Oyes / オイエ
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Épernay |
| 郵便番号 : | 51120 |
| 面積 : | 7.69 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Reuves, Villevenard, Talus-Saint-Prix, Soizy-aux-Bois, Mondement-Montgivroux, |
「Oyes」のぶどう畑
| テロワール | Val du Petit Morin |
| 格付け | 85% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 17.1 ha |
| - Chardonnay | 4.1 ha (24%) |
| - Pinot Noir | 4 ha (23.4%) |
| - Pinot Meunier | 9 ha (52.6%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
オイエはヴァル・デュ・プティ・モランの北部、プティ・モラン川のすぐ南に位置する小さなコミューンで、コミューン全体の面積は769haに及ぶ。北はヴィルヴナール、北東はタリュ=サン=プリ、南はモンドゥモン=モンジヴルー、西はSoizy-aux-Bois、東はReuvesに接し、コート・デ・ブランの南端域から連続する丘陵地帯の中に収まる。人口はわずか106人(2023年)で、村名の由来となった居住者の呼称は「Oyats」(男性形)、「Oyates」(女性形)である。エペルネ郡に属し、カントン・ド・セザンヌ=ブリ=エ=シャンパーニュを構成する一村である。
テロワールの詳細
ブドウ畑は村の西側に集中し、標高138〜219mの緩やかな斜面を形成している。土壌は粘土石灰岩を基盤に、砂岩(フリント・砥石)と白色泥灰岩が混合した構成で、タリュ=サン=プリと比べて砂質土壌の比率が高い点がオイエの地質的特徴として挙げられている。北部に広がるサン=ゴン湿地帯と隣接するため、プティ・モラン川流域特有の冷涼・多湿な環境にさらされやすく、特に春の晩霜リスクは高い。この条件がピノ・ムニエを主要品種とする理由のひとつとなっており、総栽培面積17.10haのうちピノ・ムニエが約9haを占める。格付けはオートル・クリュ、エシェル・デ・クリュは白黒ともに85%。
生産者について
オイエには29の生産者が記録されているが、詳細が確認できる生産者は限られている。村内の生産者のひとつLiégeois-FauchonはRCで、オイエの規模感を示す存在として知られる。また、タリュ=サン=プリを本拠地とするJeaunaux Robinは近年オイエのブドウ畑にも活動範囲を広げており、砂質成分の高いオイエの区画を独自のキュヴェに取り込んでいる可能性がある。
歴史と地名の由来
地名の最古の記録は9世紀中頃の「Cella nomine Augia」にさかのぼる。その後「Oia」(1083〜1108年)、「Monasterium Hoense」(1124〜1130年)などの表記を経て現在の「Oyes」に至る。語源はラテン語下級語「Augia」で、「河川沿いの低湿地・湿原」を意味し、ゲルマン語の「awa(水・湿潤な草地)」のフランス語化と考えられている。プティ・モラン川とサン=ゴン湿地帯に隣接するという村の地形が、そのままコミューン名の語源に刻まれていることになる。近代史においては、1914年9月の第一次マルヌ会戦でサン=ゴン湿地帯周辺が主要な戦場となり、ドイツ軍の進撃が阻まれた歴史的な場所でもある。この戦いは第一次世界大戦の大きな転換点のひとつとして記録されており、オイエはシャンパンの産地としてだけでなく、歴史的な土地としての側面も持っている。
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