Philippe Gonet / フィリップ・ゴネは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Le Mesnil-sur-Ogerを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Philippe Gonet / フィリップ・ゴネ

Philippe Gonet

フィリップ・ゴネ

フィリップ・ゴネは、グラン・クリュのル・メニル=シュル=オジェを拠点に兄妹二人が営むシャンパーニュメゾンです。コート・デ・ブランを中心とした自社畑のシャルドネを、マロラクティック発酵を行わず低ドサージュに仕上げ、張りのある酸とミネラル感を引き出しています。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
村51190 Le Mesnil-sur-Oger / ル・メニル=シュル=オジェ [Grand Cru]
所在地1 rue Brèche d'Oger, 51190 Le Mesnil-sur-Oger (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-philippe-gonet.com/
Tel+33 (0)3 26 57 53 47, +33 (0)3 26 57 51 03(fax)
設立1830
製造業者種別NM
インポーターアールアンドダブリュ株式会社
ヴィノラム
生産者表記SAS PHILIPPE GONET

商品更新情報

特徴・スタイル

シャルドネの個性を最大限に生かすため、マロラクティック発酵をあえて行わず、糖分もぎりぎりまで抑えて瓶詰めするのが持ち味です。この造りから生まれる張りのある酸とミネラル感が、フィリップ・ゴネのシャンパーニュに共通する骨格になっています。看板キュヴェには、複数年・複数区画のぶどうを組み合わせながら年号を明記しない仕立てのものがあり、単年の個性に頼らない安定した味わいをねらいます。木樽での熟成も一部に採り入れ、酸の印象をやわらげながら複雑さを重ねています。

歴史・ブランドストーリー

一族とシャンパーニュの関わりは1830年、ヴェルテュの栽培農家の娘とゴネ家の結婚に始まります。後にシャルル・ゴネがル・メニル=シュル=オジェの栽培農家の娘と結婚したことで拠点をこの村へ移し、当時はまだ非発泡のヴァン・ナチュールづくりが中心でした。転機となったのは1971年、農業技師で教員でもあった父フィリップ・ゴネが経営を継ぎ、シャンパーニュ生産を本格的に広げたことです。畑はこの時期に約20haへ拡大し、オジェ、ヴェルテュを含むコート・デ・ブランの基盤に加え、1956年にはオーブ県のモンギューへ、1970年代にはコート・ド・セザンヌへ、さらにピノ・ノワール主体のヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュへと産地を広げました。まもなく経営を引き継いだ兄妹のピエール・ゴネとシャンタル・ゴネ゠ブレジョンは、1993年にピエールが初収穫を担うところから歩みを始め、以来、兄妹二人でメゾンを受け継いできました。

詳細

自社畑は約19〜20ha・45区画に及び、拠点であるグラン・クリュのル・メニル=シュル=オジェを中心に、オジェやヴェルテュを含むコート・デ・ブランのシャルドネ畑を基盤としています。これに加えてオーブ県のモンギュー、コート・ド・セザンヌ、ピノ・ノワールを主体とするヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュにも自社畑を持ち、単一地区に偏らない原料構成を築いています。畑ではHVE3とVDCの認証を取得し、環境負荷を抑えた栽培に取り組んでいます。自社畑で賄いきれないピノ・ノワールなどの品種は外部から購入するぶどうで補っており、その割合は仕込み全体の約2割にとどまります。現在は兄のピエール・ゴネが醸造を、妹のシャンタル・ゴネ゠ブレジョンが営業を担い、二人三脚でメゾンを運営しています。

栽培・醸造データ
自社畑総面積約19〜20ha
区画数45区画
コート・デ・ブラン基盤(オジェ、ル・メニル=シュル=オジェ、ヴェルテュ)計7ha
認証HVE3・VDC
買いぶどう比率仕込み全体の約2割
ミレジメ物比率全体の約3%
醸造用タンク容量50hL(区画別仕込み対応)
木樽熟成期間(看板キュヴェ)6か月
ドサージュ(看板キュヴェのエクストラ・ブリュット)3g/L

醸造方針

醸造では、老朽化したホーロー槽から温度管理が可能なステンレスタンクへ設備を更新し、区画ごとに分けて仕込む体制を整えました。1995年からは白のグラン・クリュ「ロワ・ソレイユ」を皮切りに木樽(フードル)での熟成も採り入れ、酸を穏やかにしながら厚みを加える造りへと幅を広げています。看板キュヴェの一つは、白であれば3つの村の畑、3年分の収穫、3つの区画のぶどうを組み合わせるアッサンブラージュで、リンゴ酸を残したままマロラクティック発酵を行わずに仕上げるという明快なコンセプトを掲げています。年号を明記したミレジメ物は少なく、複数年・複数区画を組み合わせた年号を付けないキュヴェが生産の柱です。

受賞歴・評価

2024年版のGuide Hachette des Vinsでは、シャンパーニュ部門の「今年の造り手」に選ばれました。同年版では、先の3つの畑・3年・3区画を組み合わせた白のエクストラ・ブリュット仕立てのキュヴェも、注目のワインに贈られるお気に入り賞を受けています。「ロワ・ソレイユ」は、評論家ロバート・パーカーから、そのスタイルを体現した一本という評を得ています。

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