Maurice Choppin / モーリス・ショパンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Dameryを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

Maurice Choppin / モーリス・ショパン

Maurice Choppin

モーリス・ショパン

モーリス・ショパンは、ダムリー村で7世代続く家族経営のRM(レコルタン・マニピュラン)。当主バンジャマン・ショパンのもと、全キュヴェを樽で発酵・熟成し、無濾過・無清澄で瓶詰めする自然な造りを貫く。力強さとミネラル感を兼ね備えたスタイルが持ち味。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ
51480 Damery / ダムリー
所在地29 rue Alphonse Perrin, 51480 Damery (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-choppin.fr/
MailMarine.choppin@outlook.fr
SNS@champagnemauricechoppin
Tel+33 (0)9 51 64 07 38, +33 (0)9 54 64 07 38(fax)
製造業者種別RM
インポーターアークセラーズ株式会社

商品更新情報

特徴・スタイル

モーリス・ショパンが目指すのは、飾らない「vin naturel(自然なワイン)」としてのシャンパーニュだ。ラインナップはすべてエクストラ・ブリュットを基調とし、樽での自生酵母発酵と自然な乳酸発酵を経て、無濾過・無清澄のまま瓶詰めされる。人工的な調整を極力排したこの造りが、力強さと丸みを兼ね備えた味わいを生み出す。 畑では除草剤を使わず耕耘で土を守り、化学的な資材にも頼らない栽培を実践。土壌由来のミネラル感がグラスの中にまっすぐ映し出される。

歴史・ブランドストーリー

モーリス・ショパンの物語は、ダムリー村で7世代にわたり受け継がれてきた家族経営の歴史そのものである。屋号は先代当主モーリス・ショパンの名に由来し、その志を継いだのが現当主バンジャマン・ショパンだ。バンジャマンはわずか23歳でドメーヌに戻り、若くしてかじ取りを任されると、先代から受け継いだ畑と設備を土台にしながらも、自身が思い描くシャンパーニュ像を形にする挑戦を始めた。以来、栽培から醸造、瓶詰めまでを一貫して自らの手で担う姿勢を貫いている。 今では妻マリーヌ・ショパンも経営に加わり、夫婦二人三脚でドメーヌを支える体制を築いている。世代を重ねるごとに磨かれてきた技術と、若い当主ならではの新しい発想。その両方を併せ持つ点こそが、このメゾンの物語を特徴づけている。

詳細

モーリス・ショパンは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ(右岸)に位置するダムリー村を拠点とするRM(レコルタン・マニピュラン)である。RMとは、自社で栽培したブドウのみを用いて栽培から醸造、瓶詰めまでを一貫して手掛ける生産者を指す呼称で、モーリス・ショパンもこの一貫生産の姿勢を大切にしている。自社畑はダムリー村を中心としながら、サン=マルタン=ダブロワ、ヴィネ、バンソン=エ=オルキニーという複数のコミューンにまたがって点在し、合計6.5haを所有する。主要品種のシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエに加えて、シャンパーニュ地方でも栽培例の少ない希少品種プティ・メリエとアルバンヌも育てており、限られた面積の中に多様な区画と品種構成を凝縮させている点が特徴だ。

畑の土壌は石灰質、粘土石灰質、砂礫質と区画ごとに性質が異なる。モーリス・ショパンはこの違いを画一的に均さず、むしろ個々の「リュー・ディ」が持つ個性をそのままキュヴェに映し出すことを大切にしており、区画単位で分けたヴィニフィカシオンを行う方針を採っている。同じ自社畑の中でも収穫時期や醸造の進め方を区画ごとに変え、ブレンドで個性を均一化させるのではなく、それぞれの土地の輪郭を保ったままワインに仕立てている。土地の声に耳を傾けるようなこの姿勢が、ワインごとの表情の違いを生む源になっている。

栽培面では化学的な投入資材を用いず、除草剤の代わりに耕耘によって雑草を管理し、無処理(zero treatments)を徹底する。畑の排水も再利用するなど、環境への負荷を抑えた栽培体制を築いており、こうした取り組みは近年取得したHVEレベル3の認証にも表れている。持続可能性を意識した畑仕事の積み重ねが、健全なブドウ、ひいては個性あるワインづくりの土台を支えている。

以下に自社畑・生産に関する主要な数値データをまとめる。

栽培・生産データ
項目データ
自社畑面積6.5ha
主要品種シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、プティ・メリエ、アルバンヌ(5品種)
使用樽容量225L〜600L
認証HVEレベル3
現行キュヴェ数9種

醸造方針

収穫されたブドウは、225L〜600Lとキュヴェによって異なる容量のオーク樽で発酵・熟成される。使用するのは野生の(自生)酵母のみで、培養酵母には頼らない自然発酵を行い、続くマロラクティック発酵も自然の乳酸菌によって進める。人為的な調整を最小限に抑えたこの製法は、澱との接触を通じてワインに複雑味と厚みを与える。培養酵母を使わないこの選択には、区画やヴィンテージが持つ個性をより色濃くグラスに反映させたいという意図がある。

樽での熟成を経たワインは、無濾過・無清澄のまま、糖分添加(シャプタリザシオン)も行わずに瓶詰めされる。瓶内での熟成期間はキュヴェの個性に応じて幅を持たせており、画一的な数値に当てはめない造りを貫いている。余計な操作を加えず、畑と樽が生んだ味わいをそのまま瓶に閉じ込める姿勢が、このメゾンの一貫した哲学だ。こうした最小限の介入によって、ブドウ本来の熟度や酸のバランスがそのままボトルに刻まれる。

デゴルジュマン後に加えるドサージュ用のリキュールも、自社で樽熟成させたワインとフランス産のカンヌ糖から自家製造している。原料の選定から仕上げまで外部に依存せず、すべて自らの手で完結させる姿勢は、栽培から醸造までを一貫させるこのメゾンならではのこだわりを象徴している。

現在は9種の多彩なキュヴェを展開しており、それぞれが異なる区画やヴィニフィカシオンの違いを映し出すラインナップとなっている。全キュヴェに共通するのはエクストラ・ブリュットを基調とした「vin naturel」志向で、力強さと丸み、そしてミネラル感を兼ね備えたスタイルを一貫して追求している点である。こうした一貫した哲学のもとで生まれるワインは、飲むたびに畑の記憶を感じさせるような奥行きを備えている。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集