目次
リューディ・シュマン・ド・シャロン・シャルドネ・デュ・メニル・シュール・オジェLieu-dit Coin Gris Chardonnay d'Oger
リューディ・コワン・グリ・シャルドネ・ドジェLieu-dit Auge Chardonnay du Le Mesnil-sur-Oger
リューディ・オージュ・シャルドネ・デュ・ル・メニル=シュール=オジェLieu-dit LE GRAND JARDIN Chardonnay d'Oger
リューディ・ル・グラン・ジャルダン・シャルドネ・ドジェLieu-dit Les Vignes de Germinon Chouilly Grand Cru
リューディ・レ・ヴィーニュ・ド・ジェルミノン・シュイィ・グラン・クリュLA PREMIERE Grand Cru Chardonnay d'Oger
ラ・プルミエール・グラン・クリュ・シャルドネ・ドジェOGER Grand Cru
オジェ・グラン・クリュINTERLUDE Grand Cru Chardonnay d'Oger
アンテルリュード・グラン・クリュ・シャルドネ・ドジェLE MESNIL SUR OGER Grand Cru
ル・メニル・シュール・オジェ・グラン・クリュ 細かい目次を開く 細かい目次を閉じる
Domaine Vincey
ドメーヌ・ヴァンシー
基本情報
| 地区 | Côte des Blancs / コート・デ・ブラン |
| 村 | Blancs-Coteaux / ブラン=コトー - 51190 Oger / オジェ [Grand Cru] |
| 所在地 | 4-6 rue du mesnil, 51190 Oger (Google Maps) |
| 公式サイト | - |
| SNS | @domainevinceychampagnevincey |
| 設立 | 2008 |
| 製造業者種別 | RM |
| インポーター | ヴィヴィット |
| 生産者表記 | SCEV DOMAINE VINCEY |
商品更新情報
2026-10-02 18:53:01 リューディ・ル・グラン・ジャルダン・シャルドネ・ドジェの商品情報を更新しました。
2026-10-02 18:53:01 リューディ・シュマン・ド・シャロン・シャルドネ・デュ・メニル・シュール・オジェの商品情報を更新しました。
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
ドメーヌ・ヴァンシーの畑は、コート・デ・ブランの中心に位置するグラン・クリュ村オジェを軸に広がっています。ヴァンシー家は8世代にわたってこの村でブドウを育ててきた栽培農家で、長らく収穫物は地元の協同組合へ納められてきました。カンタン・ヴァンシーが自社元詰めへ舵を切ったのちも栽培する品種はシャルドネ一種類に絞られたままで、ブラン・ド・ブランに徹する姿勢が畑の設計そのものに表れています。オジェに加えてル・メニル=シュル=オジェとアヴィーズのグラン・クリュ、プルミエ・クリュのヴェルテュにも区画を持ち、粘土質のシュイィのブドウも一部で用いられています。
畑の骨格をなすのは、村に点在するいくつかのリュー・ディ(区画)です。1957年に植えられた古樹が並ぶル・グラン・ジャルダン(Le Grand Jardin)は、褐色の粘土に石灰岩の破片が混じる土壌を持ちます。1954年植樹のコワン・グリ(Coin Gris)は、褐色の表土と白亜が隣り合うオジェのテロワールの二面性を象徴する区画とされ、同じく1950年代から1980年代にかけて植えられた複数の区画も現役です。いずれもマサル・セレクションで受け継がれてきた樹で、樹齢を重ねた株から得られる凝縮した果実が、ワインの骨格を支えています。
栽培は2008年にビオロジックへの転換を始め、AB認証を取得しました。当初は父の代から受け継いだ約7haすべてを自社で管理することはせず、目の届く範囲の区画から丁寧に手を入れ、6年をかけて土壌の状態を整えています。並行してビオディナミを実践し、2023年にはデメテール認証を取得。ビオディナミ農業運動(MABD)にも加盟しており、調剤の多くは、オジェから南西へ車で10分ほどのヴィルヌーヴ=レンヌヴィル=シュヴィニーにある17世紀のシャトーで自ら仕込んでいます。この建物は作業農場としても機能し、畑仕事の拠点となっています。
| 自社畑面積(2020年頃) | 4ha(オジェ3.5ha、ル・メニル=シュル=オジェ0.5ha) |
|---|---|
| 自社畑面積(2025年時点) | 8ha |
| 品種構成 | シャルドネ100% |
| 古樹の植樹年 | 1954年〜1957年 |
| 年間生産量(初リリース時) | 約4,000本 |
| 年間生産量(2024年時点) | 約30,000本 |
| 圧搾機 | バスケットプレス 4,000kg |
| 発酵容器 | バリック250L/トノー500L |
| 樽内熟成期間 | 約1年 |
| 瓶内熟成期間 | 最低5年 |
| ビオロジック転換開始 | 2008年 |
| デメテール認証取得 | 2023年 |
醸造方針
収穫はポテンシャルアルコールが11.5%前後に達するまで待って行われ、補糖は一切行いません。圧搾に使うのは4,000kgを一度に搾る伝統的な木製バスケットプレスで、亜硫酸を加えずに搾り、最初に流れ出る一番搾り(ラ・キュヴェ)だけを仕込みに回します。ベースワインの発酵は250Lのバリックと500Lのトノーが中心で、培養酵母は加えず、ブドウや蔵に棲む天然酵母だけに委ねられます。樽は平均して8年ほど使い込まれたものを選び、新樽の香りを付けるためではなく、木を通したわずかな酸素供給を狙って用いられています。
マロラクティック発酵は行わないキュヴェが中心で、実施の可否はその年のワインの状態を見ながら決められます。発酵後は澱と触れ合わせたまま樽の中で約1年寝かせ、澱引きは行いません。清澄も低温安定処理もフィルトレーションもかけずに瓶詰めするため、ワインには畑と樽で起きたことがそのまま残ります。
瓶内二次発酵を経たあとは、最低5年という法定の最低期間より約2年長い熟成をとります。ルミュアージュはすべて手作業で、デゴルジュマンは生産量の半分ほどを、栓を使わずに澱を吹き飛ばすア・ラ・ヴォレ(à la volée)という伝統技法で行っています。手間のかかる工程を残しているぶん生産規模は大きくできませんが、その積み重ねがこのドメーヌのシャンパーニュの質感を形づくっています。
評価と現在地
シャンパーニュ評論で知られるリチャード・ジュリアン(Richard Juhlin)が主宰するシャンパーニュ・クラブは、ドメーヌ・ヴァンシーを「いま最も注目すべきグロワー・シャンパーニュのひとつ」と紹介しており、同サイトでは複数のヴィンテージが100点満点で90点台の評価を受けています。ただし評価はヴィンテージによって幅があり、若いうちは硬質で近寄りがたいと評される年もあれば、豊満で複雑さに富むと評される年もあります。
生産量は初リリース時の約4,000本から着実に増え、2024年時点では約30,000本規模に達しました。一方で自社のウェブサイトはいまなお公開準備中で、造り手が自ら発信する情報は決して多くありません。畑と蔵での仕事を優先する姿勢そのものが、このドメーヌの現在地をよく物語っています。
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