Francois Billion / フランソワ・ビリオンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Le Mesnil-sur-Ogerを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Francois Billion / フランソワ・ビリオン

Francois Billion別名:François Billion

フランソワ・ビリオン

フランソワ・ビリオンは、コート・デ・ブランのグラン・クリュ村ル・メニル=シュル=オジェで1959年から続く小さな家族経営の造り手です。村内に約3haの畑を持ち、シャルドネだけで造るブラン・ド・ブランに専念。年間約30,000本という限られた生産量で、長い熟成が生む端正な味わいを追求しています。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
51190 Le Mesnil-sur-Oger / ル・メニル=シュル=オジェ [Grand Cru]
所在地4 Rue des Lombards, 51190 Le Mesnil-sur-Oger (Google Maps)
公式サイト-
Tel+33 (0)3 26 57 51 34, +33 (0)3 26 52 65 94(fax)
製造業者種別RM
生産者表記Jean-Pol BILLION

商品更新情報

特徴・スタイル

フランソワ・ビリオンが造るのは、すべてル・メニル=シュル=オジェのシャルドネだけで仕込むブラン・ド・ブランです。この村のシャルドネは、レモンやライムのような凛とした酸と、硬質なミネラル感が持ち味です。その輪郭をぼかさないために、酸をまろやかにするマロラクティック発酵(乳酸発酵)はあえて行いません。 仕上げの糖分も1.5g/L以下とごくわずかで、ブドウそのものの果実味と塩気を思わせる余韻がまっすぐ立ち上がります。そこに数年単位の澱との熟成が重なり、張りつめた酸にブリオッシュのような香ばしさが加わっていきます。

歴史・ブランドストーリー

1959年、フランソワ・ビリオンは自らの名を掲げ、ル・メニル=シュル=オジェでレコルタン・マニピュラン(RM)としてのシャンパーニュ造りを始めました。自ら育てたブドウを自らの手で瓶詰めするという道を選び、その名はブランドの看板として今日まで一度も変わることなく受け継がれています。 ビリオン家は、父から子へと畑と栽培の技を渡してきたヴィニュロンの家系です。現在は当主ジャン=ポル・ビリオンが歩みを引き継ぎ、畑を村の外へ広げることなく、生まれ育った土地の区画だけを守り続けています。その一貫した姿勢こそが、小さなメゾンの輪郭を形づくってきました。

詳細

フランソワ・ビリオンの畑は、コート・デ・ブランのグラン・クリュ、ル・メニル=シュル=オジェの村内に約3haが収まっています。この村はエシェル・デ・クリュ100%に格付けされたシャルドネの銘醸地で、村全体の栽培面積437.60haのうち436.50ha、実に99.7%をシャルドネが占めます。白亜質の土壌は水はけと保水のバランスに優れ、収穫されるブドウに引き締まった酸と塩気を帯びたミネラル感を与えます。

所有する区画は村内で複数に分かれ、いずれも樹齢40年を超える古い樹が中心です。栽培は化学的な処理を必要最小限にとどめるリュット・レゾネ(減農薬栽培)で行われ、区画ごとの個性を損なわないことが優先されています。約3haという規模は当主が自らの目で全区画を見渡せる広さでもあり、この小ささこそが畑ごとの繊細な違いを拾い上げる前提になっています。

栽培・生産データ
自社畑面積約3ha
栽培品種シャルドネ100%
樹齢40年超
年間生産本数約30,000本
瓶内熟成期間36〜84か月
ドザージュ0.5〜1.5g/L

醸造方針

収穫されたブドウは区画ごとに分けて仕込まれます。発酵にはホーロータンクを用い、一部のキュヴェでは大樽(foudre)も使われます。培養酵母に頼らず畑とセラーに自生する天然酵母で発酵させることで、その年その区画の性格をそのままワインへ移し取る考え方です。マロラクティック発酵は行わず、シャルドネ本来の鋭い酸を最後まで残す方針が全キュヴェで一貫しています。アッサンブラージュではリザーヴワインの比率を高くとり、若い年のワインに厚みと安定感を与えています。

瓶詰め後の熟成は総じて長く、スタンダードなキュヴェでも澱とともに最低36か月を過ごし、上位のキュヴェでは48か月、72か月と段階的に延びていきます。大樽で発酵させたプレスティージュ級では最低84か月に達し、さらにディスゴルジュマン(澱抜き)を経たあとも数か月休ませてから出荷されます。この澱抜きとラベル貼りの工程は機械に任せず、いまも手作業で行われています。年間の生産量は約30,000本にとどまり、大量生産とは無縁の規模のなかで、一本一本に人の手が触れる造りが守られています。

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