Bergères-sous-Montmirail / ベルジェール=ス=モンミライユ

ベルジェール=ス=モンミライユは、ヴァル・デュ・プティ・モラン地区の最西端に孤立するオートル・クリュの村。AOCの村々から距離を置くこの場所で、ピノ・ムニエが畑の約6割を占め、丸みとフルーティさを身上とするシャンパンが静かに造られている。辺境ゆえの個性を、ぜひ探しに来てほしい。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Marne
区(Arrondissement)Épernay
郵便番号 : 51210
面積 : 10.52 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Montmirail, Boissy-le-Repos, Vauchamps, Le Gault-Soigny,

「Bergères-sous-Montmirail」のぶどう畑

テロワールVal du Petit Morin
格付け82% Autre Cru [?]
栽培面積41.7 ha
- Chardonnay4.1 ha (9.8%)
- Pinot Noir13.1 ha (31.4%)
- Pinot Meunier24.5 ha (58.8%)
- その他0 ha (0%)

特徴

栽培面積の約59%をピノ・ムニエが占め、ピノ・ノワール約31%、シャルドネ約10%という構成。ここで生まれるシャンパンは赤系果実の丸みとやわらかい口当たりが前面に出るスタイルで、硬質な酸やミネラルよりも親しみやすさを特徴とする。ピノ・ノワールが適度な骨格を添えるものの、全体に果実味主導のアプローチだ。エシェル・デ・クリュ82%のオートル・クリュとして、大手メゾンのブレンド素材にも静かに重宝されてきた産地でもある。飾り気のない果実の素直さを楽しみたい飲み手や、デイリーに開けるカジュアルなシャンパンを探している人に響くスタイルだ。

テロワール

ベルジェール=ス=モンミライユは、プティ・モラン川の右岸、コミューン全体で1,052 haに及ぶ広い行政面積を持つが、ブドウ畑は北東のブータヴァン・ハムレット周辺に41.70 haの一塊として集中している。標高は127mから227mの範囲で、渓谷の両サイドでは200mを超える高台となる。 このコミューンの地理的な際立ちは「孤立性」にある。隣接するモンミライユボワシー=ル=ルポ、Vauchamps、Le Gault-SoignyはいずれもシャンパーニュAOCの対象外であり、ヴァル・デュ・プティ・モランの他のシャンパーニュ村からも地理的に離れた立地にある。エペルネからは約42km南東、セザンヌから21km、モンミライユから7kmの距離に位置する。 畑は緩やかな南向き斜面で、渓谷の丘陵地形が日照を確保しつつ冷涼な空気を遮る構造をなしている。こうした環境がピノ・ムニエに適した穏やかな成熟条件をもたらし、厚みよりも親しみやすさを優先するスタイルのシャンパンを育てる。

詳細

ベルジェール=ス=モンミライユは、ヴァル・デュ・プティ・モランの最西端に位置するシャンパーニュ村。プティ・モラン川右岸の丘陵地帯に立地し、エペルネから南東に約42km、コート・ド・セザンヌの中心セザンヌから21km、隣町モンミライユからは7kmの距離にある。行政面積は1,052 haと広いが、AOCとして認定された畑は41.70 haと限られており、北東のブータヴァン・ハムレット周辺に一塊でまとまっている。

地区分類上はヴァル・デュ・プティ・モランに属するが、ユニオン・デ・メゾンはセザネ地区(Sézannais)に分類する。隣接するモンミライユ、ボワシー=ル=ルポ、Vauchamps、Le Gault-SoignyはいずれもシャンパーニュAOC対象外であり、この村はヴァル・デュ・プティ・モランの中でも他のシャンパーニュ村から切り離された孤立した立地にある。

畑は標高127mから227mの範囲にあり、緩やかな南向き斜面が特徴。渓谷両岸では200mを超える高台となり、日照を確保しながら冷涼な空気を適度に遮る地形構造をなしている。ピノ・ムニエ主体の栽培(全体の約59%)はこうした穏やかな成熟環境に適した選択といえる。

地元の代表的な生産者として知られるのがダニエル・シャンピオン(Daniel Champion)。ブータヴァン・ハムレットに拠点を置き、5 haの自社畑でブドウを栽培し、ヴィンテージ・シャンパンも手がける小規模生産者だ。この孤立した産地の個性を体現する存在として、地区を知る愛好家の間でその名が知られている。

村の歴史

村名「Bergères」はオイル語の「bergière(羊小屋)」に由来し、1194年に「Bergeriæ」として初めて文書に記録されている。その後「Bergieres sous Mommiral」(1334年)、「Bergers lez Montmirel」(1634年)など複数の表記変遷を経て現在の名称に至った。「sous Montmirail(モンミライユの下)」という語尾は、隣のモンミライユ町との歴史的な地理的従属関係を示している。

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「Bergères-sous-Montmirail」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報