャンパーニュ、2017年の1月26日に訪問し、再び取り扱うことになりました。 「所有する畑はグラン・クリュのみ。本拠地クラマンを中心にシュイィ、オワリーの3つの村に畑を所有しています。」 -当主ベルトラン・リルベール（以下同） コート・デ・ブランのグラン・クリュ畑は価格が高騰していて、R.M.の造り手でグラン・クリュの葡萄だけでワイン造りを行えるところはとても珍しいです。 「区画ごとに分けて細かく収穫し、発酵・熟成も区画ごとに分けている。異なる個性のワインをアッサンブラージュすることで複雑さを出す。」 シャルドネしか造っていないため品種のアッサンブラージュはできません。だから畑ごとの個性を活かした醸造を行うことで個性の異なるワインを造ることが重要になります。 「クラマンはすべての畑が南向きなので日照量が多い。果実味が強く、凝縮する。骨格が大きく、華やかさも持っている。」 シュイィの畑は特に冷涼な区画で、完熟のニュアンスより、白桃やレモンのような個性があります。骨格よりも繊細さが感じられます。100haしかないコート・デ・ブラン最小のグラン・クリュ、オワリーは個性に欠けると言われますがとても重要で、アッサンブラージュでワインにバランスを与えます。 「クラマンはミネラルと果実のやわらかさがバランスするのが個性。シャルドネの力強さと繊細さの両面が感じられるシャンパーニュ。」 アッサンブラージュに加えて、彼らが重視しているのがリザーヴ・ワイン。 「50％以上リザーヴ・ワインを使用する。多い年は60％以上にもなる。通常は前年と前々年の2ヴィンテージを加えている。」 シャルドネはその年の天候に大きく影響されます。特にグラン・クリュはその年の個性を反映しやすい。だからリザーヴ・ワインでバランスを整えます。 ●生産量は僅か2300ケース ベルトランは10年間エペルネの組合でエノロゴを雇えない小規模生産者の栽培、醸造を手助けするコンサルタントとして働いてきた経験を持ちます。 「色々な問題への対応。アッサンブラージュや発酵温度などを普通の造り手の10倍経験した。」 各造り手、各畑で起こる問題に対処することで経験を積んできました。病気への対応。畑ごとの個性の表現方法。なによりクラマンの個性。ちなみに畑は化学薬品を使わないリュット・レゾネ農法で管理されています。農薬は必要に応じてごく少量のみ使用します。 年間35,000本までの生産が可能ですが、実際は28,000本ほどしか造っていません。これは家族3人での仕事で造れる量がこれくらいのため。 「毎朝4000本のルミアージュを行う。機械でも味は変わらない。でも、手作業が伝統。その時間は自分にとって幸せな時間。」 家族だけのワイン造りなので細かい対応もできます。デゴルジュマンの時期によってワインの硬さが異なるので、毎回ドザージュの量を変えています。 「ベースの年が同じでも初回のデゴルジュマンはドザージュの量を多めに。瓶内熟成が進むにつれて量を減らしている。」 ワインの状態に合わせた微調整ができるのも手作業にこだわっている理由のひとつです。 ●クレマン・ド・クラマンの復活 クレマン・ド・ブルゴーニュの「クレマン」は、実はクラマンに由来すると言われています。クラマンでは伝統的に軽いガス圧のシャンパーニュが造られていて、クレマン・ド・クラマンと呼ばれていました。クラマンにしかない伝統です。 「ガス圧を低くすることでクリーミーさが出る。泡が刺激しないので食中酒としてのシャンパーニュ。ワイン自体の質が高いからできる。」 通常のシャンパーニュは6気圧以上ありますが、彼らの“ペルル”は僅か4気圧。 「1気圧の泡を得るには4gの糖分が必要。よって通常は24g加えるが、ペルルは16gしか加えないことで自然と弱い発泡になる。」 クレマン・ド・クラマンの名で販売していた伝統的なシャンパーニュですが、クレマンの表記が禁止になりました。キュヴェ名の変更が必要になり、細かい泡の様子から、真珠を意味する“ペルル”としてリリースされるようになりました。

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