Roger Coulon / ロジェ・クーロンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Vrignyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Roger Coulon / ロジェ・クーロン

Roger Coulon

ロジェ・クーロン

ロジェ・クーロンは、モンターニュ・ド・ランスのヴリニー村を拠点に、200年以上にわたり自社畑のブドウだけでシャンパーニュを造り続けてきた家族経営メゾン。109の区画それぞれに宿る天然酵母だけで醸し、ビオロジック栽培への転換によって土地そのものの個性を瓶に映し出す造り手だ。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Petite Montagne de Reims / プティット・モンターニュ・ド・ランス
51390 Vrigny / ヴリニー [Premier Cru]
所在地12 rue de la vigne du Roy, 51390 Vrigny (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-coulon.com/
Mailcontact@champagne-coulon.com
SNS@champagnerogercoulon
Tel+33 (0)3 26 03 61 65, +33 (0)3 26 03 43 68(fax)
設立1806
製造業者種別RM
インポーター野村ユニソン株式会社
株式会社ラフィネ
生産者表記Éric Coulon

商品更新情報

特徴・スタイル

ロジェ・クーロンが目指すのは、化学的な添加物や濾過・清澄剤に頼らない、ナチュラルワインさながらの造り。109ある区画それぞれの畑に棲みつく天然酵母だけで、ゆっくりと自然に発酵させることで、その土地の個性をそのまま瓶に閉じ込める。 派手な泡立ちよりも、ミネラル感のある引き締まった味わいと控えめな発泡感を大切にし、収穫年ごとの季節の表情がグラスの中に映し出される。無濾過で仕上げられた一杯は、飲むたびに畑の記憶をたどるような静かな余韻を残す。

歴史・ブランドストーリー

クーロン家がヴリニー村でヴィニュロンとしての歩みを始めたのは1806年(一説には1810年)のこと。以来200年以上にわたり、一つの村に根を張り続けてきた家族経営のメゾンだ。約1世紀前には、現当主エリック・クーロンの祖父・曾祖父にあたるマルセル・クーロンが「レ・シャン・シュヴァリエ」の区画でキュヴェ「エリタージュ」の醸造手法を確立し、その技法は今も受け継がれている。 1995年にはピノ・ムニエを対象にソレラ・システム「エリ・ホディエ(Heri-Hodie)」を導入し、時を重ねたブレンドづくりに挑んだ。2000年代に入ると環境志向の栽培へと舵を切り、2019年には自社畑全体をビオロジック栽培へ転換。現在も転換の途上にある。 そして今、エリック・クーロン夫妻の子であるエドガーとルイーズの姉弟が9代目として経営に加わっている。ルイーズはディジョンでワイン・スピリッツを学びバンドールで醸造経験を積んで2019年に帰郷し、エドガーはブルゴーニュのフィリップ・パカレ氏のもとで全房醸造を学び、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドでの経験を経て2016年に家業へ合流した。

詳細

ロジェ・クーロンは、モンターニュ・ド・ランスのヴリニー村を本拠に、独立生産者の団体であるヴィニュロン・ザンデパンダンに加盟する、独立資本の家族経営メゾンである。自社畑は約11haで、本拠地ヴリニーのほか、同じくモンターニュ・ド・ランスのプルミエ・クリュ村であるクロム=ラ=モンターニュ、パルニー=レ=ランス、ヴィレ=アルラン、そしてコート・デ・ブランのグラン・クリュ村シュイィの計5村に区画を持つ。

畑は109区画に細分化され、うち26区画は樹齢40年を超える。中でも「レ・ランゲ」は自根樹(francs de pied)で樹齢60年、「レ・リモン」は65年、「ル・ヴィラージュ」は82年に達し、平均樹齢は約40年、最も古い区画は1924年植樹の記録が残る。

2019年からは自社畑全体をビオロジック栽培へ転換し、現在も転換の途上にある。アグロフォレストリーを取り入れ、土壌そのものの自給自足性と生態系の相互作用を重視している。マサル・セレクションによる自家育苗や収量を抑えた剪定、天然の草生栽培・施肥を実践し、化学的な介入を極力避けた畑づくりを続けている。モンターニュ・ド・ランスとコート・デ・ブランという性格の異なる産地に畑を分散させることで、単一の産地に偏らない、複数の個性を組み合わせたアッサンブラージュを可能にしている。

本拠地ヴリニーはエシェル・デ・クリュ90%のプルミエ・クリュに格付けされ、村全体の栽培面積90.4haのうちおよそ68%をピノ・ムニエが占めている。

栽培・生産データ
自社畑面積約11ha
区画数109区画
品種構成ピノ・ムニエ40%、シャルドネ30%、ピノ・ノワール30%
平均樹齢約40年(最古区画は1924年植樹)
リザーブワイン運用年数約25年(ソレラ・システム)
保有圧搾機2基

醸造方針

収穫したブドウは圧搾機2基を用いて約4時間かけてゆっくりと搾汁し、最初に搾り出されるファースト・キュヴェのみを自社キュヴェに使用する。発酵は109ある区画それぞれのリュー・ディに由来する天然酵母のみで行われ、培養酵母は一切添加しない。ゆっくりとした自然発酵によって、区画ごとの個性を丁寧に引き出している。祖父の代に「レ・シャン・シュヴァリエ」の区画で確立されたキュヴェ「エリタージュ」の醸造手法も、この自然な発酵を土台に今なお受け継がれている。

熟成に使う新樽は、まずコトー・シャンパノワの醸造に用いられ、3年を経てからシャンパーニュ用に回される。リザーブワインはステンレスタンクを用いたソレラ・システム「エリ・ホディエ(Heri-Hodie)」により長期にわたって運用され、複数ヴィンテージが折り重なった深みを生み出す。1995年にピノ・ムニエを対象に始まったこの手法も、今も骨格を支える存在だ。

ヴィニフィケーションでは区画ごとに精緻なアサンブラージュを行い、無濾過・清澄剤不使用を貫く。木樽やステンレスタンク、卵形容器などを使い分けながら、ペルペチュアル・リザーブ(継ぎ足し式のリザーブワイン)も活用する。ドサージュはエクストラ・ブリュットのみ、あるいは無ドサージュにとどめ、ブドウと畑が持つ本来の味わいを前面に出す造りを徹底している。

国際的な活動

ロジェ・クーロンは、エグリ=ウリエやジャック・セロス、ジャクソン、ラルマンディエ=ベルニエといった少数精鋭の生産者とともに、「トレ・ダンジョン」と呼ばれる生産者グループの一員に名を連ねている。このグループでは2013年にスペインのヘレス、2015年にオーストラリア、2019年に日本で、現地の醸造家との交流試飲会を開催するなど、国境を越えた活動を続けてきた。

ヴリニーの本拠地には、ゲストハウス「ル・クロ・デ・テール・スデ」も併設されており、畑を訪れる人々が滞在しながらメゾンの世界観に触れられる場となっている。こうした国際的な交流は、ヴリニーという一つの村にとどまらない視野を、日々のワイン造りにもたらしている。こうした姿勢は、一つの村に根ざしながらも世界に向けて開かれたメゾンの気風を映し出している。

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キュヴェ一覧

ブラン・ド・ノワール・ブリュット・ミレジメ Blanc de Noir Brut Millésime

Blanc de Noir Brut Millésime / ブラン・ド・ノワール・ブリュット・ミレジメ

ブラン・ド・ブラン ドザージュ:Brut シャルドネ 100%
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