ラエルト・フレールの拠点となる、シャヴォの小高い斜面にある、粘土石灰質の畑。アルバンヌやプチ・メリエなど、畝ごとに違う品種を植えています。18％シャルドネ、18％ピノ・ムニエ、15％プチ・メリエ、14％ピノ・ノワール、17％ピノ・ブラン、10％フォントー、8％アルバンヌを使用。樽熟、バトナージュを行い、6ヶ月間澱と共に熟成。マロラクテイック発酵は行わず、ドサージュは4g。2005年から、ソレラ式を行っているリザーブ・ワインを3分の1使用しています。 【テイスティング・コメント】 レモンのコンフィ、グレープフルーツの皮、洋梨、りんごのコンポート、白桃、少しの蜜やユリのような、華のある香りに、イーストの香りがアクセントにあり、若干の白コショウ、軽くローストしたカシューナッツなど、エレガントで細やかな香りが広がります。味わいは、ジューシーさとミネラルを伴う酸が力強く、グレープフルーツのような、柑橘系の皮や果肉の味わいが主体で、ミネラル感と、白コショウのようなスパイスの味わいが重なります。膨らみとキレのバランスがよく、引き締まった均整の良いスタイルの中に、気品が感じられます。余韻にも、しっかり...