Val-des-Marais / ヴァル=デ=マレ

ヴァル=デ=マレは、コート・デ・ブランの最南端に位置するプルミエ・クリュ村。栽培面積のすべてがシャルドネ100%という純白のテロワールを誇り、1977年に4つのコミューンが合併して生まれたユニークな歴史を持つ。モン・エメの丘の南斜面にぶどう畑が広がる、個性的な産地だ。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Marne
区(Arrondissement)Épernay
郵便番号 : 51130
面積 : 39.85 km2
Coomune内の主要な地区
Coligny, Aulnizeux, Aulnay-aux-Planches, Morains,
隣接するクリュ(Coomune)
Fère-Champenoise, Pierre-Morains, Écury-le-Repos, Bannes, Étréchy, Vert-Toulon, Bergères-lès-Vertus,

「Val-des-Marais」のぶどう畑

テロワールCôte des Blancs
格付け90% Premier Cru [?]
栽培面積29.7 ha
- Chardonnay29.7 ha (100%)
- Pinot Noir0 ha (0%)
- Pinot Meunier0 ha (0%)
- その他0 ha (0%)

特徴

シャルドネ100%のテロワールから生まれるシャンパンは、コート・デ・ブランらしい明快な酸とミネラルのニュアンスを軸にしている。最南端という立地ゆえ、地区中央部の村と比べてやや熟度の高い果実感が加わりやすく、酸の緊張感にほどよいボリュームが溶け込んだスタイルに仕上がりやすい。純粋なシャルドネのキャラクターを楽しみたい飲み手や、繊細な魚介料理から厚みのある白身料理まで、幅広い食の場面に寄り添えるシャンパンを求める人に向いている。

テロワール

ヴァル=デ=マレの畑は、北東に隣接するベルジェール=レ=ヴェルテュとの境界に位置するモン・エメの丘の南側斜面に集中している。この独立丘が北からの冷たい風を遮ることで、南向き斜面の畑は安定した日照を享受できる。コート・デ・ブランの最南端という立地は、地区内の他村と比べてより大陸性気候の影響を受けやすく、夏の昼夜の温度差がやや大きくなる傾向がある。全栽培面積29.70 haは100%シャルドネで構成されており、ピノ・ノワールもピノ・ムニエも植えられていない。コート・デ・ブランに広がる白亜質土壌の保水・排水特性が、シャルドネに特有の鋭いミネラル感と引き締まった酸の骨格を与えている。

詳細

ヴァル=デ=マレは、コート・デ・ブランの最南端に位置するプルミエ・クリュのコミューンで、緯度・経度は北緯48.88度・東経4.00度に位置する。総面積3,985 haのコミューンに人口は約570人。コート・デ・ブランの中心地エペルネから南東方向に広がる地区の、まさに末端に当たる。

現在のヴァル=デ=マレは、1977年にオルネー・オー・プランシュオルニズーコリニーモランの4つのコミューンが合併して誕生した。合併前にシャンパン用ぶどう畑を実際に保有していたのはコリニーのみであり、現在の栽培面積29.70 haはそのコリニーに由来する。このため、ヴァル=デ=マレはしばしばコリニーとも呼ばれることがある。

テロワールと畑の立地

ぶどう畑はモン・エメの丘の南側斜面に集中している。モン・エメは北東方向に隣接するベルジェール=レ=ヴェルテュとの境界に位置する独立丘で、コート・デ・ブランの景観を象徴するランドマーク的な存在だ。南向きの傾斜は日照を確保しつつ、丘が北風を遮る役割を果たしている。栽培されるのはシャルドネのみで、ピノ・ノワールピノ・ムニエの記録は存在しない。

格付けの変遷

エシェル・デ・クリュの制度が存続していた時代、ヴァル=デ=マレは白ぶどう90%・黒ぶどう87%という非対称な格付けを持っていた。2010年にエシェル・デ・クリュ制度が廃止されたのちは、現行制度の下でプルミエ・クリュとして統一的に分類され、白黒ともに90%として扱われている。シャルドネ専業のテロワールである以上、黒ぶどうの格付けが実質的に問われることはなく、コート・デ・ブランにおけるプルミエ・クリュとして認知されている。

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「Val-des-Marais」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報