Rémy Massin / レミ・マサンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Ville-sur-Arceを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Rémy Massin / レミ・マサン

Rémy Massin別名:Rémy Massin et Fils

レミ・マサン別名:レミ・マサン・エ・フィス

レミ・マサンは、コート・デ・バールのヴィル=シュル=アルスに5世代続く家族経営のRM(レコルタン・マニピュラン、栽培から醸造まで一貫して手がける生産者)。自社畑の75%を占めるピノ・ノワールを主軸に、化石を含む土壌が育む塩味と長い余韻が持ち味のシャンパーニュを生み出している。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
村10110 Ville-sur-Arce / ヴィル=シュル=アルス
所在地34 Grande Rue, 10110 Ville-sur-Arce (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-massin.com/
Mailcontact@champagne-massin.com
SNS@champagneremymassinetfils
Tel+33 (0)3 25 38 74 09, +33 (0)3 25 38 77 67(fax)
製造業者種別RM
インポーター有限会社ワイナリー和泉屋
生産者表記SCEV CHAMPAGNE RÉMY MASSIN ET FILS

商品更新情報

特徴・スタイル

レミ・マサンのスタイルを象徴するのは、自社畑の75%を占めるピノ・ノワールだ。台地の硬質な石灰岩と、丘陵斜面のキンメリジャン期泥灰岩には、微小な化石カキ「Exogyra virgula」が数多く含まれ、シャンパーニュに塩味と長い余韻をもたらしている。シャルドネがアッサンブラージュに繊細さとバランスを添え、希少なピノ・ブランは単一品種キュヴェとしてその個性を発揮する。区画ごとに個別醸造を行い、主にステンレスタンクでブドウ本来の純粋な味わいを引き出す造りが特徴だ。

歴史・ブランドストーリー

レミ・マサンの物語は、1865年生まれの初代ルイ=アリスティード・マサンがヴィル=シュル=アルスでブドウ栽培を始めたことに始まる。1894年、フィロキセラ禍が畑を壊滅させたが、アメリカ台木への接木によって再建を果たした。2代目マリウスは乏しい収入の中、借入までして畑を買い足し規模を広げた。その情熱を継いだ3代目レミは大きな転機をもたらす存在となる。 それまで収穫したブドウを売るだけだった家業から一歩を踏み出し、自らのキュヴェを育てる決断を下して、1974年にRMとして「メゾン・レミ・マサン・エ・フィス」を創業した。4代目のシルヴェールとフロランスの姉弟が、栽培・醸造と経営・輸出を分担して受け継ぎ、現在は5代目のセドリックとマリオンが加わり、5世代にわたる家族の歴史を紡いでいる。セドリックはアヴィズでの栽培醸造課程とカリフォルニアでの醸造経験を、マリオンは醸造学の国家資格とニュージーランドでのビオディナミ実践の経験を携え、それぞれの視点をメゾンにもたらしている。

詳細

レミ・マサン(Rémy Massin)は、コート・デ・バールのオーブ渓谷、アルス川とウルス川の流域に位置するヴィル=シュル=アルスを拠点とするRM(レコルタン・マニピュラン)。コート・デ・バールはシャンパーニュ地方の中でも南に位置し、ピノ・ノワールを主体とした栽培が盛んな産地として知られる。経営母体は民事農事共同経営組合(SCEV)の形態をとる家族経営で、自社畑はヴィル=シュル=アルスを中心にランドゥルヴィルにも区画を展開しており、面積は22ha(一部の資料では20haとする記載もある)にのぼる。品種構成はピノ・ノワールが75%を占めて主軸となり、シャルドネが20%、希少品種であるピノ・ブランが5%を占めている。

台地上部は硬質なポートランディアン期の石灰岩、丘陵の斜面はキンメリジャン期の泥灰岩(マール)からなり、いずれも微小な化石カキ「Exogyra virgula」を多く含んでいる。この化石を含む土壌が、シャンパーニュに塩味と長い余韻をもたらす要因とされる。栽培では2006年から除草剤の不使用に取り組み、殺虫剤も用いず、軽度の耕起や早期の除葉といったプロフィラクシー(予防的措置)を重視した持続可能なブドウ栽培を実践している。こうした管理は、化学的な介入に頼らず病害を未然に防ぐという発想に基づいており、畑そのものの生命力を保つことにつながっている。

栽培への取り組みは認証の面でも裏付けられている。2006年からの除草剤不使用を土台に、2016年にはHVE(Haute Valeur Environnementale、環境価値の高い農業を認定するフランスの制度)を取得し、シャンパーニュ地方独自の持続可能な栽培認証であるVDC(Viticulture Durable en Champagne)も取得している。

栽培・生産データ
自社畑面積22ha
品種構成ピノ・ノワール75%/シャルドネ20%/ピノ・ブラン5%
瓶内熟成期間平均30ヶ月(一部キュヴェは6年以上)
年間キュヴェ数12種
認証HVE(2016年取得)、VDC

醸造方針

収穫したブドウは区画ごとに個別に醸造され、原産地固有の個性とテロワールの典型性が保たれる。醸造は主にステンレスタンクで行われ、ブドウ本来の純粋な味わいを引き出すことが重視されている。アッサンブラージュ(ブレンド)は家族総出で行われ、毎年12種のキュヴェが生み出される。瓶詰め後は平均30ヶ月にわたり「シュル・ラット」(澱を残したままの瓶内熟成)で熟成され、一部のキュヴェは6年以上の長期熟成を経てからリリースされる。また1995年からは、初代ルイ=アリスティード・マサンへのオマージュとして、ピノ・ノワールの複数ヴィンテージを重ねる永続ブレンド(レゼルヴ・ペルペチュエル)による仕込みも導入されており、リザーヴワインの厚みがブレンドに複雑味を与えている。

家族による醸造体制

アッサンブラージュの判断には、5代目のセドリックとマリオン、4代目のシルヴェールとフロランスがともに携わっている。栽培と醸造の技術面はセドリックが中心となり、アヴィズでの栽培醸造課程修了後にカリフォルニアで積んだ経験を生かしている。マリオンは醸造学の国家資格を持ち、ニュージーランドでのビオディナミ実践の経験を踏まえて醸造面に加わる。世代を超えた視点が毎年のアッサンブラージュに反映され、12種のキュヴェそれぞれの個性を形づくっている。こうした体制が、伝統と革新を両立させるメゾンの姿勢を映し出している。

受賞歴・評価

『ギド・アシェット・デ・ヴァン』では、複数のキュヴェが継続的に「1つ星(vin très réussi)」の評価を獲得している。フランスの著名なレストランガイド『ゴ・エ・ミヨ』にも掲載されており、メゾン全体としての評価の高さを裏付けている。こうした評価は特定のヴィンテージに限らず、複数のキュヴェにわたって安定して得られている点が特徴だ。

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