Hugues Godmé / ユーグ・ゴドメは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Verzenayを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Hugues Godmé / ユーグ・ゴドメ

Hugues Godmé別名:Godme Pere et Fils

ユーグ・ゴドメ別名:ゴドメ・ペール・エ・フィス

ユーグ・ゴドメは、グラン・クリュ村ヴェルズネイで5世代続いてきた家族経営から、2006年に有機栽培へ、2014年にビオディナミへと大きく舵を切った造り手。北向き斜面のチョーク質土壌が生む引き締まった酸とミネラル感を、低ドザージュ・無濾過のナチュラルな造りでそのまま表現する。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
51360 Verzenay / ヴェルズネイ [Grand Cru]
所在地10 Rue de Verzy, 51360 Verzenay (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-hugues-godme.com/
MailHUGUES.GODME@WANADOO.FR
SNS@champagnehuguesgodme
Tel+33 (0)3 26 49 48 70, +33 (0)3 26 49 45 30(fax)
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

ゴドメのシャンパーニュを一言で表すなら、北向き斜面が育む「引き締まった酸」と、白亜質土壌由来の「塩気を帯びたミネラル感」。全房を優しく圧搾し、果汁はポンプを使わず重力だけで移す。区画ごとに仕込み、天然酵母にまかせた自発的な発酵とマロラクティック発酵を経て、無濾過・無清澄のままボトリングする。 ドザージュは0〜4g/L程度と控えめで、レモンの皮をかじったような鮮烈な酸と、噛みしめるようなミネラルの余韻が持ち味。飾らないナチュラルな造りが、そのまま土地の個性を映し出している。

歴史・ブランドストーリー

ヴェルズネイでのブドウ栽培は19世紀に遡り、事業としては1930年に創業した。エミール、ジョゼフ、ベルトランと受け継がれてきた家族経営に、1976年、栽培学校を卒業したユーグ・ゴドメが加わる。以来40年にわたり栽培と醸造を担い続けてきた。 実家の畑は兄妹で分割され、ユーグは自らの持ち分およそ7.5haで独立した経営を興す。2006年に有機栽培へ、2013年にAB認証、2014年にはデメテール認証とBiodyvin加盟を経てビオディナミへと転換し、慣行農法だった一族の歩みから明確に袂を分かった。控えめな人柄ながら、その果実の質はほかの優良生産者からも求められるほど評価が高い。2021年、娘のリュシルがエノロジー課程を終えて参画し、直感に基づくビオディナミの経験に最新の醸造科学の視点を重ね始めている。

詳細

ユーグ・ゴドメの一族は19世紀からヴェルズネイでブドウ栽培を営んでおり、事業としては1930年に創業してから5世代にわたって畑を受け継いできた。自社畑は、グラン・クリュ格付けのヴェルズネイを中心に、同じくグラン・クリュのヴェルジィとボーモン=シュル=ヴェル、プルミエ・クリュのヴィレ=マルムリーとヴィル=ドマンジュの計5つのコミューンにまたがり、約40区画に分散する。内訳はシャルドネが約3.00ha、ピノ・ノワールが約2.80ha、ピノ・ムニエが約1.80haで、シャルドネ比率がやや高いバランスとなっている。5つの村と多様な区画に畑を広げることで、一つの土地に依存しないブレンドの幅と複雑性を確保している。

モンターニュ・ド・ランス北面らしい白亜質の土壌に粘土層を伴い、白亜が排水性とアルカリ性、ミネラル感をもたらす一方、粘土層が保水力と養分をしっかりと土に蓄える。北向きの斜面は日照が穏やかなぶん、酸をしっかり保ったブドウが得られやすく、ヴェルズネイらしい骨格の強さにつながっている。樹齢は平均30年ほどだが、なかには60年を超える古樹の区画も残り、凝縮感のあるブドウを支えている。

栽培は2006年に有機農法へ転換し、2013年にはフランス農業省が定めるAB認証を取得。2014年にはデメテール認証を得てビオディナミへと移行し、ビオディナミ生産者団体Biodyvinにも加盟した。除草剤・殺虫剤・化学肥料はいっさい使わず、畝間には緑肥を育てて土壌の生物相と生物多様性を保つ。灌漑も行わない、自然に寄り添う栽培方針を一貫して貫いている。5代目当主ユーグ・ゴドメは40年以上にわたり自らこの畑の栽培と醸造を担い、控えめな人柄ながら、生み出すブドウの質の高さは周囲の優良生産者からも一目置かれている。2021年にはエノロジー課程を修了した娘のリュシルが加わり、父が培ってきた直感的なビオディナミの経験に、最新の醸造科学の視点を重ねている。

栽培・醸造データ
自社畑面積約7.5〜7.6ha
区画数約40区画
品種構成シャルドネ約40%/ピノ・ノワール約37%/ピノ・ムニエ約24%
平均樹齢約30年(最古60年超)
栽培認証AB認証(2013年)、デメテール認証・Biodyvin加盟(2014年)
ドザージュ0〜4g/L
瓶内熟成期間3〜8年

醸造方針

収穫したブドウは全房のまま優しく圧搾し、果汁の移送はポンプを使わず重力にまかせる。区画ごとに個別に醸造し、ブレンドは発酵を終えた段階で行う。発酵は培養酵母を使わず自然な野生酵母にゆだね、中性のオーク樽とエナメルを内張りしたセメントタンクを併用する。マロラクティック発酵も人為的に促したり止めたりせず、自然な経過にまかせている。

亜硫酸の添加は最小限にとどめ、無濾過・無清澄のままボトリングする。ドザージュはキュヴェによって0〜4g/L程度と控えめで、多くがエクストラ・ブリュットからブリュット・ナチュールの領域に収まる。瓶内熟成はコアとなるキュヴェで3〜5年、ミレジメや単一区画のキュヴェでは5〜8年ほどかけてじっくりと仕上げる。

レンジ構成

ラインナップは、日常的に楽しめるコア・レンジから、樽熟成を経たガストロノミー向けキュヴェ、単一年のミレジメ、そして特定の区画だけで仕立てる単一区画のパーセレールまで幅広い。パーセレールはすべてドザージュ0のブリュット・ナチュールで仕上げられ、区画ごとの個性をそのまま映し出す造りとなっている。低ドザージュ・ノンフィルター・ノンフィニングという哲学は、どのキュヴェにも一貫して貫かれている。

評価

独立系の優良生産者としてDecanterで紹介されているほか、Wine Enthusiastはロゼについて、瑞々しさと熟した果実のバランス、レッドカラントの風味や凝縮感を評価している。ワインジャーナリストのTyson Stelzer氏が手がけるThe Champagne Guideにも、生産者として名を連ねている。海外の専門メディアからも一定の評価を集めている。

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