Engente / アンジャント

アンジャントは、コート・デ・バール屈指のピノ・ノワール村。栽培面積の約90%をピノ・ノワールが占め、オートル・クリュ格付けながら赤系果実の深みと骨格を持つシャンパンを生み出す、コート・デ・バール・バール・シュル・オウボワの隠れた個性派だ。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Aube
区(Arrondissement)Bar-sur-Aube
郵便番号 : 10200
面積 : 5.12 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Arrentières, Colombé-la-Fosse, Maisons-lès-Soulaines, Fresnay,

「Engente」のぶどう畑

テロワールCôte des Bar
- Bar-sur-Aubois
格付け80% Autre Cru [?]
栽培面積19.7 ha
- Chardonnay1.1 ha (5.6%)
- Pinot Noir17.7 ha (89.8%)
- Pinot Meunier0.9 ha (4.6%)
- その他0 ha (0%)

特徴

栽培面積19.70haのうち17.70haをシャルドネでもピノ・ムニエでもなくピノ・ノワールが占める、極めてピノ・ノワール色の強い村。生まれるシャンパンは赤系果実(チェリー、ラズベリー)の風味を軸に、骨格のあるしっかりとした飲み口が特徴。ブドウ比率から、単一村のピノ・ノワール主体ブランはほぼ必然的にこの個性を帯びる。コート・デ・バールらしい果実の豊かさを求める飲み手、とくに赤ワイン好きがシャンパンへの入り口として試すのに向いている一杯だ。

テロワール

アンジャントはバール・シュル・オウボワテロワールの中でも標高の高い一角に位置し、ブドウ畑の平均標高は約222m(最低209m、最高328m)に達する。ブドウ畑は村の東西に広がり、西側は隣接するアランティエールの畑と連続して広がる。斜面は南西〜南東方向を向き、日照を効率よく受ける配置となっている。 気候はケッペン分類Cfbに属す変質海洋性気候。冬は平均1.5℃と寒冷で、秋冬には霧が発生しやすい。年間日照時間は約1,773時間と、フランス全体の平均を下回る抑制された環境にある。年間降水量は近年(1991〜2020年期)で約1,496mmと多く、ブドウの生育期には十分な水分が保たれる。 こうした高標高・曇りがちの気候条件は、ピノ・ノワールのゆっくりとした成熟を促し、果実の凝縮感と酸のバランスを生む要因となっている。東のコロンベ=ラ=フォセとの境界付近では地形が穏やかに変化し、村ごとの微気候の差異が生産スタイルに影響を与えている。

詳細

アンジャントはコート・デ・バール地区のバール・シュル・オウボワテロワールに属するコミューン。オーブ県グラン・エスト地域圏に位置し、オーブ川右岸から約5kmの内陸にある小村だ。コミューン総面積は5.12km²(512ヘクタール)で、ブドウ栽培面積19.70haはその約4%にあたる。西隣のアランティエールとはブドウ畑が連続しており、両コミューンはテロワールとして一体的な性格を持つ。東のコロンベ=ラ=フォセまで約2.4kmの距離にある。

テロワールの最大の特徴は標高の高さだ。畑の平均標高は約222mで、最高地点は328mに達する。斜面は南西〜南東方向に開き、日照条件を確保しながらも、年間日照時間は約1,773時間と抑制された環境にある。年間降水量は近年データで約1,496mmに上り、高い水分保持がピノ・ノワールのゆっくりした成熟を支えている。ヴェルネ川が村内を流れ、周辺の谷地形とともに局所的な微気候を形成している。

品種構成はピノ・ノワールが17.70ha(90%超)を占め、シャルドネ1.10ha、ピノ・ムニエ0.90haが残りをわずかに補う構造。オートル・クリュ格付けでエシェル・デ・クリュは白黒ともに80%。生産者数はDBに7名が登録されているが、コミューン人口(2023年:26人)に示されるとおり、過去一世紀にわたる過疎化が進む極めて小規模な農村であり、商業的に認知された生産者の情報は現時点では乏しい。

村の歴史を記した文献は多くなく、1793年時点の人口155人から2023年の26人へという推移が、この村の近現代史を端的に物語る。村内にはサン・マルタンに捧げられた教会(Église Saint-Martin)が現存し、地域共同体としての長い歴史を今に伝えている。

詳細を閉じる

「Engente」を拠点とするシャンパン銘柄

※現在「Engente / アンジャント」を拠点とするシャンパン銘柄は登録されていません。随時追加銘柄情報を募集しております。コンタクトよりぜひお寄せください。

参考情報