テタンジェ・コレクション・「マッタ」　[1992]年 750ml（1998年発表）

Taittinger Collection 1992 / テタンジェ コレクション 1992はフランス北東部のシャンパーニュ地方で生産される発泡性のワイン、シャンパンです。生産者はTaittinger/テタンジェ(NM:ネゴシアン・マニピュラン)です。

当該商品は自社販売と在庫を共有しているため、在庫更新のタイミングにより、在庫切れの場合やむをえずキャンセルさせていただく可能性があります。 生産者 テタンジェ社 生産地 シャンパーニュ地方ランス市 AOC シャンパーニュ アッサンブラージュ の比率 グラン・クリュ格付け100％の畑から。 ＜1992ヴィンテージの場合＞ シャルドネ50％ テタンジェ社のマルケットリー産、コート・デ・ブラン産 ピノ・ノワール50％ モンターニュ・ド・ランスのマイィ等のグラン・クリュ畑産、マルヌ・ヴァレー産 生産工程 瓶の中の澱の上でゆっくりと5年以上熟成。 （1988ヴィンテージは、6年の熟成期間。） ※ 偉大なシャンパーニュを熟成させるのに最適な条件にあることからマグナム・ボトル（1500ml）に詰められる。 タイプ 辛口の濃厚な白の発泡酒 特　徴 ふくよかな果実味と共に、下草や、バージニアタバコのような香りがあり、非常に複雑で、力強く、男性的で寛大で円熟したスタイルで、口に含むと、繊細・豊満な印象で、蜂蜜や砂糖でまぶしたシトラス・フルーツの風味の味わい。 料　理 食前酒としては勿論のこと、レモンや塩を添えた揚げ物や天麩羅、ドレッシング仕立ての料理によくあう。 1992 ヴィンテージ情報 ヴィンテージチャート？／5点 フランスの南半分が悪天候の影響をうけた1992年の中でも、シャンパーニュ地方は例外的に免れた年。 収穫量は豊作で生産量も多かったが、力強さと穏やかな酸を持つ高品質になる可能性を秘めた並以上のシャンパンが誕生し、ヴィンテージ・イヤーの1つ。 　コレクション1992年は楽しく飲め、生き生きとしているが同時に調和が取れていて、エレガントで、酸味のある骨格が長期熟成を可能にしている。 スパイスや桃の種を思わせ、かつレモンの香りが感じれ、やや植物的な風味もあり、口に含むと、最初は生き生きとした活気を感じ、バランスが取れ、豊かで、良い余韻のある繊細な味わいで、その余韻から砂糖にまぶしたシトラス・フルーツや、甘草が感じられる。 1992 ボトルデザイナー ロベルト・マッタ　ROBERTO MATTA氏(1911-) 　最後の「テタンジェ・コレクション」、9番目のボトルをデザインしたロベルト・マッタ氏は、外交官の息子として、1911年チリのサンチアゴに生まれました。 1930年代初期にヨーロッパへ移り住み、1921年パリで誕生した元々のシュールレアリスト（超現実主義者）・グループに参加し、しばしば、南アメリカを思わせる不思議な感性をこのグループの活動にもたらしました。 パリの有名な建築家ル・コルビジュエのもとで建築家を志す一方で、パブロ・ピカソやマルセル・デュシャン、ガートルード・スタインやアンドレ・ブルトンらなどの当代きっての指折りの建築家、芸術家、作家と交流します。 この頃のマッタを、この新しいグループの設立者であるアンドレ・ブルトンは、「マッタの早期の作品は、本質的には彼の鉛筆の使い方は、動きのでたらめな力任せのシュールレアリスト」と評価しています。 また、マッタは、アンドレ・マッソン、マックス・エルンスト、ミレらとともに「抽象表現主義（アブストラクト・エクスプレッショニズム）」の冒険に魅了された若いアメリカ人画家たちのその世代全体を虜にしたことが広く一般に受け入れられ、こうして今やロベルト・マッタは、合衆国のみならず世界中の主要な美術館の収蔵作品とともに20世紀のもっとも有名な超現実主義者の巨匠の一人となっています。 