Louis Brochet / ルイ・ブロシェは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Écueilを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

Louis Brochet / ルイ・ブロシェ

Louis Brochet

ルイ・ブロシェ

ルイ・ブロシェは、エキュイユ村で19世紀から4代にわたり畑を受け継ぐレコルタン・マニピュラン。畑の優良な株だけを選び抜く「マサル・セレクション」の先駆的な手法を今に受け継ぎ、村を代表するピノ・ノワールの個性を映すシャンパーニュを手がける造り手だ。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Petite Montagne de Reims / プティット・モンターニュ・ド・ランス
51500 Écueil / エキュイユ [Premier Cru]
所在地12 rue de Villers aux Noeuds, 51500 Écueil (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-brochet.com/
Mailcontact@champagne-brochet.com
SNS@champagnelouisbrochet
Tel+33 (0)3 26 49 77 44, +33 (0)3 26 49 77 17(fax)
製造業者種別RM
インポーター株式会社アンフィニー
生産者表記E.A.R.L. BROCHET - HERVIEUX
関連銘柄familygroup

商品更新情報

特徴・スタイル

ルイ・ブロシェのスタイルは、自社畑の4分の3を占めるピノ・ノワールを軸にした、しっかりとした骨格が持ち味だ。ヴィンテージを重ねたリザーヴワインをソレラ方式で継ぎ足しながら育てる仕組みを取り入れ、複数年の熟成感をブレンドに溶け込ませている。 ラインナップはエクストラ・ブリュットからデミ・セックまで甘さの幅が広く、ロゼやブラン・ド・ブラン、ブラン・ド・ノワール、ミレジメまで揃い、伝統的なアサンブラージュから限定ヴィンテージ、静止ワインまで多彩な顔を持つ。

歴史・ブランドストーリー

ルイ・ブロシェの歴史は、19世紀にエキュイユ村で畑仕事を始めた一族の歩みから始まる。始祖マリー・アルセーヌ・ブロシェは、良い実をつける株だけに印を付けて選び抜く独自の選抜技術を確立し、この工夫が今日まで受け継がれるピノ・ノワールの個性を育んできた。1881年生まれの息子ルイ・ブロシェは、家族として初めて自らの名を冠したラベルを制定し、公式には1943年にエキュイユでの拠点を確立したと伝わる。 続く世代のアンリ・ブロシェは妻イヴォンヌ・エルヴューと二人三脚で醸造と商業化を本格化させ、「ドメーヌ・ブロシェ=エルヴュー」の名で約70年にわたり一族のシャンパーニュを担った。その後を継いだアラン・ブロシェと妻ブリジットを経て、2013年にはアランの子であるエレーヌとルイの兄妹がドメーヌを継承。2011年、曾祖父ルイへの敬意を込めてブランド名を「Louis Brochet」へと改めた。醸造学を修めたルイがアサンブラージュを、エレーヌが経営とコミュニケーションを担い、家族経営の伝統は今も続いている。

詳細

畑の礎には、19世紀に始祖マリー・アルセーヌ・ブロシェが編み出した選抜手法がある。良い実をつける株だけに3年連続で印を付け、その穂木だけを台木に接ぐという、後のマサル・セレクションの先駆けとなる手法で、この選抜による自根の血統が現在もエキュイユ産ピノ・ノワールの個性を支えている。

エキュイユ村を拠点とするルイ・ブロシェは、自社畑約13ha・50区画をエキュイユのプルミエ・クリュ格付け地を中心に、周辺の複数のテロワールにまたがって保有する。「セパージュ・ロワ(王の品種)」と称されるピノ・ノワールが畑の4分の3を占める主力品種で、シャルドネとピノ・ムニエが続く。2014〜2015年には、ブランスクールの「ジャクソンヌ(Jacquessonne)」、トルスロンの「ラ・ノンヌ(La None)」、ヴィレ=オー=ヌードの「モン・ブノワ(Mont Benoit)」の3区画・計80アールを新たに取得し、畑の拡張を続けている。

栽培では除草剤の段階的な廃止と化学殺虫剤の不使用、天然有機肥料の使用を軸とした環境配慮型の農法を実践しており、2017年には「HVE(環境高付加価値農業)」と「VDC(シャンパーニュ持続可能な栽培)」の2つの認証を取得した。この認証は125項目にわたる基準をクリアして初めて得られるもので、除草剤や化学殺虫剤への依存を減らす姿勢を裏付けている。

栽培・生産データ
自社畑面積約13ha(50区画)
主要品種構成ピノ・ノワール中心(畑の約75%)、シャルドネ、ピノ・ムニエ
環境認証HVE、VDC(2017年取得)
澱との熟成期間24〜36か月(通常キュヴェ)
リザーブワイン配合比率主要キュヴェで約45%(ソレラ方式)
会社形態EARL(資本金270,000ユーロ)

醸造方針

収穫からラベリングまでの全工程を自社の設備でドメーヌ内完結させる垂直統合型の生産体制を敷く。9月に手摘みで収穫したブドウは房ごとプレス機に投入して即日圧搾し、一晩静置してデブルバージュ(清澄)を行った後、温度管理されたステンレスタンクで約6か月の一次発酵に入る。アサンブラージュは3月、瓶詰めは4〜5月に行われる。

澱との熟成期間は通常キュヴェで24〜36か月、優れたヴィンテージのキュヴェではさらに長期にわたる。主要キュヴェのブレンドには、古樽で育てたソレラ方式のリザーブワインを一定比率で配合し、複数年にわたる熟成感を重ねている。デゴルジュマンは伝統的な「ア・ラ・グラス」方式を用い、瓶口をマイナス25度の冷却液に浸けて澱を凍らせてから排出する手法を守り続けている。裏ラベルには品種構成やヴィンテージ、ティラージュ日、デゴルジュマン日、ドサージュ量までを自社で記載し、透明性の高い情報開示を行っている。醸造からラベリングまでを一貫して自社で手がける姿勢が、地に根ざした個性を守り続ける原動力になっている。

ラインナップの構成

商品構成は6つのコレクションに分かれ、伝統的なアサンブラージュによる「エリタージュ(Héritage)」、ナンバリングボトルの「シニャチュール(Signature)」、限定醸造やヴィンテージ表示キュヴェを扱う「エフェメール(Éphémère)」、同一の原酒をコルク栓と王冠栓の両方で仕上げて比較できる「ディジゴート(Dizygotes)」、コトー・シャンプノワと呼ばれる静止の赤ワイン・白ワインを含む「コトー(Coteaux)」、ラタフィアなどの蒸留酒を扱う「スピリテュー(Spiritueux)」で構成される。王冠栓は熟成中の還元的な環境を保ち、コルク栓は微量の酸素透過による熟成を促すとされ、同じ原酒でも仕上がりに違いが生まれる仕組みを、あえて飲み手に提示する試みとなっている。伝統と遊び心を併せ持つ幅広いレンジ展開が、このドメーヌの個性のひとつになっている。

評価

フランスの評価誌ゴー・ミヨでは、レンジを構成する複数のキュヴェが高得点で継続的に評価されており、造り手としての実力の高さを裏付けている。家族経営ならではのきめ細かな造りが、専門筋からの評価にもつながっている。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集