目次
Robert Barbichon
ロベール・バルビション
基本情報
| 地区 | Côte des Bar / コート・デ・バール - Barséquanais / バルセカネ |
| 村 | 10250 Gyé-sur-Seine / ジェ=シュル=セーヌ |
| 所在地 | 8 rue de la Vereille, 10250 Gyé-sur-Seine (Google Maps) |
| 公式サイト | https://www.champagne-barbichon.fr/ |
| contact@champagne-barbichon.fr | |
| SNS | @champagnebarbichon |
| Tel | +33 (0)3 25 38 22 90, +33 (0)3 25 29 15 68(fax) |
| 製造業者種別 | RM |
| インポーター | 株式会社いろはわいん |
商品更新情報
2026-05-22 17:55:27 ブリュット・ロゼ・ド・セニエの商品情報を更新しました。
2026-03-21 07:15:27 ブラン・ド・ブラン・エクストラ・ブリュットの商品情報を更新しました。
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
ロベール・バルビションの畑は、コート・デ・バールの中心的な村であるジェ=シュル=セーヌを本拠に、クルトゥロン、セル=シュル=ウルスの3つの村にまたがって広がっている。丘陵の斜面下部から上部にかけて区画が点在し、全体の約7割が日照に恵まれる南向き(南東・南西)、残る約3割が北向き(北西・北)に位置する。南向きの区画は日照量に恵まれて完熟を後押しし、北向きの区画は酸を穏やかに保ちながら熟すため、畑全体としてバランスの取れたブドウが得られる。この3村にまたがる畑の分散は、単一区画に依存しない安定した収穫を支えている。
土壌はジュラ紀後期キンメリジャン階に由来する泥灰岩質石灰岩で、海洋性の堆積層がベースとなっている。植えられている品種はピノ・ノワールが中心で全体の7割強を占め、シャルドネ、ピノ・ブラン、ムニエがこれに続く。主体となるピノ・ノワールが骨格としっかりとした果実味を与え、シャルドネが酸とエレガンスを、ピノ・ブランとムニエが果実の柔らかさを補う構成である。区画ごとの樹齢には幅があり、古い樹と若い樹が混在する畑となっている。
| 自社畑面積 | 9ha |
|---|---|
| 有機認証面積(AB) | 5.20ha |
| ピノ・ノワール比率 | 約76% |
| シャルドネ比率 | 約12% |
| ピノ・ブラン比率 | 約10% |
| ムニエ比率 | 約9% |
| 南向き区画比率 | 約70% |
| 北向き区画比率 | 約30% |
| ACBエンゲージメント | 2007年11月 |
| 有機認証取得(初回収穫年) | 2010年 |
| ビオディナミ認証(デメテール) | 2012年ヴィンテージ〜 |
| 年間生産量 | 約40,000本 |
栽培から醸造まで貫く環境認証
ロベール・バルビションは2007年11月にACB(ビオロジック・シャンパーニュ生産者協会)へのエンゲージメントを表明し、2010年に有機栽培の認証収穫を迎えた。さらに2012年ヴィンテージからはビオディナミ農法へと転換し、デメテール認証を取得している。畑ではエコセール認証も取得しており、栽培から瓶詰めまで一貫して環境に配慮した生産体制を築いてきた。
ACBは、シャンパーニュ地方で有機栽培を実践する生産者が加盟する専門団体であり、栽培から醸造までのプロセスを第三者機関が検証する枠組みを提供している。デメテール認証は、有機栽培に加えて堆肥や調製剤の使用、暦に基づいた作業などビオディナミ農法特有の基準を満たした生産者にのみ与えられる。
こうした取り組みの結果、年間の生産量は約40,000本にのぼり、その全量がビオワインとして商業化されている。認証面積はAB認証ベースで5.20haにおよび、対象区画の100%を占める規模である。
醸造方針
ロベール・バルビションのロゼは、当主が一貫してロゼ・ド・セニエ製法のみで仕立てている。黒ブドウの果皮を果汁に浸漬し、狙った色調に達した時点で果汁を引き抜くこの製法により、赤ワインをブレンドすることなく色と香りを引き出す。この製法は手間と時間を要するが、当主はブドウ本来の個性を損なわない唯一の方法と考えている。当主は「濃い色調と料理に合う香りを求めてブレンドで造ろうとすると、赤ワインの比率が高くなりすぎて味わいが不調和になってしまう」と語り、渋みが強すぎたり口当たりが複雑になりすぎたりしないよう、あくまでセニエ由来の自然な色調と香りにこだわる。
醸造では、栽培する全区画を個別にヴィニフィエする方針を採用している。区画ごとの個性を仕込みの段階から丁寧に見極めることで、収穫年やテロワールの違いをより繊細にキュヴェへ落とし込むことができるという考え方に基づいている。
栽培から醸造まで一貫してビオディナミの考え方を軸に据え、畑の個性がそのままグラスに映し出されるスタイルを目指している。テロワール由来の塩味とほろ苦さは、酸の少ないヴィンテージほど味わいの余韻を支える役割を果たすといい、収穫年ごとの違いを覆い隠すのではなく、あるがままに表現する姿勢が造りの根底にある。この塩味とほろ苦さは、泥灰岩質の土壌とビオディナミ栽培によって育まれた根の深いブドウ由来であると当主は捉えている。こうして生まれるロベール・バルビションのシャンパーニュは、派手さよりも土地の記憶を映す実直な味わいを志向している。
詳細を閉じる