Rémi Leroy / レミ・ルロワは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Meurvilleを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Rémi Leroy / レミ・ルロワ

Rémi Leroy

レミ・ルロワ

レミ・ルロワは、シャンパーニュ南部コート・デ・バールのムールヴィル村に拠点を置く家族経営の造り手です。父の代まではブドウを売っていた畑を受け継ぎ、2009年から自身の名でシャンパーニュを造り始めました。低収量で完熟させた果実を、清澄も濾過もせず、糖分の補いを抑えて仕上げます。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Bar-sur-Aubois / バール・シュル・オウボワ
村10200 Meurville / ムールヴィル
所在地4 rue Fontaine, 10200 Meurville (Google Maps)
公式サイトhttp://champagne-remi-leroy.fr/
Mailcontact@champagne-remi-leroy.fr
SNS@rleroychampagne
Tel+33 (0)6 81 21 56 07, +33 (0)3 25 27 43 88(fax)
製造業者種別RM
インポーター有限会社ヴォルテックス
生産者表記SCEV BEL'ROY

商品更新情報

特徴・スタイル

味わいの核にあるのは、低い収量で完熟させた果実がもたらすコク(ヴィノジテ)です。とりわけブリュットは果皮由来の色素が濃く、着色を施さなくても自然に琥珀を帯びた色合いになります。 そこに、糖分の補いを最小限に抑えた仕立てが重なります。甘みで角を隠さないぶん、果実の凝縮と土壌由来のミネラル感がそのまま味わいの輪郭になり、時間とともにゆっくり開いていきます。法定の熟成期間を大きく超えてセラーで寝かせてから出荷されるのも、この長熟の性格を見越してのことです。

歴史・ブランドストーリー

ムールヴィルの畑は、長らくブドウを売ることで一家の暮らしを支えてきました。父の代までは収穫の大半をネゴシアンに委ね、自らの名を冠した瓶を持たない造り手だったのです。 転機は当主の学びからでした。アヴィーズの栽培学校で畑を学び、醸造にも関心を広げて、2006年にボルドー大学で醸造学のディプロムを取得します。名門メゾンや自然派の造り手のもとで研修を重ねたのち、2008年に父母から持分を譲り受け、家業の経営を担うことになりました。 2009年、自身の名を冠したシャンパーニュの醸造が始まります。ただし最初から全量を自家で瓶詰めしたわけではありません。ブドウの販売を続けながら、2014年時点では約3haぶんのみを自らのキュヴェに充て、収穫に納得がいくごとに自家醸造の割合を広げていきました。2014年末には単独で経営を担う体制となり、いまでは畑のほぼ全体が自身のシャンパーニュへ向かっています。

詳細

畑はムールヴィルとその周辺に約9haが広がり、上部ジュラ紀に由来する粘土石灰質の土壌に根を下ろしています。斜面の大半を占めるのは、ブルゴーニュのシャブリと共通するキンメリジャン層です。一方、村を見下ろす台地には純粋なポルトランディアン層が現れ、こちらはより痩せた土壌をつくります。ひとつの村のなかで異なる時代の地層が並ぶ構成は、シャンパーニュ地方では珍しいものです。

植えられているのはピノ・ノワールを主体に、シャルドネとピノ・ムニエ。平均樹齢は約23年です。植え替えのたびにシャルドネの比率を高める方針がとられ、看板となるキュヴェでは最低30%のシャルドネを配合することが目標に掲げられています。

栽培で一貫しているのは、収量を抑えて完熟した健全な果実を得ることです。有機質の資材は必要なぶんだけ入れ、冬の剪定は熟練の作業者が担います。除葉や芽かきで房まわりの風通しを確保し、耕耘と自然に生える草の管理を組み合わせ、病害虫には発生後に叩くのではなく予防を重視した防除で臨みます。生き物の多様性を活かした畑づくりが、この方針を支えています。

栽培データ
自社畑面積約9ha
品種構成ピノ・ノワール約70%/シャルドネ約20%/ピノ・ムニエ約10%
平均樹齢約23年
年間生産量約1万本
発酵・熟成容器小型ステンレスタンク/オーク樽(228L、300〜350L)

醸造方針

収穫したブドウは待たせずに圧搾され、そこから先はポンプを使わずすべて重力で移送されます。液体に負荷をかけない扱いによって酸化を抑え、亜硫酸の使用量も年々減らしてきました。近年はセラーの自然な温度や微生物のはたらきをより重視する方向へと、造りが少しずつ移り変わっています。

発酵は小型のステンレスタンクと、ブルゴーニュ産のオーク樽(228L、および300〜350L)に分けて行われます。いずれも澱とともに寝かせ、タンクでは微細な澱が、樽ではやや粗めの澱がワインに厚みを与えます。マロラクティック発酵は実施され、清澄も濾過も一切行いません。

瓶詰めは春に行われます。規定の最低瓶熟期間を大きく超えてセラーで熟成させたうえでデゴルジュマン(澱抜き)を行い、その際のドサージュ(糖分の補い)はシャンパーニュ全体の水準よりかなり低く抑えられます。これは一部のキュヴェに限った話ではなく、全キュヴェ共通の方針です。澱を抜いたあとも数か月は瓶の中で休ませ、味わいが落ち着いてから出荷されます。

区画ごとの造り分けとラベルの考え方

目指しているのは、ひとつの区画とひとつの収穫年をそのまま映す「パーセレール」のシャンパーニュです。区画ごとに台木も樹齢も仕立ても変えて栽培し、その違いを均さずに瓶へ落とし込みます。単一の区画から生まれるキュヴェは、その年その場所の条件をほかで補えないぶん、畑での判断がそのまま味わいに出ます。

複数年のリザーヴワインを含むブリュットについても、基準となる収穫年を裏ラベルに明記する方針がとられています。ヴィンテージを名乗らない一本であっても、どの年の畑を核にしているのかが飲み手に伝わるようにするための姿勢です。

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