Virgile Portier / ヴィルジル・ポルティエは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Beaumont-sur-Vesleを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Virgile Portier / ヴィルジル・ポルティエ

Virgile Portier

ヴィルジル・ポルティエ

ヴィルジル・ポルティエは、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ村ボーモン=シュル=ヴェルに1924年に誕生したレコルタン・マニピュラン(自家栽培・自家醸造の造り手)。村長も務めた創業者の志は、壁に囲まれた単一畑クロ・ヴィルジルとともに、4世代にわたり受け継がれています。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
村51360 Beaumont-sur-Vesle / ボーモン=シュル=ヴェル [Grand Cru]
所在地21 Route Nationale, 51360 Beaumont-sur-Vesle (Google Maps)
公式サイト-
Tel+33 (0)3 26 03 90 15, +33 (0)3 26 03 99 31(fax)
製造業者種別RM
インポーター有限会社ヌーヴェル・セレクション
関連銘柄familygroup

商品更新情報

特徴・スタイル

ピノ・ノワールが力強さを生むボーモン=シュル=ヴェルと、「シャルドネの王」と称されるヴィレ=マルムリー。ヴィルジル・ポルティエの魅力は、性格の異なる2つのグラン・クリュ村の個性を、単一畑・単一村のキュヴェと両村のブレンドで描き分ける点にあります。当主ジェロームいわく、隣でピノ・ノワールが育つボーモン=シュル=ヴェルのシャルドネは、よりストラクチャー(骨格)があり果実味豊かに育つのだとか。力強さとエレガンスが響き合う、グラン・クリュならではの味わいです。

歴史・ブランドストーリー

1924年、ヴィルジル・ポルティエは妻マドレーヌとともに、1911年のヴィニュロン蜂起後に手放されていた土地を買い戻し、ボーモン=シュル=ヴェルに自らの名を冠したメゾンを創業しました。8.40haの畑を開き、醸造所とカーヴ、2基の搾汁機を備えた彼は村長も務め、二つの大戦を挟んで村の再建に力を尽くした人物でもあります。1937年には年産3万本を商業化しました。 1960年に法人化し、娘オデットと息子ポールの代には年産5万本規模へ成長。パリの名店ラ・トゥール・ダルジャンにも卸されるブランドとなりました。1969年にはポールの子ジャン=ルイが経営に参画し、ヴィレ=マルムリーの栽培農家の娘マルティーヌと結婚。1994年には村の樹木公園跡地を開墾し、壁に囲まれた単一畑クロ・ヴィルジルを誕生させました。 1997年に入社した曾孫ジェロームは、2012年、父の引退を機に両家の畑を受け継いで新たな一歩を踏み出し、二人の祖父に敬意を込めて「ポール・サディ(Paul Sadi)」へと名を改めました。創業からおよそ1世紀、家族の物語は今も続いています。

詳細

ヴィルジル・ポルティエの本拠は、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ村ボーモン=シュル=ヴェルにあります。畑はこの村を起点に、同じくグラン・クリュに格付けされるヴェルジィやヴィレ=マルムリーの方面へと広がり、標高90m前後の低地から標高287mの高台まで、丘陵の下部・中部・上部にバランス良く分布しています。起点となるボーモン=シュル=ヴェルはピノ・ノワール優勢の村、対するヴィレ=マルムリーは「シャルドネの王」と称されるシャルドネの銘醸村で、性格の異なる2つのグラン・クリュを併せ持つことがこのメゾンの土台になっています。

現当主ジェローム・ポルティエは自身で6.5haを所有し、さらに2.8ha分のブドウを購入契約で仕入れ、その一部の畑では栽培まで自ら手がけています。妻マドレーヌが経理・事務を、ジェロームが栽培と醸造を担う家族経営です。畑の平均樹齢は46年に達し、樹齢を重ねたブドウがワインに深みを与えています。創業時に8.40haから始まった畑は、世代を経て構成を変えながらも、グラン・クリュの丘に根を張り続けてきました。

このメゾンを象徴するのが、壁に囲まれた単一畑「クロ・ヴィルジル(Clos Virgile)」です。1994年、ジャン=ルイ・ポルティエ夫妻がCIVC(シャンパーニュ委員会)へ申請し、村内の樹木公園跡地24アール(0.24ha)を開墾・植樹して生まれました。品種構成はシャルドネ67%、ピノ・ノワール33%。壁で囲われた畑「クロ」はシャンパーニュ全体でも希少な存在で、創業者の名を今に伝える一族の記念碑として大切に守られています。

栽培では減農薬(ビオコントロール)の取り組みを進めており、除草剤はほぼ全面的に廃止。防腐処理もシャルドネの区画から順次取りやめるなど、畑にかかる負荷を抑える方向へ着実に歩みを進めています。

栽培データ
自社所有畑6.5ha
契約栽培による調達2.8ha分
創業時の開発面積8.40ha(1924年)
畑の平均樹齢46年
畑の標高90〜287m
クロ・ヴィルジル0.24ha(1994年造成)
クロ・ヴィルジルの品種構成シャルドネ67%/ピノ・ノワール33%

醸造方針

ラインナップの軸となるのは、この2つの村の描き分けです。ピノ・ノワールが優勢なボーモン=シュル=ヴェルと、シャルドネの銘醸地ヴィレ=マルムリー。両村それぞれの個性を映す単一村・単一畑のキュヴェと、両者を組み合わせたブレンドのキュヴェを併存させることで、力強さとエレガンスの間に多彩なグラデーションを描いています。村ごと・区画ごとの個性を尊重する、グラン・クリュの造り手ならではのアプローチです。

キュヴェには創業者や家族の名が冠されており、ヴィルジル、マドレーヌ・ロゼ、シモーヌ、ルネ、ジェロームといった名前が並びます。上級キュヴェにはオーク樽(フードル)での熟成を取り入れ、ふくよかで奥行きのある味わいに仕上げています。

味わいの設計では、一部のキュヴェでマロラクティック発酵(酸を和らげる工程)をあえて行わず、ドサージュ(糖分添加)は8〜19g/Lの幅でキュヴェごとに調整。酸の張りと果実の厚みのバランスを細やかにコントロールしています。また、ピノ・ノワールから造りオーク樽で3年熟成させるラタフィア・シャンプノワ(地方伝統の甘口の酒精強化ワイン)もラインナップに加わり、メゾンの引き出しの多さを物語ります。

グラン・クリュの造り手が集う共同キュヴェ「C17」

ヴィルジル・ポルティエは、グラン・クリュの造り手たちによる団体「アソシアシオン・デ・グラン・クリュ・デクセプシオン(Association des Grands Crus d'Exception)」に加盟しています。シャンパーニュに17あるグラン・クリュ村のうち15村の栽培者が、それぞれ235kgのブドウを持ち寄り、単一の圧搾機で搾汁したのちオーク樽で共同醸造するキュヴェ「C17」に参加。村の垣根を越えてグラン・クリュの個性を一つのボトルに束ねる試みであり、このメゾンがその担い手の一員であることを示しています。

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キュヴェ一覧

クロ・ヴィルジル・ブリュット・ミレジム・グラン・クリュ Clos Virgile Brut Millésime Grand Cru

Clos Virgile Brut Millésime Grand Cru / クロ・ヴィルジル・ブリュット・ミレジム・グラン・クリュ

ドザージュ:Brut
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