目次
ブリュット・レゼルブ・ミレジメBrut Carte d'Or
ブリュット・カルト・ドールCarte D'or Rosé Millésime
カルト・ドール・ロゼ・ミレジメBrut Carte Blanche
ブリュット・カルト・ブランシュBrut Millésime
ブリュット・ミレジメCuvée Ultime
キュヴェ・ウルティムCuvée Prestige Roi Rene
キュヴェ・プレステージ・ロイ・レネCarte d'Or Millésime
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René Collard
ルネ・コラール別名:ルネ・コラード
基本情報
| 地区 | Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ - Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ |
| 村 | Cœur-de-la-Vallée / クール=ド=ラ=ヴァレー - 51480 Reuil / ルイユ |
| 所在地 | 18 Grande Rue, 51480 Reuil (Google Maps) |
| 公式サイト | - |
| Tel | +33 (0)3 26 58 32 01 |
| 製造業者種別 | RM |
| 生産者表記 | René COLLARD NM-169-001 |
| 関連銘柄familygroup |
商品更新情報
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
ルネ・コラールの畑は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のルイユと、隣接するダムリーの二つのコミューンに点在していました。総面積は約6.5ha、区画はいずれも小さく分散しており、その一つひとつを当主自身が見て回る規模が、この造り手の仕事のかたちを決めていました。1943年にわずか0.17haの区画から出発し、半世紀近くをかけて少しずつ買い足していった結果としての6.5haであり、はじめから広さを目指した畑ではありません。
植えられているブドウはすべてピノ・ムニエです。マルヌ川沿いの谷筋はこの品種が力を発揮する土地とされ、冷涼で霜のリスクを抱える立地でも安定して熟すことから古くから広く植えられてきました。ルネ・コラールはその土地の主役を他品種に譲らず、100%ピノ・ムニエという構成を最後まで貫きました。ごく一部のヴィンテージでシャルドネを1割ほど補ったことはあるものの、それは例外的な措置にとどまります。区画のなかには樹齢90年を超える古樹も含まれ、植樹が1900年前後にさかのぼる区画の果実が使われた年もありました。
栽培においてもう一つ特筆すべきは、1943年の開始以来、除草剤や殺虫剤をはじめとする化学的な系統剤を一切使わなかったことです。ただしこれは有機認証の取得を前提とした選択ではなく、ABやHVEといった制度上の認証を掲げることはありませんでした。本人にとっては思想の表明ではなく、始めた当初からの当たり前の手順であり、のちに「意図せざる有機」と評されることになる実践が、結果として半世紀にわたって続けられていたことになります。
| 自社畑面積 | 約6.5ha |
|---|---|
| 品種構成 | ピノ・ムニエ 100% |
| 創業時の畑面積 | 0.17ha(1943年) |
| 一次発酵容器 | 600L オーク樽 |
| 澱とともに熟成 | 72〜84ヶ月 |
| デゴルジュマン後の休息 | 6ヶ月以上 |
| 出荷までの熟成 | 10〜15年以上 |
| ロゼの果皮浸漬 | 18〜24時間 |
| カーヴの深さ | 地下約25m |
| 醸造年 | 1943年〜1995年 |
醸造とリリースの方針
一次発酵は600Lのドゥミ・ミュイ(demi-muid)と呼ばれる大型のオーク樽で行われます。ステンレスタンクよりもゆるやかに空気と触れ合うこの容器は、ピノ・ムニエに厚みと複雑さを与えつつ、樽の香りが前面に出すぎない大きさでもあります。マロラクティック発酵は行わず、リンゴ酸をそのまま残すことで、長い熟成のあいだ酒質を支える酸の骨組みを確保しています。
瓶内二次発酵を終えたワインは、澱とともに72〜84ヶ月、およそ6年から7年にわたって寝かされます。デゴルジュマンの後もすぐには出荷せず、最低6ヶ月の休息を置いてから蔵を出すのが決まりでした。ロゼは果皮浸漬を18〜24時間行ってから発酵させる方式で仕込まれ、ドサージュはごく少量か、あるいはまったく加えずにエクストラ・ブリュットに相当する辛口で仕上げられます。
もう一つの原則は、リザーヴワインを使わないことです。複数年をブレンドして味を均すのではなく、各キュヴェは単一の収穫年を主体に組み立てられます。そこに「10年から15年経つまでは市場に出さない」という信条が重なり、ワインは瓶詰めから10年以上、長いものではそれをはるかに超える時間を蔵で過ごしてから初めて世に出ることになりました。1995年の収穫を最後に新規の仕込みが止まったあとも長く出荷が続いたのは、こうした蓄積があったからです。
カーヴと熟成環境
この長期熟成を支えたのが、石灰岩を地下約25mまで掘り抜いた天然のカーヴです。年間を通じて8℃前後の低温が保たれ、外気の変化がほとんど届かないため、瓶はきわめてゆるやかに時間を重ねていきます。最盛期にはこのカーヴに10万本を超える瓶が眠っていたとされ、1943年から1995年までの各年のヴィンテージがそのまま蓄えられていました。現在まで流通が確認できるのは1960年代末から1990年代半ばにかけての白と、1970年代・1980年代のロゼが中心です。
評価
ルネ・コラールの古酒は、ランスの星付きレストラン「レ・クレイエール」が個人生産者としては異例の規模でワインリストに揃えていたことでも知られます。長期熟成を経てもなお酸と骨格が保たれ、過度な老化感に傾かない酒質は、ピノ・ムニエ単一という構成に対する一般的な先入観をくつがえすものとして、熟成シャンパーニュを追う愛好家の間で長く語り継がれてきました。2009年に本人が世を去って以降、新たに仕込まれた瓶が加わることはなく、残された古酒は年を追うごとに希少なものとなっています。
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