J. De Telmont / J・ド・テルモンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Dameryを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

J. De Telmont / J・ド・テルモン

J. De Telmont

J・ド・テルモン別名:ジ・ド・テルモン

J・ド・テルモンは、マルヌ川右岸のダムリー村に1912年創業した家族経営のシャンパーニュメゾン。100年以上にわたり畑を守り抜いてきた哲学を受け継ぎながら、いち早くオーガニック栽培へ舵を切り、ギフトボックスの全廃や風力帆船での輸送など、環境に配慮した姿勢で存在感を放っている。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ
村51480 Damery / ダムリー
所在地1 avenue de Champagne, 51480 Damery (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-telmont.com/
Tel+33 (0)3 26 58 40 33, +33 (0)3 26 58 63 93(fax)
製造業者種別NM
生産者表記S.A. DE TELMONT
資本グループRémy Cointreau 傘下
関連銘柄Telmont
関連銘柄familygroup

商品更新情報

特徴・スタイル

J・ド・テルモンが目指すのは、程よい緊張感と瑞々しさを併せ持つ味わいだ。濃厚さや重さに寄りかからず、骨格のしっかりとした構造と、軽やかな飲み心地とが同居する、洗練されたスタイルを描く。 その根底にあるのが「In Nomine Terrae(母なる自然の名のもとに)」という哲学。ステンレスタンクでの伝統的な醸造や手作業によるルミュアージュなど、土地の個性を素直に映すための丁寧な仕事の積み重ねが、澄んだ果実味とエアリーな存在感を生み出している。

歴史・ブランドストーリー

物語は1911年、シャンパーニュ地方を揺るがした「シャンパーニュ暴動」から始まる。混乱のさなか、作曲家アンリ・ルオピタルは「Gloire au Champagne」という一曲に生産者への品質へのメッセージを込め、翌1912年、その思いを胸に自らの名を冠したメゾンをダムリー村に興した。 跡を継いだ息子アンドレは、第二次世界大戦下でフランス最古の騎馬連隊「キュイラシエ」に従軍。復員後の1947年、自社の優良区画にちなんでブランド名を定め、連隊の紋章は今も受け継ぐロゴの原点となった。以来セルジュ、ベルトランとパスカルの兄弟へと、四代にわたり畑と哲学が引き継がれてきた。 転機は2014年、ベルトランによる自社畑のオーガニック転換だ。2017年には最初の区画でAB認証を取得し、2020年にレミィ・コアントロー・グループの傘下に入ってからも、ベルトランはセラーマスターとして醸造を率い続けた。2025年、後任が副責任者から昇格して引き継ぎ、同年、シャンパーニュメゾンとして初めてリジェネラティブ・オーガニック認証のブロンズレベルを取得。創業から続く自然への敬意を、新たな形で証明している。

詳細

J・ド・テルモンは、マルヌ川右岸のダムリー村に畑を構えるシャンパーニュメゾンである。エペルネの程近く、村を見下ろす丘陵地帯の8つのクリュに自社畑が広がり、白亜質の土壌がブドウに独特のミネラル感を授けている。栽培はダムリー周辺にとどまらず、契約栽培パートナーを含めるとシャンパーニュ地方4地域30以上のクリュに及び、総管理面積は80haを超える。

栽培面では、除草剤を使わず性フェロモンによる自然な害虫防除や銅を用いた病害対策を採用し、有機肥料や草生栽培によって土壌の浸食を防いでいる。剪定枝は粉砕して畑に還元するなど、土地そのものを育てる視点を大切にしている。2014年にオーガニック転換へ着手して以来、その歩みは着実に進み、2025年時点で自社畑の81%、契約畑の72%が認証済みまたは転換中となった。2031年までに自社・契約畑ともに100%の認証取得を目指している。

生産者区分はネゴシアン・マニピュラン(NM)。2020年にレミィ・コアントロー・グループの傘下に入ってからも、栽培・醸造の哲学は創業家の血脈のもとで受け継がれている。

栽培・生産データ
総契約栽培面積80ha超(2021年時点)
栽培クリュ数30以上(4地域)
自社畑オーガニック比率81%(2025年時点)
契約畑オーガニック比率72%(2025年時点)
オーガニック完全移行目標年2031年
ノン・ヴィンテージ熟成期間3年以上
ヴィンテージ熟成期間6年以上
ルミュアージュ回転数約25回転/本
ラインナップ6カテゴリー・9キュヴェ
ホーンビーム植樹本数2,500本
軽量瓶重量800g

醸造方針

収穫はすべて手摘みで行われ、ステンレスタンクを用いた古典的な手法でマロラクティック発酵を経て醸造される。熟成期間はAOC法定最低基準の2倍にあたるノン・ヴィンテージで3年以上、ヴィンテージでは6年以上を確保し、じっくりと時間をかけて瓶内の複雑味を育てる。

ルミュアージュ(動瓶)とデゴルジュマン(澱抜き)はいずれも伝統的な手作業で行われ、1本につき4〜6週間かけて約25回転させるという丁寧な工程を守り続けている。さらに、各ボトルのラベルには個体ごとのシリアル番号を付与し、組成や醸造プロセスの詳細を前面ラベルに明記するという独自のトレーサビリティ手法を採用。飲み手が一本一本の背景をたどれる透明性を大切にしている。

ラインナップはレゼルヴ、ブラン・ド・ブラン、ブラン・ド・ノワール、ビオ、コンフィデンシャル、ヴィノテークの6つのカテゴリー、計9キュヴェで構成される。無添加SO2で仕上げるコンフィデンシャルや、単一年の長期熟成に向けたヴィノテークなど、幅広い個性を持つキュヴェを取り揃えている。

サステナビリティへの取り組み

サステナビリティへの取り組みは、ハウスの個性を語るうえで欠かせない要素になっている。2021年にはギフトボックスを全廃し、透明瓶の製造も取りやめて、800gの軽量瓶を共同開発した。同年6月には航空輸送を全廃し、2025年10月からは米国向け出荷に風力を利用した帆船を採用するなど、物流面でも環境負荷の低減を進めている。使用する電力はすべて再生可能エネルギー由来に切り替え済みだ。

こうした姿勢はSBTiの手法にもとづく目標にも表れており、2030年のカーボンポジティブ、2050年のネットポジティブを掲げる。2022年には環境保護活動家としての立場から著名な俳優が少数株主として名を連ね、ブランドの方向性に共感を寄せている。

こうした取り組みは、土地と生物多様性の保全、パッケージのエコデザイン化、再生可能エネルギーへの転換、生産・物流チェーンの見直し、トレーサビリティの強化という5つの柱に体系立てられている。畑ではホーンビームを2,500本植樹するなど、生物多様性の保全にも力を注いでいる。

受賞歴・評価

評価の面でも、国際的な舞台でハウス全体の実力が認められている。著名な国際コンクールでは2022年・2023年にゴールドメダルを獲得したほか、国際的なワインコンクールでは2018年・2020年にブロンズメダルを受賞している。複数の著名なワインガイドでも高い評価を受けており、20点満点で15.5〜16.5点という水準の採点が寄せられている。

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キュヴェ一覧

エリタージュ・ブリュット・ミレジメ Heritage Brut Millesime

Heritage Brut Millesime / エリタージュ・ブリュット・ミレジメ

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