Les Frères Mignon / レ・フレール・ミニョンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Cramantを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Les Frères Mignon / レ・フレール・ミニョン

Les Frères Mignon

レ・フレール・ミニョン別名:フレール・ミニョン,レ・フレール・ミニヨン

レ・フレール・ミニョンは、コート・デ・ブランの銘醸村クラマンを拠点に、ミニョン家の兄弟2人が2015年に立ち上げた新しい造り手です。代々受け継いできたグラン・クリュの畑を引き継ぎ、樽を使った自然な造りでテロワールの個性をそのまま映し出すシャンパーニュを丁寧に生み出しています。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
村51530 Cramant / クラマン [Grand Cru]
所在地271 rue du Général de Gaulle, 51530 Cramant (Google Maps)
公式サイト-
SNS@florent_mignon
設立2016
製造業者種別RM
インポーター株式会社indigo
生産者表記SCEV MIGNON GENTIL, EARL MIGNON GENTIL
関連銘柄familygroup

商品更新情報

特徴・スタイル

レ・フレール・ミニョンが目指すのは、畑の個性をできるだけそのまま瓶に写し取ることです。キュヴェは基本的に村ごとに分けて仕込まれ、アヴィーズ、クラマン、キュイといったコート・デ・ブランの各村が持つ表情の違いが、そのまま味わいの違いとして立ち現れます。 支えているのは、手を加えすぎない醸造です。発酵は自生酵母にまかせ、清澄も濾過も行わず、亜硫酸の使用も最小限にとどめます。余計な操作を省いた分だけ、土地由来のミネラル感と、フィネスと呼ばれるきめ細かな質感が素直に輪郭を描きます。

歴史・ブランドストーリー

ミニョン家は代々ブドウ栽培に携わってきた一族ですが、ある時期から自家醸造をやめ、収穫したブドウを売り渡す栽培農家として歩んできました。その流れを変えたのが、フロランとジュリアンの兄弟です。 2015年、二人は父が長年かけて手を入れてきた区画を引き継ぎ、自分たちの名前で瓶詰めするブランドの立ち上げに踏み出しました。母方から受け継いだアヴィーズ、父方から受け継いだクラマンとキュイ——一族が世代を越えて守ってきた畑が、そのまま新しい挑戦の土台になったのです。初年度には圧搾機や温度管理のできるステンレスタンク、樽、貯蔵セラーを備えた建物を新設し、栽培から醸造・熟成までを自分たちの手で完結させる体制を整えました。 2016年、設備が整った年に初めての自社収穫を迎えます。そして2019年春、待望のファーストキュヴェ「ラヴァンチュール」を世に送り出しました。フランス語で「冒険」を意味するその名は、栽培農家から造り手へと踏み出した兄弟の歩みそのものを映しています。

詳細

レ・フレール・ミニョンの自社畑は約8.8ha。その大半がコート・デ・ブランのアヴィーズ、クラマン、キュイに広がり、加えてヴァレ・ド・ラ・マルヌのキュミエールにも区画を持ちます。アヴィーズとクラマンはいずれもグラン・クリュに格付けされた村で、シャルドネの銘醸地として知られる土地です。キュイはプルミエ・クリュ、キュミエールもプルミエ・クリュにあたり、後者ではピノ・ノワールを栽培しています。植えられているブドウのおよそ9割はシャルドネで、残りがキュミエールのピノ・ノワールという構成です。

これらの畑は、一族が世代を越えて受け継いできたものです。アヴィーズの区画は母方から、クラマンとキュイの区画は父方から引き継がれました。キュイには1974年に植えられたシャルドネの区画が残り、優れた樹から穂木を選んで増やすマサル・セレクション(sélection massale)によって受け継がれてきた系統です。畑ごとの成り立ちの違いが、そのままキュヴェの個性の違いにつながっています。

栽培の方向転換は、兄弟が独立する前から始まっていました。父の代でおよそ15年前から順次、除草剤の使用をやめ、犁(プラウ)で土を耕す昔ながらの方法へと切り替えてきたのです。この積み重ねがあったからこそ、兄弟は自分たちのブランドを立ち上げた時点で、すでに手入れの行き届いた畑を受け継ぐことができました。2016年以降は約1.5haでビオロジックおよびビオディナミの手法を実践し、防除にはイラクサ、トクサ、西洋ノコギリソウ、カモミールといった植物由来の資材を用いています。それ以外の区画は、必要な場面でのみ最小限の処置を行うリュット・レゾネ(減農薬栽培)で管理されています。

栽培・醸造データ
自社栽培面積約8.8ha
自社畑の所在村数4村
品種構成シャルドネ 約90%/ピノ・ノワール 約10%
ビオロジック・ビオディナミ実践面積約1.5ha(2016年〜)
古樹区画の植樹年1974年(キュイ)
熟成容器フレンチオーク樽 255L/600L
樽熟成期間約1年
瓶内熟成期間約2年
初収穫年2016年

醸造方針

収穫したブドウは、単一の村ごとに区分して仕込まれます。村の違いをブレンドでならすのではなく、それぞれの畑が持つ表情を独立したキュヴェとして表現するためです。唯一の例外が、樹齢を重ねたシャルドネをコート・デ・ブランの複数の村から集めて仕上げるファーストキュヴェ「ラヴァンチュール」で、これはブランドの出発点を象徴する存在として別格の位置づけにあります。

発酵に使うのはフレンチオークの樽で、255Lのバリックと600Lのデミ・ミュイを併用します。培養酵母を加えず、ブドウとセラーに棲みつく自生酵母の働きにまかせて発酵させ、そのまま約1年の樽熟成に入ります。樽は風味を付けるための道具ではなく、ワインがゆっくりと呼吸しながら熟成するための器として選ばれています。

瓶詰め以降の工程も、できる限り手を加えません。清澄も濾過も行わず、酒石を安定させるための低温処理も避け、亜硫酸の使用は最小限に抑えられます。瓶内で澱とともに過ごす期間はデゴルジュマンまで約2年におよび、この間にゆっくりと味わいの輪郭が定まっていきます。ミニマルな造りが成立するのは、健全なブドウが穫れる畑があってこそです。

兄弟による分業と設備投資

レ・フレール・ミニョン、すなわち「ミニョン兄弟」の名が示すとおり、このメゾンはフロランとジュリアンの二人三脚で成り立っています。フロランは主にセラーでの仕事、すなわち圧搾から発酵・熟成・瓶詰めに至る醸造工程を担当し、ジュリアンは畑仕事を受け持ちます。栽培と醸造のそれぞれに専任の担い手がいる体制は、区画ごとに細かく仕込みを分ける造りを支える土台でもあります。

二人の背中を押したのが父の存在でした。土地の再開拓と栽培方法の転換を進め、新しいブランドの設立も後方から支えています。2015年の立ち上げ初年度に、圧搾機、温度調節機能を備えたステンレスタンク、醸造設備、樽、そして貯蔵用のセラーを収めた建物を新たに建てたのも、栽培から出荷までを自分たちの手の内に置くという決断の表れです。ブドウを売る側から、自分たちの名前で瓶に詰める側へ。一族の歴史のなかでも大きな転換点が、この設備投資に刻まれています。

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キュヴェ一覧

ラヴァンチュール・ブラン・ド・ブラン L'Aventure Blanc de Blancs

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