目次
Val Frison別名:Valerie Frison,Demarne Frison
ヴァル・フリゾン別名:ヴァレリー・フリゾン,ドマルヌ・フリゾン
基本情報
| 地区 | Côte des Bar / コート・デ・バール - Barséquanais / バルセカネ |
| 村 | 10110 Ville-sur-Arce / ヴィル=シュル=アルス |
| 所在地 | 14 Rue François Jacquelin, 10110 Ville-sur-Arce (Google Maps) |
| 公式サイト | - |
| 製造業者種別 | RM |
| インポーター | 野村ユニソン株式会社 |
| 生産者表記 | EARL FRISON DE MARNE |
商品更新情報
2026-09-26 11:32:23 レ・クロ・ド・ラ・コート・ブリュット・ナチュールの商品情報を更新しました。
2026-08-23 17:26:24 ラロワ・ブラン・ド・ブラン・ブリュット・ナチュールの商品情報を更新しました。
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
ヴァル・フリゾンが本拠を置くのは、シャンパーニュ地方南部コート・デ・バールのバルセカネ地区に位置するヴィル=シュル=アルス村です。ドメーヌはこの村内に約6haの自社畑を所有し、栽培の中心はコート・デ・バールを象徴する品種ピノ・ノワールで、全体の93%を占めます。残る7%(約0.45ha)がシャルドネで、少量ながらドメーヌの個性を語るうえで欠かせない存在となっています。かつてはブドウを協同組合へ販売していましたが、2000年代後半からは自家元詰めへと舵を切り、現在は栽培から瓶詰めまでを一貫して手がけるレコルタン・マニピュラン(RM)として運営されています。
土壌の基盤となるのは、コート・デ・バール特有のキンメリジャン期の石灰岩と泥灰土(マール)です。同じ村内でも区画によって白色粘土と黄色粘土が入り混じり、さらにシャルドネを植える2区画はポートランディアン土壌の上に位置するなど、小さな面積の中に多彩な地質が同居しています。主要な区画には、樹齢50年を超えるピノ・ノワールが育つキンメリジャンの「レ・クロ・ド・ラ・コート(Les Clos de la Côte)」、ポートランディアンにシャルドネを植えた「レ・コタンヌ(Les Cotannes)」があり、いずれも区画の個性をそのまま瓶に詰める単一畑キュヴェの母体となっています。
栽培面では2003年から有機農法への転換を進め、各区画には自然な下草を生やして生態系を保ちながら、養分の競合を防ぐため3月にすき込むという手入れを続けています。区画ごとに自生する植物相が異なることは、微細なテロワールの違いを映す指標にもなっているとされます。
| 自社畑面積 | 約6ha(ヴィル=シュル=アルス村内) |
|---|---|
| 品種構成 | ピノ・ノワール93%、シャルドネ7% |
| シャルドネ栽培面積 | 約0.45ha |
| 有機農法への転換 | 2003年〜 |
| ドサージュ | 全キュヴェ無補糖(ブリュット・ナチュール) |
醸造方針
ヴァル・フリゾンの醸造は、有機栽培で得た健全なブドウの力を信じることから始まります。醸造の柱は、できる限り何も加えず、何も引かないこと。補糖・補酸・酵素などの添加をゼロに近づけることを目標に、天然の土着酵母による自然発酵でワインを育て、マロラクティック発酵も意図的に止めません。亜硫酸の使用も最小限に抑えた低介入の造りで、仕上げの段階でも糖分を補わず、全キュヴェをブリュット・ナチュールとしてリリースします。
畑では有機農業の認証を取得しているほか、ビオディナミの手法を取り入れているとも伝えられます。ラインアップはピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワールからシャルドネ100%のブラン・ド・ブランまで、いずれも土壌と区画の違いをそのまま伝えることを目指した構成で、テロワールを尊重したフレッシュで生命感のある味わいが持ち味です。
次世代への継承
2018年、ヴァレリーの息子トマ・ド・マルヌがパートナーのフロリー・ピラレスとともにドメーヌへ戻り、世代交代が段階的に進められてきました。ふたりは既存のキュヴェを受け継ぎながら、ポートランディアン土壌の単一畑や、樹齢50年超のピノ・ノワールが育つ単一区画から、新たなキュヴェを相次いで送り出し、区画ごとのテロワール表現をさらに深めています。2020年のヴィンテージまでにふたりが実質的に造りを担うようになり、2023年にはトマが正式に事業を承継。ブランド名も彼の名を冠したものへ移行が進められており、ドメーヌは新しい章へと踏み出しています。母ヴァレリーが築いた低介入の哲学は、そのまま次の世代の土台となっています。
専門家からの評価
その透明感あるスタイルは専門家からも注目されており、シャンパーニュを専門とする評論家ピーター・リエムが紹介文を執筆しているほか、フランスのワイン専門メディアでも特集が組まれるなど、コート・デ・バールの自然派を語るうえで名前の挙がる存在となっています。
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