Petit & Bajan / プチ・エ・バジャンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Avizeを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

Petit & Bajan / プチ・エ・バジャン

Petit & Bajan

プチ・エ・バジャン

プチ・エ・バジャンは、グラン・クリュのアヴィーズを本拠に、クラマンやヴェルズネイなど選び抜いた自社畑だけでシャンパーニュを生み出す夫婦二人のグロワー・メゾン。丹念な栽培と低めのドサージュで、テロワールを映す繊細でエレガントな味わいを追求しています。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
村51190 Avize / アヴィーズ [Grand Cru]
所在地10 rue d'Oger, 51190 Avize (Google Maps)
公式サイトhttp://champagne-petit-et-bajan.fr/
Mailcontact@champagne-petit-et-bajan.fr
SNS@champagnepetitetbajan
Tel+33 (0)3 26 52 79 97
製造業者種別RM
インポーター株式会社ラフィネ
生産者表記EARL PETIT BAJAN

商品更新情報

特徴・スタイル

プチ・エ・バジャンが目指すのは、余分な装飾をそぎ落とし、アヴィーズのグラン・クリュ・テロワールそのものを映し出すような純粋な味わいです。手摘みの実を丁寧に選果し、収穫からわずか数時間で搾汁するなど、果実の個性を守るための工程を随所に重ねています。 仕上げの甘さを抑えた低ドサージュを基本とすることで、テロワールの輪郭がぼやけることなく、繊細さと骨格を両立させたエレガントな酒質に仕上がります。「小さなディテールの積み重ねが差を生む」という夫婦の哲学が、グラス一杯の透明感に表れています。

歴史・ブランドストーリー

物語は1992年、代々アヴィーズに畑を受け継ぐ家系に生まれたリシャール・プティと、モンターニュ・ド・ランスのヴェルズネイでピノ・ノワールを育む家系のヴェロニック・バジャンとの出会いから始まります。1997年に結婚した二人は、1999年、リシャールが両親から畑を継承する前段階として、まず11アール18というごく小さな区画の管理からスタートしました。 2004年頃には「いつか二人でワインを共に手掛けたい」という夢が芽生え、2008年12月31日、アヴィーズの銘醸シャンパーニュを飲み比べた夜、自分たちのグラン・クリュ・テロワールにも同じ可能性が眠っていると確信し、この日をブランド設立の原点とします。 以来、畑を少しずつ広げ、2011年にはグラン・クリュ格付け地で3haを超える規模に到達。畑仕事と醸造をリシャールが、アッサンブラージュと経営をヴェロニックが担う夫婦二人三脚の体制のもと、着実にワインづくりを重ね、2022年にはアメリカの専門誌「ワイン・アンド・スピリッツ」の「トップ100ワイナリー」に選出されるなど、外部からの評価も高まっています。

詳細

プチ・エ・バジャンは、アヴィーズの畑を代々受け継ぐ家系に生まれたリシャール・プティと、モンターニュ・ド・ランスのヴェルズネイでピノ・ノワールを育んできた家系のヴェロニック・バジャンが営む、EARL PETIT BAJANという家族経営のメゾンです。自社畑は、コート・デ・ブランのグラン・クリュ、アヴィーズ、クラマン、オジェにまたがるシャルドネ区画と、ヴェルズネイのピノ・ノワール区画で構成され、全区画がグラン・クリュ格付け地に位置しています。栽培・収穫・醸造をリシャールが、アッサンブラージュとテイスティング、経営管理や対外的な窓口をヴェロニックが担う、明確な役割分担のもとで運営されています。2008年12月31日、アヴィーズの銘醸シャンパーニュを飲み比べる中で、自らのグラン・クリュ・テロワールから優れたワインを生み出せると確信したことが、独立ブランドとしての出発点となりました。

チョーク質土壌に根を張るシャルドネの畑は、リシャールにとって幼い頃から親しんできた土地であり、区画ごとの個性を知り尽くした細やかな観察眼が栽培に生かされています。収穫の時期を見極める姿勢は特に徹底しており、果実が理想の熟度に達するまで収穫を待つことから、アヴィーズで最後まで収穫を続ける生産者の一人に数えられています。栽培では持続可能な農法を志向し、ブランド設立当初から自社畑の土壌分析を継続的に行うことで、テロワールの理解に基づいた栽培管理を積み重ねてきました。畑面積は設立以降段階的に広がり、2011年にはグラン・クリュ格付け地で3haを超える規模に到達、現在は約3.5haに至っています。区画は決して大きくありませんが、その分すみずみまで目が行き届いた管理が可能になっています。

収穫はすべて手摘みで行い、畑とセラーの両方で厳しく選果することで、健全でポテンシャルの高い果実だけを醸造に用いています。

自社畑はすべてグラン・クリュ格付け地に集中し、面積・熟成期間・ドサージュ量には次のような特徴があります。

栽培・生産データ
自社畑面積約3.5ha
畑の格付けグラン・クリュ100%
展開キュヴェ数4キュヴェ
瓶内熟成期間最低3年
ドサージュ約3g/L

醸造方針

手摘みで収穫されたブドウは、畑およびセラーでの選果を経たのち、収穫から2〜3時間以内に伝統的な垂直式の木製圧搾機(pressoir familial)で搾汁されます。得られた果汁は発酵由来の炭酸ガスによる天然の膜で覆われ、酸化から守られたまま厳格な澱引き(débourbage sévère)にかけられ、清澄な果汁のみが発酵へと進みます。

発酵は選択酵母によるアルコール発酵に加えてマロラクティック発酵も行い、丸みと複雑味を引き出します。瓶内での熟成期間は最低3年を確保し、時間をかけて味わいを練り上げたのち、全キュヴェ共通の方針として約3g/Lという低めのドサージュで仕上げます。「小さなディテールの積み重ねが差を生む」という考え方のもと、繊細さと骨格を両立させたスタイルが貫かれています。熟成期間やドサージュの数値は、キュヴェごとの個性よりも、メゾン全体としての一貫したスタイルを守るために設定されています。

受賞歴・評価

2022年には、アメリカの専門誌「ワイン・アンド・スピリッツ」が選ぶ「トップ100ワイナリー」に選出されました。ほかにも「ゴ・エ・ミヨ」、ジャンシス・ロビンソン、「ワイン・エンスージアスト」、「ベタン・エ・デソーヴ」といった主要専門誌・評論家から継続的に高い評価を受けており、グラン・クリュ・テロワールを体現するグロワー・メゾンとして国際的な評価を確立しつつあります。こうした評価の背景には、グラン・クリュ格付け地に集中する自社畑と、細部にこだわる栽培・醸造の積み重ねがあります。テロワールへの深い理解と丹念な手作業の積み重ねが、プチ・エ・バジャンというブランドの信頼を支えています。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集