Dumangin J.Fils / デュマンジャン・J.フィスは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Chigny-les-Rosesを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Dumangin J.Fils / デュマンジャン・J.フィス

Dumangin J.Fils別名:Jacky Dumangin,J. Dumangin

デュマンジャン・J.フィス別名:ジャッキー・デュマンジャン,J.デュマンジャン

デュマンジャン・J.フィスは、シニー=レ=ロズで1650年代から続く一族が営むシャンパーニュハウス。当主ジル・デュマンジャンが「シャンパーニュの錬金術師」を自称し、区画ごとの個別醸造とレゼルヴ・ペルペチュエルの継承で、酸を活かした引き締まった味わいを追求する。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
村51500 Chigny-les-Roses / シニー=レ=ロズ [Premier Cru]
所在地3 rue de Rilly, 51500 Chigny-les-Roses (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-dumangin.fr/
Mailinfo@champagne-dumangin.fr
SNS@champagnedumangin
Tel+33 (0)3 26 03 46 34, +33 (0)3 26 03 45 61(fax)
製造業者種別NM
生産者表記J. Dumangin Fils - F 51500 Chigny-les-Roses

商品更新情報

特徴・スタイル

目指すのは、酸をしっかりと残したタイトでアロマティックな味わい。2012年、気候変動の進行を見据えていち早くマロラクティック発酵を全面的にやめ、果実の輪郭がくっきりと際立つスタイルへと舵を切った。 「欠陥がなければ何もなし」を信条に、隅々まで妥協のない造りにこだわりながらも、果実味豊かでゆったりと楽しめる懐の深さを両立させている。ドサージュも0〜4g/Lと控えめで、エクストラ・ブリュットが中心となる。世界各地の名だたるレストランのテーブルに寄り添う一本を志向する。

歴史・ブランドストーリー

シニー=レ=ロズの地でブドウ栽培に携わってきた一族の歴史は1650年代にまでさかのぼる。一族として初めてワインを仕込んだのは1884年、イポリット・デュマンジャンによるものとされる。彼は1910年に自らガラス容器を製作し、大切なワインの貯蔵に用いた。この容器は今もレゼルヴ・ペルペチュエル、つまり長年かけて継ぎ足しながら熟成させるブレンド原酒の保管に使われ続けている。 4代目ジャッキー・デュマンジャンの代でプルミエ・クリュ・キュヴェへの注力が進み、1990年には看板となるロゼ・プルミエ・クリュが誕生した。2000〜2001年、5代目となる現当主ジル・デュマンジャンが家業を継承する。自らを「シャンパーニュの錬金術師」と称する彼は、2001年に英国のスパイシーな料理を意識したキュヴェを生み出し、2002年には中古樽で熟成させる独自スタイルのラタフィア・シャンパノワの醸造を開始した。このラタフィアは2020年・2022年に「世界最優秀ラタフィア・シャンパノワ」を受賞している。

詳細

デュマンジャン・J.フィスは、グランド・モンターニュ・ド・ランス北麓、プルミエ・クリュに格付けされるシニー=レ=ロズを拠点とするシャンパーニュハウス。一族は17世紀半ばからこの地でブドウ栽培に携わってきた歴史を持ち、当主ジル・デュマンジャンが自社畑・醸造の全工程を単独で統括する体制を取っている。生産方式としては、栽培から瓶詰めまでの一貫生産を軸としており、外部から購入したブドウに依存しない造りが特徴として挙げられる。

自社畑はシニー=レ=ロズ、タイシー、リリー=ラ=モンターニュの3村にまたがる29区画・計10haで構成される。品種構成はピノ・ムニエが約34%、ピノ・ノワールが約33%、シャルドネが約33%とほぼ均等に配分されている。土壌は平均して粘土が約80%、チョークが約20%を占め、区画によってはチョーク100%の土地もある。除草剤・殺虫剤を使わず全面耕耘を行う栽培方針を採り、有機認証こそ取得していないものの、有機栽培に準じた精神で畑を管理しながら、必要に応じて減農薬や持続可能農法(リュット・レゾネ)へ柔軟に立ち返る姿勢を保っている。収穫はすべて手摘みで行い、18〜20kgの小型コンテナに収めたのち、圧搾前に数時間から一晩かけて低温で安定化させる工程を経る。

栽培・生産データ
項目データ
自社畑面積10ha(29区画)
品種構成ピノ・ムニエ約34%/ピノ・ノワール約33%/シャルドネ約33%
土壌粘土約80%・チョーク約20%(平均)
保有タンク数約80基
ノン・ヴィンテージ熟成期間最低3年
ミレジメ熟成期間9年以上
プレステージ・キュヴェ熟成期間10年以上
ドサージュ0〜4g/L
輸出比率約95%

醸造方針

圧搾はPAM・コカール式の高品質圧搾機を用い、29区画をひとつずつ個別に搾汁したうえで、約80基の小型ステンレスタンクに区画ごとに仕込む。この区画別醸造の徹底により、畑ごとの個性を最後まで見失わない造りを可能にしている。2012年には気候変動の進行を見据え、マロラクティック発酵を全面的に停止。以降は酸をしっかりと保持したタイトな味わいをハウススタイルの軸に据えており、一部のキュヴェでは木樽も併用している。

1962年から続くレゼルヴ・ペルペチュエル、すなわち長年にわたり継ぎ足しながら熟成させるブレンド原酒の運用も、このハウスの骨格を支える要素のひとつ。こうして仕込まれるブレンドは、単年のヴィンテージ差を超えて一貫したハウスの個性を体現する狙いを持つ。1980年代以降はステンレスタンクで保管され、1910年に創業家の祖イポリット・デュマンジャンが自ら製作したガラス容器も、その保管に今なお使われ続けている。熟成期間はノン・ヴィンテージで最低3年、ミレジメで9年以上、プレステージ・キュヴェでは10年以上を確保し、ドサージュは0〜4g/Lと低めに設定するため、ラインナップの大半をエクストラ・ブリュットが占める。デゴルジュマンは受注のたびに行う方針を採り、フレッシュな状態での出荷にこだわっている。

受賞歴と国際的な評価

2002年に初めて手がけたラタフィア・シャンパノワは、ローヌ渓谷産の中古樽で熟成させる独自スタイルが特徴で、シャンパーニュとは別カテゴリの看板商品に育っている。なかでも「Single Barrel」キュヴェは、2020年と2022年の2度にわたり「世界最優秀ラタフィア・シャンパノワ」を受賞した。こうした評価を背景に、デュマンジャン・J.フィスのシャンパンは世界各国の一流レストラン・ホテルでも提供されており、国際的に認知されたシャンパンハウスとして紹介されている。

輸出と事業の多角化

生産量の約95%をフランス国外へ輸出しており、海外市場を主軸に据えた展開を行っている。ラタフィア・シャンパノワの成功を足がかりに、ラタフィアの熟成に使った樽でフィニッシュを施すウイスキーの製造にも着手するなど、シャンパン以外の蒸留酒・リキュール事業へも領域を広げている。当主ジル・デュマンジャンが1994年のロンドン留学中にウイスキーを試飲した経験が、こうした多角化の着想源になったという。

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