Yves Ruffin / イヴ・ルファンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Avenay-Val-d’Orを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

Yves Ruffin / イヴ・ルファン

Yves Ruffin

イヴ・ルファン

イヴ・ルファンは、1971年の創業当初から化学農薬を拒み有機栽培を貫いてきたアヴネ=ヴァル=ドールのRM(レコルタン・マニピュラン)。親子二代で手掘りしたチョークセラーで静かに熟成させ、土地の個性をそのまま映し出すシャンパーニュを、現在も丁寧に届けている。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Grande Vallée de Marne / グランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
51160 Avenay-Val-d’Or / アヴネ=ヴァル=ドール [Premier Cru]
所在地6 boulevard Jules Ferry, 51160 Avenay-Val-d’Or (Google Maps)
公式サイトhttps://champagneyvesruffin.fr/
SNS@champagneyvesruffin
Tel+33 (0)3 26 52 32 49, +33 (0)3 26 52 34 4(fax)
製造業者種別RM
インポーターアオセフランス株式会社

商品更新情報

特徴・スタイル

ブドウの質こそがシャンパーニュの質を決める、という考え方のもと、イヴ・ルファンは区画ごとの手入れに力を注ぎ、畑の表情がそのまま味わいに表れるスタイルを大切にしている。醸造では新樽の香りに頼らず、オークやアカシアの古樽・フードルで静かに熟成させることで、果実由来の風味を守る。アカシア材は樽としては珍しく、シャルドネにハチミツや白い花を思わせる香りを添えるという。しっかりとした骨格とエレガンスを併せ持つ味わいは、テロワールを丁寧に読み解く姿勢の表れといえる。

歴史・ブランドストーリー

1971年、プルミエ・クリュ村アヴネ=ヴァル=ドールで、代々ヴィニュロンの家系に生まれたイヴ・リュファンと妻オデットがシャンパーニュ・イヴ・ルファンを創業した。折しも化学農薬が普及し始めた時代にあって、夫妻はその使用を拒み、伝統的な栽培法を守る道を選ぶ。シャンパーニュ地方でもごく初期の有機栽培の担い手のひとつとなった。 1975年から1980年代にかけては、自宅の丘に広がるチョーク層を親子二人三脚で手掘りし、セラーを築き上げた。1995年に息子ティエリーが経営を継いで畑とセラーを育て続けたが、その早すぎる死を受け、妻シルヴィーが後を引き継ぐ。 2021年には、アヴィーズで醸造学を学びシルヴィーの下で経験を積んだアントナンが、パートナーのセシルとともに経営者となった。家族として3代目にあたるヴィニュロンであるアントナンは、セシルとともに今も自ら畑とセラーに立っている。

詳細

イヴ・ルファンは、プルミエ・クリュ格付けの村アヴネ=ヴァル=ドールを拠点とするRM(レコルタン・マニピュラン)で、自社畑で育てたブドウを自らの手で醸造・瓶詰めまで手がける生産者である。1971年の創業当初から自社畑を構え、シャンパーニュ地方特有のチョーク質土壌を礎に栽培を続けている。水はけがよく、根を深く張らせながらミネラル感をもたらすとされるこの土壌は、モンターニュ・ド・ランス一帯に広がっており、イヴ・ルファンの畑づくりの土台となっている。こうした格付けは、シャンパーニュ地方の格付け制度エシェル・デ・クリュにおいて上位クラスに区分されることを意味し、畑の立地そのものがこのメゾンの品質基盤の一つになっている。こうした自社元詰めの生産スタイルは、栽培から醸造までの一貫した管理を可能にし、畑の個性をより明確にワインに映し出すことにつながっている。

畑は、アヴネ=ヴァル=ドール内のガラ、ロバン、パントゥネといった区画に加え、隣接するトキシエール=ミュトリーのバ・デ・テット、さらにフイィやレ・ドゥモワゼルなど、複数の単一区画で構成される。単一区画ごとに手を入れることで、それぞれの個性を際立たせる畑づくりが特徴だ。

自社畑の面積は、公式サイトの現行表記で2.80ha、他の資料では3haとする記載もあり、複数の区画取得を経て少しずつ拡大してきた経緯がうかがえる。品種構成についても、ピノ・ノワールとシャルドネを均等に50%ずつとする記載と、シャルドネ60%・ピノ・ノワール40%とする記載の双方が存在する。栽培においては、ブドウそのものの質がシャンパーニュの質を決めるという考えのもと、化学農薬に頼らない手入れが1971年の創業当初から一貫して続けられている。

基礎データ
創業年1971年
格付けプルミエ・クリュ
自社畑面積2.80ha(3haとする資料もあり)
品種構成ピノ・ノワール50%/シャルドネ50%(シャルドネ60%/ピノ・ノワール40%とする資料もあり)

醸造方針

収穫したブドウは、オークやアカシアといった古い樽やフードル(大樽)でのみ醸造される。樽材にアカシアを用いるのは珍しく、シャルドネにハチミツや白い花を思わせる香りをもたらすとされる。新樽の風味に頼らず、果実そのものの表情を引き出すことを狙った選択だ。

1975年から1980年代にかけて、イヴ・リュファンとティエリー親子が自宅の丘のチョーク層を手作業で掘り抜いて完成させたこのセラーは、四季を通じて温度と湿度が安定しており、瓶内での穏やかな熟成に適している。瓶詰め後はこのセラーで、じっくりと熟成期間を重ねる。リザーヴワインの一部にはソレラ方式に近い継ぎ足し熟成を採用し、複数年のヴィンテージを重ねることで、年による違いを吸収した安定した味わいづくりに役立てている。

有機栽培のパイオニア

1970年代のシャンパーニュ地方では、収量と効率を高める化学農薬の使用が急速に広がりつつあった時代である。そうした潮流のなかで、あえて手間のかかる伝統的な栽培に立ち返る選択をしたことが、イヴ・ルファンの出発点になっている。創業者イヴ・リュファンと妻オデットは、化学農薬が急速に普及し始めた1971年の創業当初から、あえてその使用を拒み、伝統的な栽培技術を守る道を選んだ。当時のシャンパーニュ地方において、有機栽培に取り組んだ最初期の生産者のひとつに数えられる。

この姿勢は半世紀以上を経た現在まで受け継がれ、ラベル・ビオ エコセールの認証を取得している。1995年の継承者ティエリー、2007年からのシルヴィー、そして2021年からのアントナンとセシルへと、経営の担い手は移り変わってきたが、化学農薬に頼らず土地と向き合う姿勢は一貫して守られてきた。畑とセラーに立ち続けるアントナンとセシルの二人にとって、創業者夫妻から受け継いだ有機栽培の哲学は、これからも守り続けていく指針となっている。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集