「コンクール・ジェネラル・アグリコール」とは

Concours Général Agricole / コンクール・ジェネラル・アグリコール

コンクール・ジェネラル・アグリコール(Concours Général Agricole)は、毎年2月にパリで開催される国際農業見本市(サロン・ド・ラグリキュルチュール)にあわせて実施される、フランス最古級の農産物コンクールです。1870年に始まったとされ、ワイン部門のほか、チーズや食肉、園芸作物など農業全般を対象とする総合コンクールである点が特徴で、フランス農業の年に一度の祭典と位置づけられています。 ワイン部門では、産地・品種・カテゴリーごとに部門が細かく分けられ、認定を受けた審査員によるブラインドテイスティング(生産者名を伏せた試飲)によって、金賞・銀賞・銅賞のメダルが授与されます。審査は複数段階に分かれ、一定の得点基準を満たした出品ワインにのみメダルが与えられる方式のため、応募すれば必ず受賞できるわけではありません。メダルを獲得したワインには、ボトルに専用のシールを貼付することが認められており、フランス国内の小売店やレストランでは目にする機会が多いでしょう。 シャンパーニュ地方からも毎年多数のメゾンやレコルタン(自家栽培・醸造を行う小規模生産者)が出品しており、ブリュットやミレジメ(収穫年表示)のシャンパーニュ、コトー・シャンプノワなど、部門ごとに評価が行われます。他の主要な国際的評価誌やコンクールが海外の評論家中心であるのに対し、コンクール・ジェネラル・アグリコールはフランス国内の消費者に向けた性格が強く、フランス国内での販売や知名度向上に一定の意味を持つとされます。 日本ではワイン・スペクテーターワインアドヴォケイトのような点数評価ほど知られていないが、フランス農業省が後援する公的な性格を持つコンクールであり、ボトルの金賞シールを目にした際は、フランス国内の審査を経て選ばれたワインであると理解しておくとよいでしょう。

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