Lelarge Pugeot / ルラージュ・プジョーは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Vrignyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Lelarge Pugeot / ルラージュ・プジョー

Lelarge Pugeot

ルラージュ・プジョー

ルラージュ・プジョーは、モンターニュ・ド・ランスのヴリニー村で1799年から続くヴィニュロン一族が営む家族経営メゾン。畑の「祖先品種」ムニエを主体に、全区画で有機からビオディナミへと歩みを進め、村と収穫年の個性をそのまま映すシャンパーニュを7代目・8代目が造り続けている。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Petite Montagne de Reims / プティット・モンターニュ・ド・ランス
村51390 Vrigny / ヴリニー [Premier Cru]
所在地30 rue St Vincent, 51390 Vrigny (Google Maps)
公式サイトhttps://champagnelelarge-pugeot.com/
SNS@champagnelelargepugeot
Tel+33 (0)3 26 03 69 43, +33 (0)3 26 03 68 93(fax)
設立1799
製造業者種別RM
インポーター株式会社 岸本
The Opener株式会社

商品更新情報

特徴・スタイル

ルラージュ・プジョーが目指すのは、ヴリニーの土と収穫年の表情をそのまま映すシャンパーニュ。培養酵母に頼らず、畑に棲みつく野生酵母だけで発酵させることで、その年ごとの個性を素直に引き出す。清澄剤や濾過を用いず、硫黄無添加・無補糖で仕上げる「NATURE」や、オーク樽のみで醸す「ルナ」シリーズは、装飾を削ぎ落とした素顔の味わいが持ち味だ。長年培ってきたコトー・シャンパノワ(赤・白の静止ワイン)も手がけ、ブドウ本来の輪郭を大切にする姿勢は一貫している。

歴史・ブランドストーリー

ルラージュ家がヴリニーに根を下ろしたのは1799年のこと。一族はこの地でブドウ栽培を続け、法人としての創業は1987年とされる。歴史の転機となったのは第一次世界大戦で、ランス近郊が戦火に見舞われると一家はシャンパーニュ南部へ避難し、帰還後に畑を再建。1930年には初めて自家名のシャンパーニュを瓶詰めした。 現在の礎を築いたのは当主ドミニク・ルラージュと妻ドミニク・プジョー。ブルゴーニュの栽培醸造学校で出会った2人が家業を継ぐと、メゾン名は「ルラージュ・プジョー」となり、農薬・除草剤削減へと舵を切った。2010年に有機農業への転換を決断し、2015年には全区画がエコセール認証を取得。2017年の収穫からはビオディナミ認証も得た。 2012年に長女クレモンス、2015年に次男ヴァランタンが加わり、7代目・8代目が肩を並べる体制に。2025年には9代目となる新生児の誕生を機にドメーヌ初のピノ・グリ区画が植えられ、一族の物語は次の世代へと続いている。

詳細

ランスから西へ約10km、モンターニュ・ド・ランスに位置するプルミエ・クリュ、ヴリニー村を拠点とするルラージュ・プジョー。RM(レコルタン・マニピュラン)として自社畑のブドウのみで醸造し、現在は7代目・8代目にあたるクレモンスとヴァランタンが両親から経営を受け継いでいる。自社畑8.7haはヴリニー、クロム=ラ=モンターニュ、ギューの3村に分散し、石灰質・粘土質ローム・砂質土壌が入り混じる。品種構成はムニエ4.4ha、シャルドネ1.5ha、ピノ・ノワール2.8haで、畑で最大の比率を占めるムニエは「祖先品種」と位置付けられている。2025年にはドメーヌ初のピノ・グリ区画も植樹された。「手で収穫し、ブドウ樹の声に耳を澄まし、ヴリニーのテロワールと収穫年を表現する」という方針のもと、一区画・一年の個性を素直に映すことを目指している。

1983年に現当主のドミニク・ルラージュとドミニク・プジョーが家業を継承して以降、2010年には有機農業への転換を決断し、農薬・除草剤・殺虫剤の使用を段階的に廃止した。2014年には畑の一部が、2015年には全区画がエコセール認証(エコセールはフランスの有機農業認証機関)を取得した。ビオディナミは2014年から試験を開始し、2017年の収穫の一部でデメテール認証(デメテールはビオディナミの国際認証機関)を取得している。土壌微生物学の専門家クロード・ブルギニョンやビオディナミの専門家ピエール・マッソンから助言を受けながら、畑の25%を農耕馬で耕作し、月齢周期を考慮した作業を実施。精油や有機コンポスト、植物のデコクションでブドウ樹の樹勢を高め、化学的な殺虫剤の代わりに天敵生物を活用する。収穫はすべて手摘みで行われる。

栽培データ
項目データ
自社畑面積8.7ha
品種構成ムニエ4.4ha/シャルドネ1.5ha/ピノ・ノワール2.8ha
農耕馬耕作比率畑の25%
有機農業認証(エコセール)2015年(全区画取得)
ビオディナミ認証(デメテール)2017年(収穫の一部で取得)
創業1799年(一族起源)/1987年(法人登録)

醸造方針

ビオディナミの実践に基づき、畑に棲みつく野生酵母だけで自然発酵させる。1998年には新セラーや搾汁機、醸造槽を整備し、2019年のセラー拡張ではバスク地方のアンフォラや500Lの木樽を導入するなど、設備面でも自然な醸造を後押ししてきた。硫黄使用は最小限に抑え、2014年には亜硫酸無添加・無補糖の「NATURE」キュヴェが誕生。2022年には全量を自家製酵母で発酵させ、オーク樽のみで醸造・熟成し、清澄剤・濾過を用いず無添加硫黄・無補糖で仕上げる「ルナ(Luna)」シリーズ(全3種)を発売した。このシリーズは売上の一部を国際人権連盟(FIDH)に寄付する社会貢献型のキュヴェでもある。2008年からはシャンパーニュ地方の白・赤静止ワイン、コトー・シャンパノワの生産も続けている。

次世代と輸出

2012年に長女クレモンスが経営に加わり、輸出開拓と対外的な発信を担当。2015年末には次男ヴァランタンも合流し、7代目・8代目が共に畑とセラーに立つ体制が整った。2019年のセラー拡張やビオディナミへの本格移行は、この世代交代と歩調を合わせて進められている。畑とセラーでの実務に加え、海外市場への発信にも力を入れており、メゾンの名はフランス国内にとどまらず広がりつつある。

受賞歴・評価

Wine Enthusiastでは複数のキュヴェが88〜92点の評価を獲得し、Guide Hachette des Vinsにも複数キュヴェが掲載されるなど、レンジ全体として高い評価を受けている。2011年のEffervescents du Mondeでは銀メダルを受賞したほか、La Revue des Vins de Franceでは「有望なヴィニュロン」として紹介された。2018年にはWine Merchant MagazineのBest Sparkling Wineに選出されるなど、国内外のメディアから注目を集めている。

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