Monmarthe / モンマルトは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Ludesを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Monmarthe / モンマルト

Monmarthe

モンマルト

モンマルト(Monmarthe)は、モンターニュ・ド・ランスのリュードを拠点に18世紀から7世代続く家族経営のレコルタン・マニピュラン(RM)。伝統的なアッサンブラージュと単一区画を軸にしたテロワール表現を両輪に、家族の物語をボトルに映し出すシャンパーニュを手がける。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
51500 Ludes / リュード [Premier Cru]
所在地38 Rue Victor Hugo, 51500 Ludes (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-monmarthe.com/
SNS@champagnemonmarthe
Tel+33 (0)3 26 61 10 99, +33 (0)3 26 61 12 67(fax)
製造業者種別RM
インポーター株式会社ヴィノスやまざき

商品更新情報

特徴・スタイル

モンマルトのシャンパーニュは、家族経営らしい伝統重視の姿勢を軸とする。看板の「シークレット・ド・ファミーユ」に代表される伝統的なアッサンブラージュに加え、単一区画・単一ヴィンテージにこだわる「テロワール」シリーズも展開する。区画・品種・ヴィンテージ・醸造法という4つの要素を掛け合わせ、リュードとタイシーに広がる畑それぞれの個性を一本ごとに描き出す試みだ。世代を重ねながらも、土地の声に耳を傾ける姿勢は変わらない。

歴史・ブランドストーリー

モンマルト家がリュードに定住したのは1737年のこと。ルイ15世の時代からブドウ畑を持つヴィニュロンだったが、当時の生業の中心はワインの運搬業だった。転機は1930年、エルネスト・モンマルトが自身の名を冠したシャンパーニュを立ち上げ、初めて自社瓶詰めに踏み切ったことに始まる。 1960年、レオンとアンヌ・マリーの代に生産量は年6万本に到達。1960年代には息子ギィが家業に加わり、新設備の導入や販路拡大で近代化を後押しした。1989〜1990年には孫のジャン=ギィ・モンマルトが第6世代当主として経営を継承し、輸出市場への展開も本格化。2014年には隣接生産者から畑4haを継承している。 2022年、ジャン=ギィの子ゴーティエ・モンマルトが第7世代として家業に加わった。栽培学・醸造学・商学を修め、海外経験も積んだうえでの合流だった。

詳細

モンマルトの自社畑は、モンターニュ・ド・ランスに連なる丘陵地帯のうち、リュードを中心とするエリアに広がっている。畑の大半を占めるリュードに加え、隣接するタイシーにも区画を持ち、いずれもプルミエ・クリュに格付けされる恵まれた立地だ。畑は22区画に分かれて点在しており、栽培しているのはシャンパーニュを代表する3品種、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ。3品種がほぼ均等な比率で植えられている点が、モンマルトの畑構成の特徴となっている。こうした畑構成が、モンマルトの造るシャンパーニュに厚みのある味わいをもたらしている。

単一区画・単一ヴィンテージを軸にした「テロワール」シリーズを手がける同メゾンにとって、22の区画それぞれが持つ土壌や日照、樹齢の違いを見極めることは、栽培の出発点であり醸造設計の核でもある。区画ごとの個性を丁寧に読み解く姿勢が、家族経営ならではのきめ細かな畑仕事を支えている。

栽培においては環境への配慮を明確な方針として掲げ、全畑でHVE(高環境価値)認証を取得済みだ。加えて、生物多様性・カーボン・水という3つのフットプリントを柱に、120項目以上のチェックポイントをカバーするヴィティカルチュール・デュラブル・アン・シャンパーニュ(VDC)の認証も取得。畑仕事の負荷を継続的に見直しながら、次の世代に引き継ぐ畑づくりを続けている。二つの認証を両輪に据えることで、目先の収量だけでなく、畑の持続可能性そのものを高めていく姿勢を明確にしている。

現在の17haという畑面積は、代々受け継がれてきた区画に加え、2014年に近隣の生産者から引き継いだ4haの畑を組み込むことで築かれたものだ。世代を追うごとに少しずつ広がってきた畑は、家族の歴史そのものを映す構成といえる。

栽培・生産データ
自社畑面積17ha(リュード15ha、タイシー2ha)
区画数22区画
品種構成ピノ・ノワール35%、シャルドネ35%、ピノ・ムニエ30%
年間平均出荷本数約16万本
環境認証HVE(2014年取得、全畑対象)、VDC(2021年取得)

醸造方針

モンマルトのシャンパーニュ造りは、家族に伝わる伝統的なアッサンブラージュを軸としている。看板キュヴェ「シークレット・ド・ファミーユ」に代表される伝統的な仕立てに加え、区画・品種・ヴィンテージ・醸造法という4つの要素を掛け合わせた「テロワール」シリーズを展開し、単一区画・単一ヴィンテージならではの表情を引き出すことにも力を注ぐ。世代を重ねるごとに新しい設備を取り入れながらも、家族経営ならではの丁寧な手仕事を守り続けている点が特徴だ。

こうした哲学を体現するのが、看板の「シークレット・ド・ファミーユ」だ。複数のヴィンテージやリザーヴワインを織り交ぜた伝統的なアッサンブラージュにより、モンマルトらしい安定感のある味わいに仕上げる。一方で「テロワール」シリーズは、収穫年やブレンドに頼らず、一つの区画・一つの年・一つの品種が持つ個性をそのまま瓶に閉じ込める試みであり、両者は対照的でありながら、モンマルトという一つの家族が育んできた畑への向き合い方を映し出している。

醸造から出荷まで一貫して家族の手で行われており、年間の平均出荷本数は約16万本。決して大規模ではない生産規模だからこそ、一本ごとに目が行き届く丁寧な仕事が可能になっている。

受賞歴・評価

モンマルトのシャンパーニュは、RM生産者を対象とするヴィニュロン・アンデパンダン品評会(Concours des Vignerons Indépendants)において、複数年にわたりメダルを獲得してきた。家族で育てた畑のブドウを、家族の手で仕込むという一貫した生産体制が、こうした評価の土台になっている。

フランスで広く読まれるワインガイド「ギド・アシェット・デ・ヴァン」にも、1990年代後半のヴィンテージ以降、複数の年版にわたって継続的に掲載されている。単発の評価にとどまらず、長年にわたり安定した評価を積み重ねてきたことが、モンマルトというメゾンの信頼性を裏づけている。

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