Jaulgonne / ジョルゴンヌ
基本情報
| 地域圏(Région) | Hauts-de-France |
| 県(Département) | Aisne |
| 区(Arrondissement) | Château-Thierry |
| 郵便番号 : | 02850 |
| 面積 : | 1.78 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Chartèves, Courtemont-Varennes, Barzy-sur-Marne, Le Charmel, |
「Jaulgonne」のぶどう畑
| テロワール | Vallée de la Marne - Vallée de la Marne Ouest |
| 格付け | 83% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 49.1 ha |
| - Chardonnay | 1.4 ha (2.9%) |
| - Pinot Noir | 5.4 ha (11%) |
| - Pinot Meunier | 42.3 ha (86.2%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
ジョルゴンヌはフランス北部、オー=ド=フランス地域圏エーヌ県に属するシャトー・ティエリー郡の小村で、人口は約672人(2023年)。ヴァレ・ド・ラ・マルヌの中でも西部エリア「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエスト」に分類され、マルヌ川右岸(北側)の渓谷出口に位置する。マルヌ川とベル・オーヌ川(ru de la Belle Aulne)が村の地形を規定しており、深く切り込んだ渓谷地形が東西からの風を遮る形で局所的なマイクロクライメットをつくり出している。北に隣接するバルジー=シュル=マルヌとの境界はなだらかで、南の左岸側とはマルヌ川を挟んだ距離感となっている。
テロワール
総栽培面積49haの畑は村周辺にいくつかのブロックに分かれ、主に南東向きの緩やかな斜面に広がる。標高の幅は62〜211mとヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストの中でも変化が大きく、斜面低位から中位にかけてピノ・ムニエ(42.30ha・全体の約86%)が植わり、少量のピノ・ノワール(5.40ha)とシャルドネ(1.40ha)が補完的に栽培される。土壌は粘土質と石灰質の混合で、右岸特有の保水力を持ち、ムニエが好む安定した水分供給環境を提供している。格付けはオートル・クリュ(エシェル・デ・クリュ白黒ともに83%)で、隣接するグラン・クリュ村と格付けの差があるものの、ムニエ主体の個性派スタイルを求める生産者が選ぶ産地として独自のポジションを持つ。右岸のこのエリアでは粘土層が表土に比較的厚く堆積していることが多く、ムニエの細根が養分と水分を緩やかに取り込める環境が整っている。
主要生産者
Christian Briardはジョルゴンヌを代表する生産者で、村のテロワールを最も鮮明に体現する存在だ。看板キュヴェ「アンブル(Cuvée Ambre)」はピノ・ムニエ主体(2004・2005年ヴィンテージではムニエ66%)のヴィンテージ・シャンパンで、熟成を経てドライフルーツとオレンジピール系のニュアンスを帯びた複雑な味わいへと発展する。シャンパン以外にも、コトー・シャンプノワ(ピノ・ノワールとピノ・ムニエによるスティル赤ワイン)や、ヴィンテージ日付入りラタフィア(地ブドウ果汁にコニャックを加えた甘口リキュール)を手がけており、シャンパーニュ地方の伝統的な副産物まで視野に収めた造り手だ。生産者数が4軒と少ないジョルゴンヌにおいて、村外のワイン愛好家への情報発信という面でも中心的な役割を果たしている。
歴史
ジョルゴンヌは15世紀には国王の所領(seigneurie du roi)であり、フランス革命まではブイヨン公爵家の管理下に置かれていた歴史を持つ。1870年の普仏戦争ではプロイセン国王とビスマルク宰相がヴェルサイユへ向かう途中この村を通過したことが記録されている。第一次世界大戦では村の95%が破壊されるという甚大な被害を受け、戦後はムーリエール石(pierre meulière)を主な建材として再建された。現在のサン=ジャン=バティスト教会もこの戦後再建の一環として建てられている。村の紋章にはラテン語のモットー「Parva sed formosa(小さいが美しい)」が刻まれており、幾度の戦禍を経ながら村の誇りを保ち続けてきた姿勢が表れている。
詳細を閉じる