Lisse-en-Champagne / リス=アン=シャンパーニュ

リス=アン=シャンパーニュは、ヴィトリャ地区に属するシャルドネ特化型の村。栽培面積の99%超をシャルドネが占め、オートル・クリュ格付けながら純粋な白ブドウ産地としての個性が際立つ。リス川沿いの穏やかな南東向き斜面で、約31haのブドウ畑が広がる。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Marne
区(Arrondissement)Vitry-le-François
郵便番号 : 51300
面積 : 8.29 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Saint-Lumier-en-Champagne, Saint-Amand-sur-Fion, Bassuet, Vanault-le-Châtel, Bassu,

「Lisse-en-Champagne」のぶどう畑

テロワールVitryat
格付け84% Autre Cru [?]
栽培面積31.4 ha
- Chardonnay31.2 ha (99.4%)
- Pinot Noir0.2 ha (0.6%)
- Pinot Meunier0 ha (0%)
- その他0 ha (0%)

特徴

栽培面積の99%超をシャルドネで占め、ピノ・ノワールをほぼ排した純粋な白ブドウ産地。南東向きの緩斜面と冷涼な気候が相まって、硬質でミネラル感の強い酸構造を持つシャルドネを育てる。果実の香りよりも骨格と張りが前面に出る直線的なスタイルで、リリース直後よりも数年の瓶内熟成を経てから真価を発揮するタイプが多い。凛とした緊張感を好む飲み手や、魚介料理との相性を重視する食中酒派に向いている。

テロワール

リス=アン=シャンパーニュの畑は村の北側と西側に展開し、穏やかな南東向きの斜面を形成する。標高126mに位置し、西側の畑は隣接するサン=タマン=シュル=フィオンの畑と連続しており、両コミューンの境界は地形的に明確ではない。コミューン内をリス川が流れ、その流域に沿った緩斜面がシャルドネの栽培に適した環境を生み出している。気候はケッペン分類Cfb(温帯海洋性気候)で、年間平均気温は10.3℃、年間降水量は802mm。日照時間は比較的少なく、年間を通じて降水が均等に分布するパリ盆地北東部の気候特性を持つ。春遅くまで霜のリスクが残る冷涼な環境でありながら、南東向きの斜面が日中の日照を最大限に取り込み、シャルドネの酸味と繊細な果実味をゆっくりと育む条件を整えている。

詳細

リス=アン=シャンパーニュはヴィトリャ地区に属するコミューンで、ヴィトリャの中心都市から北約11kmに位置する。コミューン全体の面積は829haと広いが、人口は約107人(2022年時点)にとどまる小村であり、農業と少数の栽培農家が村の経済を支えている。

ブドウ畑は村の北側と西側に広がり、リス川流域に沿った緩斜面が南東向きの日照を受ける。西側の畑はサン=タマン=シュル=フィオンの畑域と接しており、隣村との境界は地形的には連続している。栽培面積は31.40haで、そのうちシャルドネが31.20ha(99.4%)を占める。ピノ・ノワールはわずか0.20haにとどまり、実質的にシャルドネ単一品種の産地である。エシェル・デ・クリュは白黒ともに84%でオートル・クリュ格付けとなる。

生産者としては、レコルタン・マニピュランのOury-Arnouléが「De la Lisse」のブランド名でシャンパンを展開している。村の名を冠したブランドを掲げることで、リス川流域のテロワールとの結びつきを表現した造り手として知られる。

地名「リス(Lisse)」の起源は1142年の文書に「Licia」として初出し、1240年に「Lices」、1303年に「Lice」、1378年に「Lisses」、1462年に「Lissez」と変遷した。語源はゲルマン語の「Listja」(柵・バリアードを意味する語)に由来するとの説がある。現在の「リス=アン=シャンパーニュ」という名称に改称されたのは1977年のことである。また、第一次世界大戦中の1914年9月5日、ドイツ軍によって村が焼かれるという被害を受けた歴史も持つ。

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「Lisse-en-Champagne」を拠点とするシャンパン銘柄

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参考情報