Domptin / ドンタン

ドンタンは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌの最西部エリア「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエスト」に位置するオートル・クリュの村。栽培面積の約80%をピノ・ムニエが占め、丸みのある果実味を核に据えたスタイルが生まれる地だ。

基本情報

地域圏(Région)Hauts-de-France
県(Département)Aisne
区(Arrondissement)Château-Thierry
郵便番号 : 02310
面積 : 4.56 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Coupru, Bézu-le-Guéry, Villiers-Saint-Denis, Charly-sur-Marne,

「Domptin」のぶどう畑

テロワールVallée de la Marne
- Vallée de la Marne Ouest
格付け80% Autre Cru [?]
栽培面積66.2 ha
- Chardonnay3.4 ha (5.1%)
- Pinot Noir9.6 ha (14.5%)
- Pinot Meunier53.2 ha (80.4%)
- その他0 ha (0%)

特徴

ドンタン産シャンパンの個性の核は、ピノ・ムニエが持つ赤い果実のジューシーさと、なめらかな口当たりにある。格付けはオートル・クリュだが、南東向き斜面の日照が果実に十分な熟度をもたらし、飲みやすさのなかに深みが宿る。ピノ・ノワールのわずかな比率が構造を添え、シャルドネが清潔感のある余韻をつなぐ。食事のなかに自然に溶け込む親しみやすさこそ、このスタイルの真骨頂だ。肩肘張らず楽しめる一杯として、ピノ・ムニエ好きに届けたい産地でもある。

テロワール

ドンタンのブドウ畑は66.20 haにわたり、村を取り囲むように広がる。斜面は南西向きから南東向きが中心で、なかでも南東向きが最も多く、日照を効率よく取り込む配置となっている。標高は102〜203 mの範囲にあり、平均118 mとヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエスト内では典型的な丘陵地形をなす。村内にはル・ポティエとラヴァン・デ・モールという2本の小川が流れ、それらが合流してル・ドンタン川を形成、南に流れてシャルリ=シュル=マルヌでマルヌ川に注ぐ。こうした谷筋の水の流れが、畑の微気候に緩やかな影響を与えている。品種構成ではピノ・ムニエが53.20 haと圧倒的な比重を占め(総面積の約80%)、ピノ・ノワールが9.60 ha、シャルドネが3.40 haとなっている。ピノ・ムニエはマルヌ川流域の粘土質土壌と親和性が高く、厳しい霜にも比較的強い品種であり、この地の気候条件との相性が栽培上の優位を生み出している。

詳細

ドンタンはヴァレ・ド・ラ・マルヌの最西部エリア、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストに属するコミューンで、行政上はエーヌ県(Aisne)シャトー・ティエリー郡に区分される。コミューン総面積は4.56 km²(456 ha)で、そのうち66.20 haがシャンパーニュAOCのブドウ畑として登録されている。東にシャルリ=シュル=マルヌ、南南西にヴィリエール=サン=ドニ、西南西にベズ=ル=ゲリーを隣接する。

畑は南西〜南東向きの斜面に集中し、標高102〜203 m(平均118 m)の丘陵に展開する。村内を流れる2本の小川がマルヌ川へと注ぐ地形は、排水と微気候の安定に寄与している。品種構成はピノ・ムニエが53.20 haと圧倒的で、この割合はヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエスト全体の傾向を典型的に体現している。生産者は20以上存在するが、この地区全体と同様に小規模なグロワーが中心を占める。

歴史

ドンタンは1968年時点で人口219人の小さな農村だった。その後、周辺都市圏の発展とともに人口が増加し、1990年代以降は600人台で推移している(2023年:654人)。村の象徴である教会はÉglise Saint-Quentin(サン・カンタン教会)で、周囲に広がるブドウ畑の景観とともに村のたたずまいをかたちづくっている。1997年時点の栽培面積は48 haだったが、その後拡大が進み現在の66.20 haに達した。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストの38村すべてがオートル・クリュであり、この地区にグラン・クリュやプルミエ・クリュの村は存在しない。

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「Domptin」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報