Forget Chemin / フォルジェ・シュマンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Ludesを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Forget Chemin / フォルジェ・シュマン

Forget Chemin別名:Forget Chemin & Fils

フォルジェ・シュマン別名:フォルジェ・シュマン・エ・フィス

フォルジェ・シュマンは、リュードで1694年から続くフォルジェ家4代のRM(自社元詰め生産者)。名門「クラブ・トレゾール・ド・シャンパーニュ」の一員で、モンターニュ・ド・ランスを中心とした13haの自社畑11クリュから、家族の哲学を映す個性的なシャンパーニュを生み出している。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
51500 Ludes / リュード [Premier Cru]
所在地15 rue Victor Hugo, 51500 Ludes (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-forget-chemin.fr/
SNS@champagne.forget.chemin
Tel+33 (0)3 26 61 12 17, +33 (0)3 26 61 14 51(fax)
設立1959
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

フォルジェ・シュマンが目指すのは、木の要素に頼らず果実そのものの個性を映すシャンパーニュ。全キュヴェで完全にマロラクティック発酵を行い、角の取れた円やかな酸を土台に、乾いた果実と白い果実の香りが幾重にも重なる複雑な芳香をつくり上げる。看板の「カルト・ブランシュ・ブリュット」は、リザーブワイン比率を高く保つことで生まれる密度としなやかな躍動感が持ち味で、フレッシュさとコクのバランスが心地よい一杯に仕上がっている。

歴史・ブランドストーリー

物語は1694年、クロード・フォルジェがリュードに根を下ろしたことに始まる。以来一族は代々この地で農業を営んできたが、ヴィニュロンとしての歩みは1860年、プロスペール・フォルジェとオーギュスティーヌ・シャンドロの結婚から本格化する。1890年にはウジェーヌ・フォルジェとウジェニー・ソエが夫妻でセラーを掘削し、「フォルジェ=ソエ」ブランドを創設。1945年、三男ポール・フォルジェが新たな醸造施設を現在地に構え、拠点を移した。 そして1959年、長男エドモン・フォルジェとドゥニーズ・シュマンの結婚により、両家の名を冠した「フォルジェ・シュマン」ブランドが誕生する。エドモンの代で自社元詰め比率は大きく伸び、1973年には優良ヴィニュロン25軒のみが加盟を許される「クラブ・トレゾール・ド・シャンパーニュ」の一員となった。1991年に経営を継いだ息子ティエリー・フォルジェは施設の拡張と近代化を推進し、2017年頃からは次世代のマリー・フォルジェとポール・フォルジェが加わり、両者の名を冠した新キュヴェを世に送り出している。

詳細

リュード村を拠点にフォルジェ家が四代にわたり守り続けてきた自社畑は、1971年発足の「クラブ・トレゾール・ド・シャンパーニュ」が認める品質基準にも合致し、1973年の加盟以降その評価を保ち続けている。フォルジェ・シュマンの自社畑は13ha・70区画(資料によっては12.5ha・60区画、あるいは14haとする記載もある)にわたり、11のクリュに分散する。中心となるモンターニュ・ド・ランスには、グラン・クリュのマイィ=シャンパーニュとヴェルズネイ、プルミエ・クリュのリュード・シニー=レ=ロズ・タイシーが含まれ、シャルドネは主にリュードで、ピノ・ノワールはマイィ=シャンパーニュとヴェルズネイのグラン・クリュ区画で育てられる。

ヴァレ・ド・ラ・マルヌのヴァンディエール、ヴェルヌイユ、マレイユ=ル=ポール、ヴァレ・ド・ラルドルのトルスロン、ファヴロル=エ=コエミー、そしてマッシフ・ド・サン・ティエリーのペヴィーにも畑を持ち、ピノ・ムニエはヴァレ・ド・ラルドルとヴァレ・ド・ラ・マルヌの区画に多い。土壌はモンターニュ・ド・ランスの深いチョーク質、マッシフ・ド・サン・ティエリーの石灰質砂、ヴァレ地区のマルヌ・粘土質と多彩で、それぞれの土壌が品種の個性を引き出している。こうした畑の分散は、単一区画に依存しないブレンドの厚みを支えている。

栽培では畝間を耕起し化学農薬・化学肥料を極力使わないリュット・レゾネを実践する。有機やビオディナミの認証取得は志向しないものの、2014年にHVEレベル3、2017年にVDC(持続可能なシャンパーニュ栽培)の認証を取得し、理性的で環境に配慮した栽培体制を築いてきた。2024年には、ミルデュウやウドンコ病に耐性を持つ実験品種「ヴォルティス」の導入にも着手している。こうした認証取得は、家族経営としての責任ある姿勢を映すものだ。

栽培データ
項目数値
自社畑面積13ha
区画数70区画
クリュ数11クリュ
HVE認証取得2014年(レベル3)
VDC認証取得2017年

醸造とリザーブワイン

1959年のブランド誕生以降、エドモン・フォルジェの代に大きく高まった自社元詰め比率は、現在まで一貫して守られている。圧搾は空気圧式圧搾機で行い、発酵は温度管理されたステンレスタンクでアルコール発酵・マロラクティック発酵の両方を実施する。全キュヴェで完全にマロラクティックを行う一方、木樽は一切使用せず、ワインに余計な外的要素を与えない容器づくりを徹底している。

ノンヴィンテージの主力キュヴェ「カルト・ブランシュ」は、リザーブワインの比率が高いのが特徴で、最新収穫由来のワインが約30%程度にとどまることもある。リザーブワインはエナメルコーティングを施したスチールタンクで保管され、2000年以降のヴィンテージをすべて保有することで、年による収穫差を抑えた安定感のある味わいを生み出している。こうして醸されるカルト・ブランシュは、収穫年による変動を抑えながらも複雑な奥行きを備えたスタイルに仕上がる。

受賞歴と評価

「カルト・ブランシュ・ブリュット」はコンクール・ジェネラル・アグリコル・ド・パリで2002年の金賞をはじめ複数回にわたり金賞・銀賞を受けているほか、Guide Hachette des Vinsでは2001年版から2015年版、2017年版まで継続して掲載され、2001年版ではクー・ド・クール(お気に入り賞)、2023年版でも1つ星を獲得した。

コンクール・デ・シャンパーニュ・ド・ラ・プロプリエテ・デペルネ、コンクール・デ・ヴィニュロン・アンデパンダン、International Wine Challengeなど複数の権威あるコンクールでも継続的に評価を受けており、家族経営ならではの丁寧な造りが専門家からも認められている。四代にわたり受け継がれてきた技術と哲学が、こうした評価の裏付けとなっている。

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