Hourges / ウルジュ

ウルジュはモンターニュ・ド・ランス北西端、ヴァレ・ド・ラ・ヴェスルに属する小村。オートル・クリュながら、地区内では異例の高いシャルドネ比率を誇り、ピノ・ムニエ主体の土地に清澄なフレッシュさを加える独自の品種構成が特徴だ。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Marne
区(Arrondissement)Reims
郵便番号 : 51140
面積 : 4.34 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Unchair, Crugny, Serzy-et-Prin, Vandeuil, Breuil-sur-Vesle,

「Hourges」のぶどう畑

テロワールMontagne de Reims
- Vallée de la Vesle
格付け86% Autre Cru [?]
栽培面積30.1 ha
- Chardonnay10.5 ha (34.9%)
- Pinot Noir7.7 ha (25.6%)
- Pinot Meunier11.9 ha (39.5%)
- その他0 ha (0%)

特徴

シャルドネ(約35%)、ピノ・ノワール(約25%)、ピノ・ムニエ(約40%)という構成のなか、シャルドネの割合がこの地区では突出して高い点がウルジュのシャンパンに清澄な酸とフレッシュなフルーツ感を与える。ムニエの持つやわらかい果実の丸みに、シャルドネ由来の軽快さが加わる構造。アペリティフとして、また貝類や繊細な魚料理と合わせたいすっきりとした飲み口に仕上がりやすく、シャンパーニュ初心者にも親しみやすいスタイルだ。

テロワール

ウルジュのブドウ畑は村の南側と西側に分かれた2区画で構成される。標高84〜228 mの起伏ある地形のなか、ヴェスル川へ注ぐ小支流(Pré de Wassieux)沿いに南西・西向きを中心とした多様な斜面が広がる。年間日照時間は約1,707時間と、フランス全国平均を下回る冷涼気味の気候で、内陸型に傾いた海洋性気候の特性を持つ。 ヴァレ・ド・ラ・ヴェスル地区一帯ではピノ・ムニエが支配的だが、ウルジュではシャルドネが全体の約35%を占める。これはこの地区において際立った高比率であり、冷涼な気候条件下でシャルドネが生き生きと育つ地形・土壌条件が整っていることを示す。ピノ・ムニエの丸みとシャルドネの酸がともに成熟できる環境が、この村のブレンド多様性を支えている。

詳細

ウルジュはモンターニュ・ド・ランスの丘陵地帯北西端、ヴァレ・ド・ラ・ヴェスル地区に属する小村である。コミューン面積は434 haで、ヴェスル川の支流沿いに畑が開ける。ランスから約23 km、フィスムから約9 kmという位置にあり、北はブレイユ=シュル=ヴェスル、東はヴァンダイユ、南はセルジー=エ=プラン、南西はクリュニー、北西はオンシェエールと接する。シャンパーニュAOCの外縁に位置するため、隣接コミューンの一部はアペラシオン外にあたる。

テロワール

ブドウ畑は村南側と西側の2区画に分かれ、合計約30 haを占める。エシェル・デ・クリュは白・黒ともに86%のオートル・クリュ格付けで、周辺コミューンと同水準にある。標高は最高228 m(南部のモン・グルネ)で、小支流沿いの多様な斜面向きが品種ごとの熟成条件を変える。年間日照時間は約1,707時間と冷涼で、内陸型に傾いた海洋性気候のもと、酸をしっかり保持したブドウが育ちやすい環境にある。ヴェスル・エ・アルドル地区全体ではピノ・ムニエが主役だが、ウルジュはシャルドネが約35%を占め、地区内で特異な存在感を放つ。

主要生産者

Jean Lefebvreはウルジュを拠点とするネゴシアン・マニピュラン(NM)で、自社ラベルに加えてJean Richecourtブランドでもシャンパンを販売する二刀流スタイルをとる。現在11名の生産者が村内に拠点を置くが、生産者の多くは小規模な自家栽培農家であり、地区の冷涼条件を生かしたキュヴェを手がけている。

歴史

第一次世界大戦では従軍十字章(Croix de Guerre 1914–1918)を授与された村として記録に残る。1950年代初頭はブドウ畑所有者がわずか2名・約5 haという極めて小規模な農村だったが、1997年には26 ha、2013年には約30 haへと着実に拡大し、半世紀で栽培面積は約6倍に成長した。

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「Hourges」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報