目次
Duval Charpentier
デュヴァル・シャルパンティエ
基本情報
| 地区 | Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス - Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス |
| 村 | 51500 Sillery / シルリィ [Grand Cru] |
| 所在地 | 11 Rue Robert Delloye, 51500 Sillery (Google Maps) |
| 公式サイト | https://www.champagne-duval-charpentier.fr/ |
| champagne.duval-charpentier@orange.fr | |
| SNS | Champagne-Duval-Charpentier |
| Tel | +33 (0)3 26 49 48 92 |
| 製造業者種別 | RM |
| 生産者表記 | EARL DUVAL-CHARPENTIER |
商品更新情報
2026-06-22 02:15:25 ブリュット・トラディションの商品情報を更新しました。
2025-03-23 00:55:38 ブリュット・レゼルヴの商品情報を更新しました。
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
デュヴァル・シャルパンティエは、モンターニュ・ド・ランス地区のヴェルズネイに自社畑を構える家族経営メゾンである。運営会社はEARLデュヴァル・シャルパンティエ、レコルタン・マニピュラン(RM、自社畑で栽培したブドウのみを用いて自ら醸造・元詰めする生産者区分)として、栽培から瓶詰めまでのすべての工程を自社で完結させている。「自社畑を耕し、自社ブドウを醸造し、自社ボトルを販売する」という創業以来変わらぬ理念は、規模を追わず単一グラン・クリュ村にこだわり続ける、このメゾンの姿勢そのものを言い表している。生産規模の拡大よりも、ヴェルズネイという一つの畑の質を磨き上げることを選び続けてきた点に、このメゾンの一貫した姿勢が表れている。
自社畑は約5.5haで、ヴェルズネイのグラン・クリュ格付け地内の複数区画に分散する。区画ごとに樹齢の幅があり、なかでも看板キュヴェのブラン・ド・ノワールには樹齢65年を超える古樹が使われる。栽培品種はピノ・ノワールとシャルドネの2品種にしぼられており、ピノ・ムニエは用いていない。単一グラン・クリュ村・少品種構成という組み合わせは、シャンパーニュ地方でも珍しい、テロワールの個性を際立たせるための明確な選択である。単一グラン・クリュ村、かつ2品種のみという構成は、収穫年やロットによるブレの少ない、ヴェルズネイの個性がそのまま映し出された味わいを生み出す土台になっている。
| 自社畑面積 | 約5.5ha |
|---|---|
| 主要品種 | ピノ・ノワール、シャルドネ(2品種) |
| 平均樹齢 | 区画により幅あり(ブラン・ド・ノワール用は65年超の古樹) |
| 瓶内熟成期間 | トラディション36ヶ月以上/レゼルヴ48ヶ月超/スペシャル60ヶ月以上 |
醸造方針
デュヴァル・シャルパンティエの醸造で際立つのが、マロラクティック発酵を系統的に行わないという方針だ。多くのシャンパーニュがこの二次発酵によって酸をまろやかにするのに対し、当メゾンはあえてりんご酸を残すことを選び、ヴェルズネイ由来のシャープな酸とミネラル感をそのままボトルに閉じ込めている。ブラン・ド・ブランはシャルドネ100%をフュ・ド・シェーヌ(オーク樽)で発酵させ、樽由来の複雑な香りと厚みを加えることで、酸の骨格に奥行きを与えている。こうした造りから生まれるのは、果実の甘やかさよりも骨格と緊張感を前面に出した、輪郭のはっきりしたスタイルである。
瓶内熟成期間もキュヴェごとに明確に差をつけている。基本となるトラディションで36ヶ月以上、レゼルヴでは48ヶ月を超え、最上級のスペシャルでは60ヶ月以上にわたって瓶内で熟成させる。上位キュヴェになるほど熟成期間を大きく延ばすこの階層構造は、単一グラン・クリュ・単一品種主体という潔い構成を、長期熟成によってさらに磨き上げようとする、このメゾンの一貫した哲学を映し出している。
拠点と受け入れ体制
醸造・受付施設は2016年からシルリィに置かれている。手狭になったヴェルズネイの拠点では衛生・安全基準への対応や、持続可能な生産体制の構築が難しくなっていたため、2014年末から移転計画が進められた末の決断だった。ただし自社畑そのものは今もすべてヴェルズネイに残されており、拠点が移っても畑と一体となった生産の軸は変わっていない。こうした環境整備は、家族経営の小規模メゾンであっても品質管理の水準を落とさないための投資といえる。
栽培から醸造までを統括するのは当主自身であり、専任のセラーマスターを置かず、自らワイン造りの全工程に関わっている。新拠点は醸造設備の刷新にとどまらず、来訪者を受け入れる体制も整えており、単一村・少品種というシンプルな哲学を、訪れる人々にも直接伝えられる場になっている。1975年の創業からアルノー・デュヴァルへと引き継がれてきたこの哲学は、拠点を移した現在も揺らぐことなく、ヴェルズネイという一つの村に根ざしたシャンパーニュづくりを支え続けている。
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