Gosset Brabant / ゴセ・ブラバンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Aÿを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Gosset Brabant / ゴセ・ブラバン

Gosset Brabant

ゴセ・ブラバン

ゴセ・ブラバン(Gosset Brabant)は、シャンパーニュの銘醸地アイ村に自社畑を持つ家族経営のレコルタン・マニピュラン(RM)。1930年の自家元詰め開始から受け継ぐテロワールへのこだわりを、アイ村らしい力強さと優美さを兼ね備えた味わいとして表現している。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Grande Vallée de Marne / グランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
村Aÿ-Champagne / アイ=シャンパーニュ
- 51160 Aÿ / アイ [Grand Cru]
所在地3 Rue Jeanson, 51160 Aÿ-Champagne (Google Maps)
公式サイト-
SNS
Tel+33 (0)3 26 55 17 42, +33 (0)3 26 54 31 33(fax)
製造業者種別RM
生産者表記S.C.E.V. des Chaudes Terres / G.A.E.C. des Chaudes Terres

商品更新情報

特徴・スタイル

ゴセ・ブラバンが目指すのは、シャンパーニュ随一の銘醸地アイ村らしい、力強さと優美さを兼ね備えた王道的なスタイルだ。区画ごとに個別に仕込むことで、それぞれの畑が持つ個性を丁寧にすくい上げ、テロワールの表情を余すところなくグラスへと映し出す。 小型のステンレスタンクを主体とした醸造により、果実の輪郭をクリアに保ちながら、アイ村ならではのボディ感としなやかな酸を両立させる。派手さよりも、じっくりと土地の味わいに向き合う姿勢が、飲み手にゆるぎない信頼感を与えている。

歴史・ブランドストーリー

ゴセ・ブラバンの物語は、1930年、当主夫妻がアイ村の畑で収穫したブドウを自ら仕込み、自らの名でボトリングする「自家元詰め」を始めたことに始まる。以来、一族は畑とセラーを手放すことなく、代々受け継ぎながらメゾンとしての歩みを重ねてきた。 第二次世界大戦後は息子夫妻が経営のバトンを受け継ぎ、畑の管理や醸造の体制を一段と整えながらメゾンとしての基盤を築いていく。 その後、経営は次の世代である兄弟の共同運営へと移る。二人三脚で畑とセラーを守り続けたが、2015年、そのうちの一人が独立して自身の名を冠した新たなプロジェクトを立ち上げ、道を分かつことになった。残るもう一人が引き続き当主としてゴセ・ブラバンを率い、一族が守り続けてきた畑とスタイルを今に伝えている。

詳細

ゴセ・ブラバンは、シャンパーニュ地方でも屈指のグラン・クリュ村として知られるアイ村に本拠を置くレコルタン・マニピュラン(RM)である。所在地はヴァレ・ド・ラ・マルヌ(グランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ)に位置し、現在は「S.C.E.V. des Chaudes Terres」という法人形態のもとで自社畑の管理から醸造、瓶詰めまでを一貫して手がけている。

自社畑は総面積9.5〜9.6haで、うち5〜5.6haがアイ村とシュイィを中心としたグラン・クリュ格付けの区画にあたる。残るプルミエ・クリュの畑は、マルイユ=シュル=アイ、ディジー、アヴネ=ヴァル=ドールの周辺に点在しており、複数のコミューンにまたがる区画構成そのものが、このメゾンの個性を支えている。栽培比率はピノ・ノワール75%を主体に、シャルドネ15%、ムニエ10%を組み合わせ、平均樹齢は25年を超える。長く根を張った古樹が、凝縮感のある果実を生み出す土台となっている。

アイ村は、シャンパーニュ地方の中でも特にグラン・クリュの称号にふさわしいとされてきた銘醸村のひとつであり、力強さと熟成能力を兼ね備えたピノ・ノワールを生み出す土地として名高い。ゴセ・ブラバンの畑は、そうした土地の恵みを土台に、丁寧な栽培管理によって支えられている。

栽培方針については、リュット・レゾネ(減農薬による理にかなった栽培)を基本とする記述と、畑全体をオーガニック栽培に移行させているとする記述の双方が確認できる。いずれにせよ、環境負荷を抑えながら土地の個性を最大限に引き出すという方向性は一貫しており、テロワールを言葉ではなくグラスの中身で語ろうとする姿勢がうかがえる。グラン・クリュ村に自社畑を持つ生産者としての矜持が、こうした栽培への姿勢にも表れている。

現在は、一族に連なる当主のもとで運営が続けられている。かつては兄弟がともに経営にあたっていたが、2015年にそのうちの一人が独立して別のプロジェクトを興し、以降は残る一人が畑仕事から醸造、瓶詰めまでを一貫して担っている。少数精鋭ならではの目配りの細かさが、このメゾンの個性を支える土台になっている。外部への大幅な拡大よりも、手の届く範囲で品質を守り抜くことを選び取ってきた結果ともいえるだろう。

栽培データ
項目データ
自社畑総面積9.5〜9.6ha
グラン・クリュ格付け面積5〜5.6ha
品種構成ピノ・ノワール75%、シャルドネ15%、ムニエ10%
平均樹齢25年以上

醸造方針

収穫したブドウは区画(パルセル)ごとに分けて仕込まれ、それぞれの畑が持つ個性を混同させることなく引き出していく。基本となるのは小型のステンレスタンクを用いた醸造で、果実の輪郭をクリアに保つスタイルが軸となっている。一部のキュヴェについては樽を用いて熟成させるとの情報もあり、ステンレスと樽を使い分けながら、アイ村らしい厚みと繊細さのバランスを模索していると考えられる。そのつくりは、決して奇をてらうものではなく、伝統的な手法を丁寧に守り続けることに主眼が置かれている。

区画ごとの個性を尊重するアプローチは、ブレンドの精度にも直結する。仕込みの段階から丁寧に区分けされたワインを組み合わせることで、アイ村らしい厚みを保ちながらも、単調にならない奥行きのある味わいを目指している。

評価

著名なワインガイドでは、2001年版から2011年版にかけて複数のキュヴェが継続的に星付きで評価・掲載されており、長期にわたって安定した品質評価を得てきたメゾンといえる。派手な話題性よりも、地道な畑仕事と醸造の積み重ねが評価に結びついている。

個々のキュヴェの点数や受賞ロゴを声高にうたうのではなく、畑を起点とした一貫した造りの積み重ねこそが評価の背景にあるといえる。派手な演出よりも、テロワールに正面から向き合う姿勢こそが、ゴセ・ブラバンというメゾン全体への信頼を静かに築いてきた。

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キュヴェ一覧

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