Philippe Fourrier / フィリップ・フーリエは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Barovilleを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Philippe Fourrier / フィリップ・フーリエ

Philippe Fourrier

フィリップ・フーリエ

フィリップ・フーリエは、コート・デ・バールのバロヴィル村で1847年から5世代続く家族経営メゾン。畑仕事を知り尽くした当主と、醸造を担う息子ジュリアンが二人三脚で、ピノ・ノワールを核に希少なピノ・ブランまで手掛ける多彩な品種構成から、骨格のあるシャンパーニュを生み出している。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Bar-sur-Aubois / バール・シュル・オウボワ
村10200 Baroville / バロヴィル
所在地39 rue de Bar-sur-Aube, 10200 Baroville (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-fourrier.com/
Mailcontact@champagne-fourrier.fr
SNS@champagnephilippefourrier
Tel+33 (0)3 25 27 13 44, +33 (0)3 25 27 12 49(fax)
製造業者種別NM

商品更新情報

特徴・スタイル

フィリップ・フーリエのスタイルは、単一品種とアッサンブラージュの双方を軸に、驚くほど幅広い。ピノ・ノワール主体のキュヴェは白い果実や蜂蜜を思わせる力強さと複雑味をたたえ、ピノ・ノワールとシャルドネを組み合わせた一本は柑橘やパンのニュアンスでフレッシュに仕上がる。希少なピノ・ムニエやピノ・ブランを主役にしたキュヴェは、アニスや白い果肉の香りで丸みや爽やかさを表現し、樹齢30年の単一区画シャルドネから生まれる一本は、レモンや白い花、ミネラル感をまとった繊細でエレガントな味わいを見せる。

歴史・ブランドストーリー

フィリップ・フーリエの歴史は1847年、コート・デ・バールのバロヴィル村で幕を開けた。以来5世代にわたり、一族はこの丘陵地で葡萄と向き合い続けてきた。当主フィリップは代々続く葡萄栽培農家の家系に生まれ、1950年代から畑仕事を手伝い始め、1979年には自らの手で初めての収穫を経験する。 その後45年という長い歳月をかけて、経営と醸造を少しずつ息子ジュリアンへと引き継いでいった。現在ジュリアンはシェフ・ド・カーヴとして醸造全体を統括し、コート・デ・バールならではのピノ・ノワールに加え、希少なピノ・ブラン、ピノ・ムニエ、シャルドネという4つの品種を自在に操る。親から子へ、畑への向き合い方とともに受け継がれてきた技術が、バロヴィルの丘に息づいている。

詳細

フィリップ・フーリエの畑は、コート・デ・バール地区(バール・シュル・オウボワ)のバロヴィル村に広がっている。この村ならではの自然な円形劇場状の丘陵地形を活かし、南から南西向きの斜面に葡萄を植えることで、日照条件を最大限に引き出している。栽培品種はピノ・ノワールとシャルドネを中心に、ピノ・ムニエ、そして希少なピノ・ブランを加えた4品種で、中でも南向きの一角には樹齢30年を数える古樹のシャルドネ単一区画があり、メゾンの看板となる一本を支えている。こうしたすり鉢状の地形は、太陽の光を斜面全体に均等に受け止められる点で、葡萄の成熟に適した好条件とされる。

栽培においては、エコバークや堆肥の散布、畝間の草生栽培、丁寧な土壌管理を世代を超えて積み重ね、HVE(Haute Valeur Environnementale)認証の取得へとつなげた。HVEはフランス農務省が定める環境認証制度で、生物多様性の保全や農薬使用量の管理、水資源やエネルギーの適正な使用などを総合的に評価するもの。畑仕事を知り尽くした当主フィリップと、醸造を統括する息子ジュリアンが二人三脚で、環境に配慮した栽培と伝統的な技術を両立させている。

フィリップ・フーリエは、1847年の創業以来5世代にわたって受け継がれてきた家族経営のメゾンである。当主フィリップから息子ジュリアンへと、45年という歳月をかけて経営と醸造の責任を段階的に引き継いできた歩みそのものが、この畑への向き合い方を物語っている。地道な世代交代の積み重ねが、いまのフィリップ・フーリエを形づくっている。

栽培・沿革データ
創業1847年
経営5世代にわたる家族経営
自社畑面積25ha
主要区画樹齢30年(南向き単一区画)
環境認証HVE(Haute Valeur Environnementale)

醸造方針

フィリップ・フーリエは、単一品種で仕立てるキュヴェと、複数品種をアッサンブラージュするキュヴェの両方を手掛けている。畑や区画を選び分け、リザーブワインとドサージュを巧みに使い分けることで、ヴィンテージとノンヴィンテージそれぞれの個性を描き出す。リザーブワインは、複数のヴィンテージを貯蔵しておき、ブレンドに用いることで年ごとの気候差を均し、安定した味わいを保つための重要な要素となっている。仕込みはステンレスタンクでの温度管理を基本としながら、一部のキュヴェはオーク樽での熟成を経ることで奥行きを加える。瓶詰め後は数年単位の長期熟成を経てからデゴルジュマンを行い、そこからさらにカーヴで休ませてから出荷するなど、時間をかけた仕上げを大切にしている。デゴルジュマンとは、瓶内二次発酵で生じた澱を取り除く工程を指し、その後のドサージュで甘辛のバランスを最終的に調整する。厳選したテット・ド・キュヴェのみを用いた数量限定の一本を送り出すこともあり、辛口寄りのドサージュで仕上げるスタイルも手掛ける。手掛けるキュヴェは、ピノ・ノワールやシャルドネの単一品種で仕立てる一本から、複数品種を組み合わせたアッサンブラージュまで幅広い。希少なピノ・ブランやピノ・ムニエを主役にした仕立ても行っており、コート・デ・バールで育つ4品種それぞれの個性を生かしたレンジ構成となっている。

受賞歴・評価

フィリップ・フーリエの造り手たちは、Andreas Larsson、Jancis Robinson、Elle à Table、The Drinks Businessといった海外の評論家やメディアから注目を集めているほか、IWSCやDWWAといった国際的なコンクールでも高い評価を積み重ねてきた。家族経営ならではの丁寧な仕事ぶりが、こうした評価の広がりを支えている。こうした評価の広がりは、伝統的な技術と環境に配慮した栽培を地道に積み重ねてきた成果といえる。初心者から愛好家まで、幅広い層に評価されている点も、フィリップ・フーリエの信頼性を裏付けている。

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