Robert Faivre / ロベール・フェーヴルは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Belval-sous-Châtillonを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Robert Faivre / ロベール・フェーヴル

Robert Faivre別名:David.R.Faivre,David Faivre

ロベール・フェーヴル別名:ダヴィド.R.フェーヴル,ダヴィド・フェーヴル

ロベール・フェーヴルは、1953年にシャンパーニュ地方ベルヴァル=ス=シャティオン村で創業し、三代にわたり畑を守り続けてきた家族経営メゾン。ピノ・ムニエを主体に、有機栽培への転換を進めながら区画ごとの個性を生かした果実味豊かなキュヴェを生み出している。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ
51480 Belval-sous-Châtillon / ベルヴァル=ス=シャティオン
所在地64 Grande Rue, 51480 Belval-sous-Chatillon (Google Maps)
公式サイトhttp://champagne-faivre.com/
Mailchampagne.faivre@gmail.com
SNS@champagnefaivre
Tel+33 (0)3 26 58 13 19, +33 (0)3 26 58 13 19(fax)
設立1953
製造業者種別RM
インポーターYuka Selections

商品更新情報

特徴・スタイル

ロベール・フェーヴルのスタイルを形づくるのは、畑を代表する品種ピノ・ムニエだ。丸みのある果実味とやわらかな口当たりを軸に、各区画を個別に収穫・圧搾・醸造することでテロワールごとの個性を際立たせている。ラインナップはブラン・ド・ムニエやブラン・ド・ノワール、レゼルヴ・エクストラ・ブリュットからブラン・ド・ブラン、エクストラ・ブリュット・ロゼまで幅広く、ムニエ主体でありながら伝統的な3品種によるアッサンブラージュも手がける。果実味とテロワール、双方の魅力を丁寧に引き出す造り手だ。

歴史・ブランドストーリー

1953年、ロベール・フェーヴルはヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワのベルヴァル=ス=シャティオン村でメゾンを興した。当時は収穫したぶどうを協同組合に託す方式を採っており、創業者の哲学は「畑を守り、次代へつなぐこと」に重きを置いていた。 1975年(一部資料では1970年代初頭とも)、ロベールの死去に伴い息子ベルナール・フェーヴルが経営を継承し、協同組合方式を引き継ぎながらメゾンを支えた。2000年にはベルナールの息子ダヴィド・フェーヴルが3代目当主となり、持続可能な栽培への転換という新たな方針を打ち出す。 2008年に自社の圧搾センターを設け、自社醸造への布石を打ったダヴィドは、2016年にHVEとVDCのダブル認証を取得。そして2017年、ついに協同組合モデルを離れ、自社キュヴェの醸造を開始した。2020年からは全区画で有機栽培への転換を進めており、三代がリレーしてきた家族経営の物語は、いま独立メゾンとしての新章を迎えている。

詳細

ロベール・フェーヴルは、ドルマン・エペルネ・ランスを結ぶトライアングルの内側、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワに位置するベルヴァル=ス=シャティオン村を拠点とする。1953年の創業以来、一貫してこの村の畑にこだわり続けてきた家族経営メゾンで、自社畑は約5.5haとコンパクトながら、村を代表する品種ピノ・ムニエを主体に構成されている。

ムニエだけでなく、ピノ・ノワールとシャルドネを加えた伝統的な3品種によるキュヴェも手がけており、単一品種の個性と3品種のバランス、双方の表現を追求しているのが特徴だ。畑は区画ごとに管理され、収穫・圧搾・醸造もそれぞれ個別に行うことで、小さな村の中にある土壌や日照の違いをキュヴェへ丁寧に反映させている。

ひとつの村にすべての畑を持つことは、シャンパーニュでは決して当たり前ではなく、ロベール・フェーヴルにとってはベルヴァル=ス=シャティオンという土地そのものを表現する強みになっている。

ロベール・フェーヴルはRM(レコルタン・マニピュラン)、すなわち自社畑で育てたぶどうだけを使ってシャンパーニュを仕込む生産者に分類される。大手メゾンのように複数の畑からぶどうを買い集めるのではなく、ベルヴァル=ス=シャティオン村の自社畑だけで完結する造りだからこそ、村の個性がそのままボトルの味わいに映し出される。

沿革・栽培データ
創業1953年
経営継承(2代目)1975年
経営継承(3代目)2000年
自社圧搾センター設立2008年
自社醸造開始2017年
自社畑面積約5.5ha
HVE認証取得2016年
VDC認証取得2016年
有機栽培転換開始2020年

醸造方針

ロベール・フェーヴルの醸造は、区画ごとの個性を守ることを出発点にしている。畑を細かく分けて収穫し、それぞれを個別に圧搾・醸造することで、ひとつの村の中にある微妙な違いをアッサンブラージュの精度へとつなげる方針だ。搾汁には2008年に整備した自社の圧搾センターを用いており、収穫からプレスまでを自社の管理下で行える体制を早くから築いてきた。

もっとも、2017年までは協同組合方式のもとで醸造を続けており、自社ラベルとしてのキュヴェを世に送り出すようになったのは同年以降のことだ。協同組合を離れて独立醸造へ踏み出したこの転換は、3代目当主ダヴィド・フェーヴルが進めてきた持続可能な栽培への取り組みと軌を一にしており、畑での区画管理から醸造・アッサンブラージュまでを一貫して自社で手がける体制が整った。ブラン・ド・ムニエやブラン・ド・ノワール、ブラン・ド・ブラン、レゼルヴ・エクストラ・ブリュット、エクストラ・ブリュット・ロゼなど多様なキュヴェは、こうした区画単位の醸造から生まれている。

協同組合に出荷していた時代は、ぶどうを育てるところまでがロベール・フェーヴルの領分であったのに対し、独立醸造に転じてからは収穫から瓶詰めまでの全工程を自らの手で管理できるようになった点が大きな違いだ。

栽培哲学と環境認証

ダヴィド・フェーヴルが2000年に経営を継承して以降、メゾンが掲げてきたのは持続可能な栽培への転換という方針だ。2016年にはHVE(Haute Valeur Environnementale)とVDC(Viticulture Durable en Champagne)のダブル認証を取得し、環境負荷を抑えた栽培管理を制度面でも裏づけている。

2020年からは自社畑の全区画を対象に有機栽培への転換を開始しており、ベルヴァル=ス=シャティオン村という単一の村に根ざした畑だからこそ実現できる、きめ細かな土壌管理と環境配慮を両立させる歩みが続いている。認証取得や有機栽培への転換は、いずれもダヴィドが経営を担うようになってから着実に積み重ねてきた歩みであり、祖父の代からの家族経営という土台の上に、次の世代へ引き継ぐための環境配慮を重ねている。小さな村の小さな畑だからこそ、変化にも機動的に対応できるのがロベール・フェーヴルの強みでもある。

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