「ビオディヴァン」とは

Biodyvin / ビオディヴァン

ビオディヴァン(Biodyvin)は、ビオディナミ農法で栽培・醸造を行うワイン生産者のための国際認証の一つです。正式名称は Syndicat International des Vignerons en Culture Bio-Dynamique で、1995年にブルゴーニュの生産者らが中心となって設立されました。もう一つの代表的なビオディナミ認証であるデメテールがドイツ発祥で農業全般を対象とするのに対し、ビオディヴァンはぶどう栽培とワイン醸造に特化して作られた点が特徴とされます。 認証を得るには、化学肥料や除草剤を使わない栽培に加え、牛糞を牛角に詰めて土中で発酵させる調剤など独自の製法を用い、天体の運行を意識した作業暦に沿って畑仕事を行う必要があります。醸造面でも、酸化防止剤である亜硫酸の使用量に上限が定められるなど、慣行的な醸造より制約が厳しくなります。認定は組合による審査と定期的な監査によって維持されます。 シャンパーニュ地方では、ビオディナミを実践する生産者の一部がビオディヴァン認証を選んでいます。冷涼な気候と石灰質土壌を持つこの産地では、収穫期の天候リスクが大きく、化学的な防除に頼らない栽培は難易度が高いとされるが、それでも認証を取得するメゾンやレコルタン(自家栽培・醸造を行う小規模生産者)は年々増加傾向にあります。ラベルにビオディヴァンのロゴがあれば、その裏に厳格な栽培・醸造規定をクリアした生産の裏付けがあると考えてよいでしょう。 消費者にとっては、デメテールと並んで、ビオディナミ的なワイン造りを見分ける手がかりの一つとなる認証です。

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