Vignon Père & Fils / ヴィニョン・ペール・エ・フィスは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Verzenayを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Vignon Père & Fils / ヴィニョン・ペール・エ・フィス

Vignon Père & Fils

ヴィニョン・ペール・エ・フィス

ヴィニョン・ペール・エ・フィスは、グラン・クリュ・ヴェルズネイの自社畑と独自の樽づくりにこだわるレコルタン・マニピュラン(栽培から醸造までを自ら手がける生産者)。全キュヴェをグラン・クリュ・ヴィンテージで揃える、凝縮感と樽の風味が魅力のメゾンだ。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
51360 Verzenay / ヴェルズネイ [Grand Cru]
所在地10 rue Colet, 51360 Verzenay (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-vignon.com/
Mailvignon.marquises@orange.fr
SNS@champagne_vignon_pere_et_fils_
Tel+33 (0)3 26 49 80 39, +33 (0)3 26 49 46 20(fax)
製造業者種別RM
インポーターアールアンドダブリュ株式会社
生産者表記Earl Michel Vignon

商品更新情報

特徴・スタイル

ヴィニョン・ペール・エ・フィスのシャンパーニュは、ヴェルズネイの北向き斜面が育む凝縮感ある骨格に、樽由来の奥行きあるテクスチャーが重なるスタイルだ。自社所有林の樫材を使い、専門の樽職人集団が手がけた独自の樽で半分を熟成させる手法は、シャンパーニュ地方でも珍しい取り組みである。全キュヴェがグラン・クリュ・エクストラブリュット・ヴィンテージという一貫した方針を掲げ、単一区画や単一村の個性を映すラインナップを通じて、土地の輪郭がそのままグラスに立ち現れるような一本を目指している。

歴史・ブランドストーリー

ヴィニョン家は、シャンパーニュ地方に数世紀にわたり根を下ろしてきた家系である。ブドウ栽培は代々受け継がれてきたが、それが本格的な家業へと発展したのは前世紀に入ってからのことだった。1946年、一家は初めて自らのシャンパンを商業化し、メゾンとしての歴史をここに刻み始める。 以来、栽培から醸造までを一貫して手がける姿勢は世代を越えて受け継がれ、現在は家系3代目がその舵を取る。2001年からメゾンを率いるステファン・ヴィニョンは、ヴェルズネイの畑を守り育てながら、樽づくりという独自の挑戦にも踏み出した人物だ。複数の美食団体の会員として、また海外の美食団体のパートナーとしても活動し、シャンパーニュの魅力を発信し続けている。

詳細

ヴィニョン・ペール・エ・フィスは、マルヌ県モンターニュ・ド・ランス地区のグラン・クリュ、ヴェルズネイに本拠を置くレコルタン・マニピュラン(RM、栽培から醸造・瓶詰めまでを自ら手がける生産者)である。ヴィニョン家は数世紀前からシャンパーニュ地方に根を下ろしてきた家系だが、ワイン造りが本格的な家業として確立したのは前世紀に入ってからのことで、1946年に自社のシャンパンを初めて商業化したことでメゾンとしての歴史が始まった。現在は家系3代目にあたり、経営体としてはEARL(有限責任農業経営体)の形をとりながら、栽培から醸造までを一貫して自社で管理する体制を維持している。

自社畑6.70haは、主にヴェルズネイとヴェルジィという2つのグラン・クリュにまたがる。なかには平均樹齢40年を超える古木の区画も含まれ、これらの区画が生む凝縮した果実がメゾンの骨格を支えている。栽培の主体は長年畑に根を張ってきたピノ・ノワールで、ここにシャルドネを組み合わせることで、力強さのなかに繊細さと奥行きを加えている。

こうした畑を支えるのは、認証の有無にとらわれない実践的な栽培方針である。栽培において有機・ビオディナミ・レゾネといった公式認証こそ取得していないものの、毒性や発がん性が指摘される薬剤の使用は行わず、畑と働き手双方への負荷を抑える方針を貫いている。環境認証についてはHVE(高環境価値)または持続可能な栽培にかかる認証への移行を現在進めている段階にあり、より体系立った形での取り組みへと発展させようとしている。

栽培・実績データ
自社畑面積6.70ha
平均樹齢40年超(一部区画)
国際メダル受賞数121個(品評会初出品から7年間、2024年時点)
星付きレストラン取引数7軒

醸造方針

ヴィニョン・ペール・エ・フィスの醸造は、区画ごとの個性を最後まで生かすパーセラリー・ヴィニフィケーションを基本とする。収穫した果実は区画単位で分けて仕込まれ、全体の半分は樽と澱の上で熟成させることで、複雑味と厚みのあるスタイルを作り上げる。発酵・熟成にはステンレス・ホーロータンクと樫樽を併用し、使用する樽の一部には自社所有林から伐採した樫材を用いる。この樽は専属の樽職人集団に製樽を委ねたもので、シャンパーニュ地方でも珍しい独自の取り組みだ。仕込みには天然酵母を用い、清澄・濾過は行わない。補糖についても自然が許す限り抑える方針を取っており、ブドウ本来の熟度と土地の個性を、余計な手を加えずにそのままグラスへと届けることを目指している。

ラインナップは3つの系列で構成される。「レ・マルキーズ」はブリュット・ドゥミセック・エクストラブリュットからなる基幹シリーズ、「レ・パーセレール」は単一区画ごとの個性を映すシリーズ、「レ・テロワール」は村単位の特徴を打ち出すシリーズだ。いずれもグラン・クリュ・エクストラブリュット・ヴィンテージという方針を軸に据え、ヴェルズネイの北向き斜面に由来する凝縮感ある骨格と、樽由来のテクスチャーを一貫して表現している。

受賞歴・評価

地方紙の報道(2024年)によれば、ヴィニョン・ペール・エ・フィスは品評会への初出品からわずか7年間で121個の国際メダルを獲得している。この実績はメゾンの規模を考えれば際立ったものであり、すでに星付きレストラン7軒との取引にもつながっている。こうした評価は、栽培から醸造までを自社で一貫して手がける姿勢の積み重ねを物語っている。

2001年からメゾンを率いるステファン・ヴィニョンは、複数の美食団体の会員であり、海外の美食団体のパートナーでもある。造り手としての活動にとどまらず、美食の世界そのものへの関わりを深めながら、メゾンの価値を国内外に伝え続けている。こうした国内外への発信の広がりは、ヴェルズネイという小さな産地から生まれるメゾンの存在感を、着実に高めている。

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