de Castelnau / ドゥ・カステルノーは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Reimsを本拠とするCM / 生産者協同組合の銘柄です。
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目次

de Castelnau / ドゥ・カステルノー

de Castelnau

ドゥ・カステルノー

ドゥ・カステルノーは、1916年に誕生したランスのシャンパーニュブランド。シャンパンを愛する仲間たちの結社から生まれ、現在は大規模な協同組合が運営しています。最低5年の長い瓶熟成が生む繊細な泡と芳ばしい熟成香で、「繊細さの芸術」を体現する一本を届けます。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Vallée de la Vesle / ヴァレ・ド・ラ・ヴェスル
51100 Reims / ランス
所在地5 RUE GOSSET CS 80007, 51724 Reims (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-castelnau.com/
Mailcommercial@crvc.fr
SNS@champagnecastelnau
Tel+33 (0)3 26 77 89 00
製造業者種別CM
インポーターワインエクスペリエンス株式会社
パシフィック洋行株式会社
生産者表記COOPÉRATIVE RÉGIONALE DES VINS DE CHAMPAGNE
資本グループTerroirs & Vignerons de Champagne 傘下

商品更新情報

特徴・スタイル

ドゥ・カステルノーが掲げるのは「繊細さの芸術(L'Art de la délicatesse)」というコンセプト。その核となるのが、最低5年に及ぶ長い瓶内熟成です。セラーでゆっくりと時を重ねることで、泡はきめ細かくやわらかに、香りには焼きたてのブリオッシュを思わせる芳ばしいニュアンスが生まれます。 繊細な口当たりと豊かな熟成香の両立という、相反する要素を一本に調和させるスタイル。創業以来の象徴であるアザミ(le chardon)の花が、その凛とした個性を物語っています。

歴史・ブランドストーリー

ドゥ・カステルノーの物語は、第一次世界大戦さなかの1916年に始まります。シャンパンを愛する仲間たちが集い、「繊細で、寛大で、どこか独特」なスタイルを目指すブランドとして産声を上げました。1920年代、米国が禁酒法に沈むなか、パリ・モンパルナスの名物カフェ「ル・ドーム」や「ラ・クーポール」でカステルノーが振る舞われ、狂騒の20年代と呼ばれた社交界に浸透していきます。1930年代にはミラノやロッテルダム、ケベックからペルー、米ニュージャージー州にまで輸出網を広げ、国際ブランドとしての地位を固めました。 現在の運営母体は、1962年設立の地域協同組合を源流とする大規模な協同組合連合です。2021年末の大型合併を経て2022年に新たな連合として発足し、2024年にもさらなる統合を実施。6,000戸を超える栽培農家を束ねる組織力を背景に、ブランドは着実に成長を続け、2012年からはツール・ド・フランスの公式シャンパンにも採用されています。

詳細

ドゥ・カステルノーは、シャンパーニュ地方最大の都市ランスに本拠を置く協同組合(CM)系のメゾンです。協同組合方式とは、多数の栽培農家が持ち寄るブドウを一括して醸造・販売する仕組みで、幅広い区画から原料を選べる懐の深さが持ち味です。運営母体は6,000戸を超える契約栽培農家を束ねる大規模な協同組合連合で、その栽培面積は合計2,500haを超え、シャンパーニュ地方全体の栽培面積の約9%に相当します。この広大なネットワークのなかから、ドゥ・カステルノーには800〜900ha、約150のクリュに及ぶ契約畑のブドウが供給されています。

供給源はシャンパーニュ全域に広がっており、モンターニュ・ド・ランス、コート・デ・ブラン、ヴァレ・ド・ラ・マルヌという主要3産地に加え、マッシフ・ド・サン・ティエリー、コート・ド・セザンヌ、ヴィトリャ、コート・デ・バールからもブドウを調達します。シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3品種を地方全域から集められるこの体制は、単一の自社畑では実現できない多彩な原酒を生み、アッサンブラージュ(調合)の自由度を大きく高めています。

栽培面では、運営組織としてシャンパーニュ地方の持続可能なブドウ栽培認証「ヴィティキュルチュール・デュラブル・アン・シャンパーニュ(Viticulture Durable en Champagne)」と、環境認証「HVE(Haute Valeur Environnementale)」を取得し、環境負荷の低減に取り組んでいます。

生産データ
創業年1916年
契約栽培畑面積800〜900ha
対象クリュ数約150
使用品種シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ
瓶内熟成期間ブリュットで最低5年、ロゼで最低2年
ドサージュ(スタンダードレンジ)7g/L
リザーブワイン比率25〜30%
母体組合連合の契約栽培農家数6,000戸超
母体組合連合の総栽培面積2,500ha超(シャンパーニュ全体の約9%)
年間販売本数(2013年)355,000本

醸造方針

醸造を率いるのは、シェフ・ド・カーヴ(セラーマスター)のカリーヌ・バイユルです。ヴェルコール地方の出身で、2003年に入社して以来、栽培・醸造・熟成と現場の各工程を歩み、生え抜きでこの重責に就いた醸造家です。2021年にはIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)の「スパークリング・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」候補にノミネートされ、その手腕は国際的にも注目されています。

ワイン造りの柱は、リザーブワインの積極的な活用と長期瓶内熟成です。スタンダードレンジでは当年収穫のワインに25〜30%のリザーブワインを重ね、ドサージュは7g/Lに抑えています。瓶内熟成はブリュットで最低5年、ロゼでも最低2年と、時間を惜しまない造りを貫きます。こうして生まれる繊細な泡立ちと、ブリオッシュを思わせる熟成香の調和こそ、「繊細さの芸術」を掲げるメゾンの真骨頂といえるでしょう。

ラインナップはLe Brut(ル・ブリュット)を軸に、Le Rosé(ル・ロゼ)、L'Extra Brut(レクストラ・ブリュット)、ミレジメ(単一年収穫)のLe Blanc de Blancs(ル・ブラン・ド・ブラン)やLe Brut Millésimé(ル・ブリュット・ミレジメ)などを展開。ロゼは白のベースワインに赤ワインを加えて仕込むアッサンブラージュ方式を採用し、ここでも豊富なリザーブワインが厚みを支えています。

受賞歴・国際評価

英Drinks International誌が選ぶ「世界で最も称賛されるシャンパーニュ・ブランド」に2年連続で選出されるなど、ブランドの国際的な存在感は年々高まっています。コンクールの実績も厚く、ソムリエ・ワイン・アワード2019、ムンドゥス・ヴィニ・サマー2018、ベルリン・ワイン・トロフィー2018でいずれも金賞を獲得しました。日本との縁も深く、女性ワイン専門家が審査するサクラアワード2017、エル・ア・ターブル・ワインコンクール2017でも金賞に輝いています。特定の一冠に頼らず、年や審査団体を問わず評価を積み重ねている点は、大規模な供給網と長期熟成に裏打ちされた品質の安定性を物語るものです。

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