Pinot Chevauchet / ピノ・シュヴォシェは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Moussyを本拠とするRC / ブドウ農家の銘柄で、育てたブドウを生産者協同組合にもちこみシャンパンを生産しています。
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目次

Pinot Chevauchet / ピノ・シュヴォシェ

Pinot Chevauchet

ピノ・シュヴォシェ

ピノ・シュヴォシェは、ムーシーとピエリーにまたがる自社畑わずか4haのぶどうだけで仕込む家族経営のグロワー。区画ごとに醸造し、単一品種・単一収穫年のキュヴェを軸に、最低5年の瓶熟成を経てから世に送り出す、手間を惜しまないものづくりが持ち味です。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Côteaux Sud d'Epernay / コトー・シュッド・デペルネ
村51530 Moussy / ムーシー
所在地2 rue Prelot, 51530 Moussy (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-pinotchevauchet.com/
Mailpinot-chevauchet@orange.fr
SNS@champagne_pinotchevauchet
Tel+33 (0)3 26 51 05 76
製造業者種別RC
インポーター株式会社ヴィントナーズ
生産者表記SCEV Pinot-Chevauchet

商品更新情報

特徴・スタイル

ピノ・シュヴォシェは、自社畑で育てたぶどうだけを使い、ぶどうの売買を一切行わない独立系グロワーです。区画ごとに醸造し、単一品種・単一収穫年のキュヴェを軸に据えることで、畑ごとの個性をブレンドでならさずそのまま瓶に閉じ込めます。すべてのキュヴェに最低5年の瓶熟成を課し、亜硫酸の添加も最小限にとどめることで、果実の輪郭がくっきりと際立つ、雑味のないピュアな味わいに仕上げています。上位ラインにはブルゴーニュ樽(フードル)で醸すキュヴェもあり、木の香りと果実味が溶け合う、奥行きのある一本に育ちます。

歴史・ブランドストーリー

ピノ・シュヴォシェのルーツは、ブリジット・パンの家系が「Champagne Pinot」の名で世代を重ねてきたムーシーの畑にあります。転機となったのはブリジットとディディエ・シュヴォシェの結婚で、ブリジットの兄弟が持つ畑も加わり、夫妻はハイフンでつないだ「ピノ・シュヴォシェ」のブランド名を掲げるようになりました。 当時ディディエは会計士として働きながら、家族の畑1.5haを兼業で守っていたが、2000年代半ばに退職を決意し、栽培に専念する道を選びます。畑を買い足し、借地も重ねて規模を約4haまで広げるとともに、有機栽培への転換やリザーヴワインの整備、瓶熟成期間を長く取るスタイルへと醸造方針を刷新し、現在のピノ・シュヴォシェの土台を築きました。

詳細

現在は「SCEA Pinot Chevauchet」として、ディディエ・シュヴォシェとブリジット・パンの夫妻が営みます。ブリジットの家系が世代を重ねてきた畑を受け継ぎ、ディディエが会計士から転身して以来、栽培に軸足を置いた家族経営を、地道に積み重ねてきました。

ピノ・シュヴォシェは、コート・デ・ブランとヴァレ・ド・ラ・マルヌに挟まれたコトー・シュッド・デペルネ地区に本拠を置く、家族経営のグロワーです。自社畑はムーシー村を中心に、隣接するプルミエ・クリュのピエリー村にもまたがり、27の区画に分かれています。ピエリー側はシャルドネが中心、ムーシー側は粘土質・泥灰質の土壌にムニエが優勢というように、区画ごとに異なる表情を見せます。地質は粘土・泥灰質にシリカ(フリント)を多く含む石灰質が重なり合う構成で、この土壌の違いがそのままキュヴェの個性につながっています。

栽培では36年以上にわたり持続可能な取り組みを積み重ねてきました。下草は自然に任せ、除草は化学除草剤を使わず機械で行い、土壌には堆肥による有機的な施肥を施します。病害虫についても生物的な防除を選択するなど、畑の生態系を保つ姿勢を徹底しています。2018年からはVDC(Viticulture Durable en Champagne)とHVE(Haute Valeur Environnementale)の認証を取得し、有機栽培への転換にも着手しました。こうした地道な取り組みが、ぶどう本来の味わいをそのまま瓶に映す土台になっています。

栽培・生産データ
項目内容
自社畑面積約4ha(27区画)
持続可能な栽培への取り組み年数36年以上
環境認証取得年2018年〜(VDC・HVE)
最低瓶熟成期間5年以上
国内外販売比率フランス国内約30%/輸出約70%

醸造方針

収穫したぶどうは区画ごとに分けて醸造し、単一品種・単一収穫年のノン・アッサンブラージュのキュヴェを複数展開することで、畑それぞれのテロワールをそのまま表現する方針を貫きます。この区画別醸造(ヴィニフィカシオン・パーセレール)により、同じ畑から生まれたぶどうでも収穫年や区画ごとの個性が丁寧に描き分けられます。全キュヴェについて商品化前に最低5年の瓶熟成を課し、亜硫酸の添加も最小限に抑えることで、澄んだ果実味を保ったまま熟成の深みを重ねていきます。上位ラインの「Champagnes Parcellaires」ではブルゴーニュ樽(フードル)で醸造・熟成するキュヴェも手掛け、木由来のニュアンスを加えた奥行きのある味わいに仕上げています。リザーヴワインの整備も進め、ヴィンテージをまたいだ質の安定にもつなげています。こうして生まれるレンジは、ブレンドによって均一化された味わいではなく、区画・収穫年ごとの個性がそのまま感じられる、テロワール表現に重きを置いた構成になっています。

受賞・評価

ガイド・アシェット・デ・ヴァン(Guide Hachette des Vins)には2018年から2026年にかけて複数年・複数キュヴェで掲載され、ゴ・エ・ミヨでも2020年、2021年、2026年と継続的に取り上げられてきました。ル・モンド、テール・ド・ヴァン、ル・パリジャンといった新聞・雑誌でも紹介される機会が続いており、フランス国内ではミシュラン三つ星のラシエット・シャンプノワーズやル・ミラズール、二つ星のラ・メール・ブラジエなど、星付きレストランのワインリストにも名を連ねています。

海外展開

販売構成はフランス国内が約30%で、レストランやカヴィスト、個人客向けが中心を占め、輸出は約70%を占め、欧州のインポーターを中心に北米やアジアにも販路を広げています。自社畑産ぶどう100%で仕込んだキュヴェを、ネゴシアンへのぶどう売却を一切行わずに自社ブランドとして届けるスタイルは、輸出市場においても一貫した個性として評価されています。

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