Saâcy-sur-Marne / サアーシー=シュル=マルヌ

サアーシー=シュル=マルヌは、マルヌ川沿いシャンパーニュ村の最西端に位置するオートル・クリュの村。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストでありながらシャルドネが主体という異色の品種構成で、行政上はパリ大都市圏(イル=ド=フランス)に属しながらシャンパーニュAOCを持つ特異な存在だ。

基本情報

地域圏(Région)Île-de-France
県(Département)Seine-et-Marne(Melun)
区(Arrondissement)Meaux
郵便番号 : 77730
面積 : 13.80 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Jouarre, Reuil-en-Brie, Bussières, Nanteuil-sur-Marne, Luzancy, Méry-sur-Marne, Citry, Saint-Cyr-sur-Morin,

「Saâcy-sur-Marne」のぶどう畑

テロワールVallée de la Marne
- Vallée de la Marne Ouest
格付け80% Autre Cru [?]
栽培面積39.5 ha
- Chardonnay23.7 ha (60%)
- Pinot Noir4.4 ha (11.1%)
- Pinot Meunier11.4 ha (28.9%)
- その他0 ha (0%)

特徴

主要品種はシャルドネ(約60%)とピノ・ムニエ(約29%)で、ピノ・ノワールはわずか約11%にとどまる。ピノ・ムニエ優位が続くヴァレ・ド・ラ・マルヌ西部では異色のシャルドネ主体村であり、生まれるシャンパンは白い花や柑橘系の香りを軸にすっきりした酸が際立つ。重厚な骨格よりも、繊細な口当たりとフレッシュな風味が特徴で、アペリティフや魚介料理と合わせやすい一杯を求める飲み手の選択肢となっている。

テロワール

サアーシー=シュル=マルヌのブドウ畑は、村の南東に広がる低い森に覆われた丘の斜面に位置し、主に南西向きおよび北西向きの緩やかな傾斜が続く。標高は52〜200 mと幅があり、マルヌ川左岸(南側)沿いの低地から丘陵上部まで多様な立地を持つ。 ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエスト全体ではピノ・ムニエがエリア平均69.1%を占める優占品種だが、サアーシー=シュル=マルヌではシャルドネが約60%と突出して高く、このエリアの中で際立った例外をなす。右岸で向かい合う隣村ナントゥイユ=シュル=マルヌ(シャルドネ38%)や東隣のシトリー(シャルドネ20%)と比較しても、シャルドネ比率の高さは明確な個性であり、それがこの村のシャンパンに白ブドウ由来の繊細な酸とフレッシュ感をもたらしている。

詳細

サアーシー=シュル=マルヌは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストに属するマルヌ川左岸の村で、シャンパーニュAOCを持つコミューンの最西端に位置する。行政上はイル=ド=フランス地域圏(セーヌ=エ=マルヌ県)に属しており、同じAOC指定を受けるナントゥイユ=シュル=マルヌ・シトリーとともに、シャンパーニュ地方の歴史的・地理的西端境界をなしてきた。

テロワールの最大の個性はシャルドネの高い栽培比率(約60%)にある。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストではピノ・ムニエが支配的(エリア平均69.1%)な中で、シャルドネを主体とするサアーシー=シュル=マルヌは際立った例外をなす。ブドウ畑は村の南東の丘陵斜面に集中し、南西・北西向きの緩傾斜が広がる。オートル・クリュ格付けでエシェル・デ・クリュは白・黒ともに80%、栽培面積は39.50 haと、1997年時点の16 haから約2.5倍に拡大した。

生産者としてはHervé Bombartが挙げられる。RC(Récoltant-Coopérateur=協同組合を経由して自名義で販売する栽培農家)の区分で、シャルドネ55%・ピノ・ノワール35%・ピノ・ムニエ10%の品種構成によるヴィンテージ・シャンパンを手がける。村全体のシャルドネ比率よりもさらにシャルドネを高め、ピノ・ノワールを一定量ブレンドするスタイルは、この村の白ブドウ優位の個性をヴィンテージ表現に昇華させたものといえる。

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「Saâcy-sur-Marne」を拠点とするシャンパン銘柄

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