Villiers-Saint-Denis / ヴィリエール=サン=ドニ

ヴィリエール=サン=ドニは、シャンパーニュ西端のマルヌ川右岸に位置するオートル・クリュの村。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストの最西部で、栽培面積の約73%をピノ・ムニエが占め、シャルドネとのブレンドで果実味あふれるスタイルを生み出す。

基本情報

地域圏(Région)Hauts-de-France
県(Département)Aisne
区(Arrondissement)Château-Thierry
郵便番号 : 02310
面積 : 7.57 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Bézu-le-Guéry, Domptin, Crouttes-sur-Marne, Charly-sur-Marne,

「Villiers-Saint-Denis」のぶどう畑

テロワールVallée de la Marne
- Vallée de la Marne Ouest
格付け80% Autre Cru [?]
栽培面積105.3 ha
- Chardonnay17.1 ha (16.2%)
- Pinot Noir11.7 ha (11.1%)
- Pinot Meunier76.3 ha (72.5%)
- その他0.2 ha (0.2%)

特徴

栽培の約73%を占めるピノ・ムニエが村のキャラクターを決定づけており、赤系果実の香りと柔らかい口当たりを持つ、早いうちから楽しめるスタイルのシャンパンが多い。一方でStéphane Riboulotのブラン・ド・ブランやHuvier-Morelの「Carte d'Or」のように、シャルドネとピノ・ノワールを積極的に組み合わせたキュヴェも存在し、ムニエ主体の村にしては多彩なブレンド志向が見られる。アペリティフや軽い前菜との相性がよく、日常使いのシャンパンを探している人に向いた産地だ。

テロワール

ヴィリエール=サン=ドニはヴァレ・ド・ラ・マルヌの最西端に位置し、アイスヌ県とセーヌ=エ=マルヌ県の境界部にまたがる。標高は69〜201 mと起伏があり、コミューンを南北に貫くルー・ド・ドンプタンとその支流ルー・ド・エスクフィエール、ルー・ド・マルドレの3本の小河川が複雑な斜面地形を形成している。ルー・ド・ドンプタン沿いには西向き・東向きの斜面、支流上部には南向き斜面が展開し、多様な日照条件が一村内に共存する。東・南ではシャルリ=シュル=マルヌ、南西ではクルット=シュル=マルヌの畑と連続しており、両村との地続きのテロワールが広がる。気候はケッペン分類のCfbに属し、年平均気温10.6℃、年間降水量741 mmで夏は冷涼。この穏やかな気温の中でピノ・ノワールやピノ・ムニエがゆっくりと熟し、果実味の豊かさと酸のバランスを生むテロワールとなっている。

詳細

ヴィリエール=サン=ドニはヴァレ・ド・ラ・マルヌ西端のヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストに属し、シャルリ=シュル=マルヌの北西約3.5 kmに位置する。コミューン面積は757 haと広く、ベズ=ル=ゲリー(北西)、ドンタン(北北東)、シャルリ=シュル=マルヌ(東・南)、クルット=シュル=マルヌ(南西)と接する。シャンパーニュAOCの西の境界近くに位置するため、他のマルヌ渓谷村と同様に大西洋からの影響を受けながらも、やや大陸的な気候の特性を帯びる。

ブドウ畑は3本の小河川が作り出す谷と斜面に刻まれており、西・東・南と向きの異なる複数のセクターで構成される。面積は1997年時点の78 haから105.3 haへと拡大しており、近年も栽培地の開発が続いている。土地利用の内訳は森林43%・ブドウ畑を含む永年作物20%・市街地16%・耕作地14%(2018年)で、森林が多く自然環境が豊かな地形に畑が分散している。

主要生産者はいずれも小規模なグロワー系で、村内でブドウを栽培しシャンパンを醸造している。

村の名はラテン語の Vilare(小さな村)に由来するとされ、ガロ・ローマ時代末期から中世初頭にかけての集落の存在を示唆する古い地名である。シャンパーニュ地方の村々の中でも特に古い定住の痕跡を持つ地と考えられており、ブドウ栽培の歴史も中世にまで遡る可能性がある。

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「Villiers-Saint-Denis」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報