目次
Brocard Pierre
ブロカール・ピエール
基本情報
| 地区 | Côte des Bar / コート・デ・バール - Barséquanais / バルセカネ |
| 村 | 10110 Celles-sur-Ource / セル=シュル=ウルス |
| 所在地 | 10 Chemin du Bruyant, 10110 Celles-sur-Ource (Google Maps) |
| 公式サイト | http://www.champagnebrocardpierre.fr/ |
| SNS | @champagnepierrebrocardchampagnepierrebrocard |
| Tel | +33 (0)3 25 38 55 05, +33 (0)3 25 38 55 23(fax) |
| 製造業者種別 | NM |
| インポーター | 有限会社ワイナリー和泉屋 |
| 生産者表記 | SAS Brocard Pierre |
商品更新情報
2026-06-20 18:25:29 エクスペリエンス・タイユの商品情報を更新しました。
2025-06-19 10:55:34 ビュル・ド・ブランの商品情報を更新しました。
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
家族経営の小規模メゾンであるブロカール・ピエールは、法人としてはS.A.S. BROCARD Pierre(資本金10万ユーロ)の名で運営され、現在は5代目当主ティボー・ブロカールが栽培から醸造までを一貫して統括している。生産者区分はネゴシアン・マニピュラン(NM)で、買いブドウを併用しながらも一貫した栽培・醸造哲学のもとでシャンパンを手掛ける体制をとる。1998年にネゴシアン・マニピュランへと区分を移行した後も、栽培から瓶詰めまでの全工程を自社で管理する姿勢は変わっていない。区画ごとの個性を活かす方針は、レコルタン・マニピュランとして自社元詰めを始めた1971年当時から一貫している。
自社畑はコート・デ・バールのバルセカネ地区、セル=シュル=ウルスに約6.5ha広がり、11の区画に分かれてそれぞれが個別に醸造される。別の資料では自社畑8haに契約栽培者からの買いブドウを加えるとも伝えられており、規模の捉え方にはいくらか幅がある。畑は3つの丘陵(コトー)にまたがっており、南向きで粘土質の丘陵、北向きでキンメリジャン紀の泥灰質の丘陵、南向きでポートランディアン期の断層地形をもつ丘陵という、性格の異なる3つのテロワールを併せ持つのが特徴だ。
性格の異なる丘陵を併せ持つことは、単一の畑だけでは得られない多様性をブロカール・ピエールにもたらしている。南向きの丘陵は日照を受けやすく、果実の成熟を後押しする一方、北向きの丘陵は酸をより多く保持しやすい。断層地形をもつ丘陵ではさらに異なる表情が生まれ、区画ごとに個性の異なるブドウが育つ土台となっている。
土壌の基盤はキンメリジャン紀の粘土石灰岩で、ブルゴーニュ・シャブリの土壌と共通する性格を持つ。栽培品種はピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ブランの3種で、11区画それぞれを個別に醸造することで、丘陵ごとの個性の違いをそのまま表現することを重視している。区画・丘陵単位で醸造を分けるのは手間のかかる方法だが、混醸によって個性が均されてしまうことを避け、それぞれのテロワールが持つ味わいの違いをボトルにそのまま映し出すための選択といえる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | セル=シュル=ウルス(コート・デ・バール、バルセカネ地区) |
| 自社畑面積 | 約6.5ha |
| 区画数 | 11区画 |
| 主要品種 | ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ブラン |
| 会社形態 | S.A.S.(資本金10万ユーロ) |
| 自社醸造開始年(RM登録) | 1971年 |
| NM区分移行年 | 1998年 |
| 現体制継承年 | 2012年 |
醸造方針
圧搾には伝統的なコカール(Coquard)式の縦型圧搾機を用い、穏やかで均一な圧搾によって色素の過度な抽出を避けている。発酵はすべてステンレスタンクで行い、各丘陵・各品種が持つ個性をそのまま映し出すことを狙う造りだ。亜硫酸の添加は最小限にとどめ、酸化を防ぐために窒素下での作業を徹底している。
単一品種・単一丘陵由来のミレジムを重視し、長期のシュール・ラット(瓶内熟成)を経ることで、ロースト香やブリオッシュ香を引き出すスタイルを志向する。なかでもピノ・ノワールの複雑性を生かしたブラン・ド・ノワールに強いこだわりを持つ一方、ブラン・ド・ブランも手がけている。この方針は、2012年に家業を継いだ5代目ティボー・ブロカールが、ブルゴーニュの著名生産者のもとで積んだ研鑽と、父ピエールからの助言を土台に築き上げてきたものでもある。
持続可能性への姿勢
公式サイトでは、いかなる認証ラベルや憲章にも属していないとしながらも、最大限の敬意と考察をもって責任ある栽培を行うという方針を明記している。認証取得という形をとらず、畑と向き合う姿勢そのものを軸に据えている点も、このメゾンの家族経営らしいスタンスといえるだろう。
ラベルの取得よりも、11区画それぞれの畑と向き合いながら5代にわたって受け継がれてきた栽培の知見を大切にする姿勢が、このメゾンの持続可能性への向き合い方を物語っている。5代を通じて積み重ねてきた家族の哲学が、いまも畑と醸造の随所に息づいている。
詳細を閉じるキュヴェ一覧
Tradition Brut D'assemlage / トラディション・ブリュット・ダッサンブラージュ
Bulles de Blancs / ビュル・ド・ブラン
Contree Noire Extra Brut / コントレ・ノワール・エクストラ・ブリュット
L'Égarée en Haute Frillon Zéro dosage / レガレ・アン・ハッテ・フリロン・ゼロ・ドザージュ