第二次世界大戦後はパリに移住しフランス国籍を獲得し、世界的な活動を行い、彼の作品は、アメリカでは、ニューヨーク・メトロポリタン美術館、ニューヨーク現代美術館、マイアミ・ビーチ・コンヴェンション・センター・ホール、シカゴ美術館、シカゴ現代美術館、サン・フランシスコ現代美術館等で、一方ヨーロッパでは、パリのポンピドー・センターとロンドンのナショナル・ギャラリーに展示されています。 さらにマッタは、南アメリカの背景と彼の芸術の感覚におおきな影響を及ぼしているカリフォルニアとマイアミのラテン・アメリカ人社会に属することを非常に好み、故国チリ国内の大 学の芸術学部の創設に協力し、チリ美術界のレベルの向上に貢献している功労者でもあります 。 　シャンパンを愛するものへのマッタのメッセージが込められている「テタンジェ・コレクション1992」のボトルデザインは、明るい黄色の背景は、シャンパンの色そのもを表し、画面いっぱいに描かれたケシの花は、ノスタルジーへの憧れの象徴です。【限定品】テタンジェ・コレクション・ 「マッタ」　　1992年 （1998年発表）　 ■テタンジェ■ 　テタンジェ社は、1734年創業の250年もの歴史があり、パリのホテル・クリヨン、ホテル・コンコルド・ラファイエット、クリスタルグラスのバカラ、ルーブル銀行もテタンジェ・ファミリーが傘下においているフランス財界の名門が所有し、現在では数少なくなった家族経営のシャンパンハウスです。 ランス市郊外に所有するシャトー・ド・ラ・マルケットリー（寄せ木細工城）は、17世紀末、ベネディクト派の修道士のウダール師がシャンパンの製法を見つけたところとされ、オーヴィレール修道院のドン・ぺリニョン師と時期を同じくします。 　また、同じランス市に所有するシャンパーニュ伯爵の城の持ち主であった、シャンパーニュ伯爵ティボー4世の名にちなんで、テタンジェのプレステージ・シャンパーニュに「コント・ド・シャンパーニュ（シャンパーニュ伯爵）」と名をつけています。 ティボー4世は、また、十字軍に従軍し、遠くキプロスからこの地方に白ブドウ品種シャルドネ種を持ち帰った人物としても知られ、テタンジェ社のシャンパンは、このシャルドネを他のシャンパン・ハウスよりも多い比率で用いることで、繊細でエレガントさを醸しだしています。 卓越した品質を保つために、テタンジェ社は270haもの自社畑を所有し、その生産量の多く（40％）を自社で収穫したブドウで賄い、瓶詰後は、長い期間を自社の地下セラーにて熟成されます。 テタンジェ社のシャンパンは、日常のあらゆる場面で楽しまれているのは勿論、歴代のフランス大統領主催のエリゼ宮での公式晩餐会にも饗されています。 なお、カリフォルニアでも「ドメーヌ・カーネロス」で高品質のスパークリングおよびスティル・ワインを造ってます。 → テタンジェの歴史とINDEXへ　GO！ ■テタンジェ・コレクション■ 　偉大な収穫年（当たり年）の選りすぐったブドウから特別に造られるミレジメ（収穫年表示）・シャンパーニュとして、1978ヴィンテージより「テタンジェ・コレクション」と総し、世界的な現代芸術家にそのボトル・デザインを依頼している特別パッケージのシリーズを造っています。（プラスチックで、瓶に直接印刷する技術は日本のノウハウによるものです。） このアイデアは、現社長のクロード・テタンジェが、ランス大聖堂のステンドグラスをデザインしたマルク・シャガールとの出会いが生み出しました。

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