Vincent Brochet / ヴァンサン・ブロシェは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Écueilを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

Vincent Brochet / ヴァンサン・ブロシェ

Vincent Brochet

ヴァンサン・ブロシェ

ヴァンサン・ブロシェは、プティット・モンターニュ・ド・ランスのプルミエ・クリュ村エキュイユで4世代にわたりブドウを育てる家族経営のレコルタン・マニピュラン(栽培から醸造まで自ら手がける生産者)。長期熟成にこだわり、古酒ミレジムを得意とすることで知られる。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Petite Montagne de Reims / プティット・モンターニュ・ド・ランス
村51500 Écueil / エキュイユ [Premier Cru]
所在地28 rue de Villers-aux-Noeuds, 51500 Écueil (Google Maps)
公式サイト-
Mailcontact@champagne-vincent-brochet.com
Tel+33 (0)3 26 49 24 06, +33 (0)3 26 49 77 94(fax)
製造業者種別RM
生産者表記VINCENT BROCHET
関連銘柄familygroup

商品更新情報

特徴・スタイル

ヴァンサン・ブロシェのスタイルを特徴づけるのは、じっくりと時間をかけて磨き上げる「古酒ミレジム」への強いこだわりだ。セラーでの熟成期間は最低60ヶ月と、法定最低基準の4倍に相当する長さを確保し、ワインに複雑さと落ち着いた奥行きを与えている。畑ではピノ・ノワールを中心とした品種構成を軸に、土壌の多様性を大切にする環境配慮型の栽培を長年実践。この土台があるからこそ、ブリュットからエクストラ・ブリュット、ブリュット・ナチュール、ドゥミ・セック、ロゼ、ブランまで、幅広いレンジを一貫した品質で展開できる。

歴史・ブランドストーリー

シャンパーニュ地方プティット・モンターニュ・ド・ランスのプルミエ・クリュ村、エキュイユ。ヴァンサン・ブロシェは、この村に4世代にわたって根を張ってきたレコルタン・マニピュラン(栽培から醸造・瓶詰めまでを自社で行う生産者)の家系である。土地とブドウ樹への理解を代々受け継ぎながら、家族経営という小規模ならではの丁寧な造りを守り続けてきた。 現当主ヴァンサン・ブロシェのもとには、息子ガスパール・ブロシェも加わり、経営を共にしている。ガスパールは2017年に畑の一部を引き継ぎ、2022年からは自身のブランドでもワイン造りを始めており、次世代への継承が着実に進んでいる。 2023年の収穫期を目前に控えたタイミングで醸造所の改修が完了し、設備面でも新たな一歩を踏み出した。伝統を土台にしながら、時代に合わせて醸造環境を整えていく姿勢が、このメゾンの歩みを支えている。

詳細

シャンパーニュ地方プティット・モンターニュ・ド・ランスに位置するエキュイユ村は、プルミエ・クリュに格付けされる産地である。ヴァンサン・ブロシェは、この村で自社畑を営むレコルタン・マニピュラン、すなわち栽培からブレンド・醸造・瓶詰めまでの全工程を自社で手がける生産者だ。4世代にわたってこの土地に根を張ってきた家族経営という規模を活かし、大手メゾンのように広域からブドウを買い集めるのではなく、自社畑の一区画ごとの個性にじっくりと向き合う造りを続けている。土地の記憶を親から子へと引き継ぎながら、区画ごとの個性を熟知した目線で畑と向き合えることが、この家族経営ならではの強みとなっている。

自社畑の品種構成はピノ・ノワールを主体とし、シャルドネ、ピノ・ムニエを組み合わせる。畑の大部分はエシェル・デ・クリュの評価が高い区画に集中しており、単一の品種や区画に偏ることなく土壌の多様性を保つことを長年の方針として掲げてきた。異なる土壌・日照条件を持つ複数の区画を維持することは、収穫年ごとの気候の変動に対して安定した品質を確保するうえでも重要な意味を持っている。この90%という評価は、かつてブドウの格付けを示す指標として用いられてきたエシェル・デ・クリュ制度に基づくものであり、区画の質の高さを裏付ける一つの目安となっている。

栽培においては、除草剤に頼らない栽培を意味する「culture de la vigne propre(清潔なブドウ栽培)」と呼ばれる環境配慮型のアプローチに長年取り組んできた。土壌の生態系を守りながらブドウを育てるこうした姿勢は、HVE(Haute Valeur Environnementale、高環境価値)認証の取得という形でも裏付けられている。こうした栽培への取り組みは、目先の収量よりも、畑が持つ本来のポテンシャルを長期的に引き出すことを重視する姿勢の表れでもある。

栽培・醸造データ
品種構成ピノ・ノワール78%、シャルドネ18%、ピノ・ムニエ7%
エシェル・デ・クリュ90%
セラー熟成期間最低60ヶ月(法定最低基準の4倍)
認証HVE(Haute Valeur Environnementale)

醸造方針

収穫したブドウは、家族経営ならではの目の届く規模で丁寧に醸造される。中でも特徴的なのが、セラーでの熟成期間として最低60ヶ月を確保している点だ。これはシャンパーニュ法で定められた最低熟成期間15ヶ月の実に4倍に相当する長さであり、瓶内での二次発酵とその後の熟成にじっくりと時間をかけていることを意味する。若飲みでは得られない複雑な香りの層と、落ち着いた奥行きのある味わいは、こうした長期熟成へのこだわりから生まれている。瓶内で澱とともに長く寝かせる時間は、酵母由来のニュアンスとブドウ由来の果実味がゆっくりと調和していくプロセスでもあり、このメゾンのスタイルを形作る重要な工程となっている。

この長期熟成へのこだわりを土台に、ブリュット、エクストラ・ブリュット、ブリュット・ナチュール、ドゥミ・セック、ロゼ、ブランまで、いずれもプルミエ・クリュ格付けの幅広いレンジを展開する。中でも、通常よりも長い期間セラーで寝かせたミレジム・アンシエン(古酒ヴィンテージ)を得意とする造り手として、複数の観光・予約サイトで紹介されている。時間の経過とともに深まる熟成香を楽しめるスタイルは、ヴァンサン・ブロシェを象徴するものとなっている。甘辛のバリエーションから熟成感の異なるミレジムまで、飲み手の好みやシーンに合わせて選べる懐の深さも、このメゾンの魅力の一つとなっている。

見学・受け入れ

ヴァンサン・ブロシェでは、個別対応による見学・試飲を受け付けている。畑やセラーを間近に見ながら、造り手の哲学や熟成へのこだわりについて直接話を聞ける機会となっている。パノラマビューの試飲室を備えており、貸切での利用にも対応するなど、少人数のグループでじっくりとメゾンの世界観に浸れる体制を整えている。貸切利用は、記念日など特別な機会にメゾンの雰囲気を独占的に楽しみたい訪問者にも適している。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集