Julie Dufour / ジュリー・デュフールは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Landrevilleを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Julie Dufour / ジュリー・デュフール

Julie Dufour

ジュリー・デュフール

ジュリー・デュフールは、コート・デ・バールのランドゥルヴィルでビオロジック栽培の畑を受け継いだ女性醸造家によるRMドメーヌ。パリでITセキュリティの仕事に就いていたが2012年に家業へ戻り、自らの手で畑からシャンパーニュを生み出す道を選んだ。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
村10110 Landreville / ランドゥルヴィル
所在地10 rue de la Croix Malot, 10110 Landreville (Google Maps)
公式サイトhttps://champagnesbiologiques.fr/
Mailjd@champagnejuliedufour.fr
SNS@champagnejuliedufour
Tel+33 (0) 6 84 48 54 10
設立2010
製造業者種別RM
インポーターヴィヴィット
関連銘柄familygroup

商品更新情報

特徴・スタイル

ジュリー・デュフールが目指すのは、畑の力を極力そのまま生かすシャンパーニュだ。ビオロジック栽培によって樹勢が自然に穏やかになるため、除葉やグリーン・ハーヴェストといった人為的な調整はほとんど行わない。摘芯も1〜2回にとどめ、耕耘によって下草を自然に生やすことで、土壌の生態系を守りながら育てる。 収穫したブドウの大部分は他の生産者へ販売し、自社で元詰めするのは全体のごく一部にすぎない。だからこそ一本一本に、畑と向き合う時間を惜しまない丁寧な手仕事が凝縮されている。

歴史・ブランドストーリー

父ロベール・デュフールは、コート・デ・バールのランドゥルヴィルで、ビオロジック栽培による約15haの畑を営んできた。2010年、その畑は母・弟・ジュリーの3つのドメーヌに分割される。当時ジュリーはパリで情報システムセキュリティの仕事に就いていたが、2012年、生まれ育った土地へ戻り家業を継ぐ決意をした。 栽培と並行してBPREA(農業技術学校)に通い、栽培・醸造の技術を一から学び直す。2016年の収穫からは、ブドウの一部を自社元詰めに転用し始めた。2018年には共同所有者が畑の一部売却を決めた局面もあったが、「テール・ド・リアン」の支援を受けて畑の一体性を守り抜いている。 2019年の収穫でついに自身のシャンパーニュ「クレオビュリンヌ」を醸造し、初リリースを迎えた。同じ年から弟のドメーヌと同じ醸造所で、助言を受けながら醸造を続けている。

詳細

ジュリー・デュフールは、コート・デ・バールのランドゥルヴィルを拠点に、レコルタン・マニピュラン(RM)として自らの畑のブドウを自ら醸造するスタイルを貫く。RMとは、自ら所有する畑のブドウのみを用いて元詰めまで手掛ける生産者を指す呼称で、大手メゾンとは異なるドメーヌ単位の個性が表れやすい生産形態とされる。自社畑はすべてランドゥルヴィルに位置する4.25haで、土壌は粘土石灰質。品種構成はピノ・ノワールとシャルドネの2種で、資料によって約45%対55%、あるいは50%対50%とやや異なる数値が伝えられているが、いずれにせよ両品種がほぼ均等に植えられている。平均樹齢は28年、植樹密度は1ha当たり8,000本と、シャンパーニュ地方の伝統的な密植を踏襲する。主要な区画にはレ・ゾルム、デリエール・ル・ヴァル・シャタン、ラ・シャチニュなどがある。

栽培では、耕耘によって下草を自然に生やす方法を採用し、除草剤に頼らない土壌管理を行う。ビオロジック栽培のもとでは樹勢が自然に穏やかになるため、除葉やグリーン・ハーヴェストといった人為的な調整はほとんど必要とせず、摘芯も1〜2回にとどめている。過度な介入を避け、畑本来の力を引き出すことを栽培方針の軸に据えている。畑はエコセール認証によるビオロジック栽培のもとで管理されており、自社畑4.25haの100%がAB(有機農業)認証を取得済みである。エコセールは、化学農薬や化学肥料に頼らない持続可能な農業を証明するフランスの認証機関で、畑単位でその適合性を審査する。「AB」はフランスの有機農業(Agriculture Biologique)を示す認証ラベルである。

栽培・生産データ
自社畑面積4.25ha
主要品種ピノ・ノワール、シャルドネ(各約50%)
土壌粘土石灰質
平均樹齢28年
植樹密度8,000本/ha
有機認証取得率100%(自社畑内、AB認証)
自社元詰め比率収穫量の約1/4

畑を守った歩み

この4.25haの畑は、父の代から続くビオロジック栽培の畑が分割されて生まれたものだ。2010年、約15haにおよぶ父の畑は母・弟・ジュリーの3つのドメーヌに分けられ、ジュリーはそのうちの一区画を引き継いだ。当時パリで情報システムセキュリティの仕事に就いていたジュリーは、2012年に生まれ育った土地へ戻り、家業を継ぐ決意をする。栽培と並行してBPREA(農業技術学校)に通い、栽培・醸造の技術を一から学び直した。座学と畑での実地経験を重ねながら、栽培家としての技術と判断力を培っていった。

2018年には、共同所有者が畑の一部売却を決める局面もあったが、農地の投機的売却を防ぎ次世代の担い手へ引き継ぐことを目的とする団体「テール・ド・リアン」の支援を受けて、畑の一体性を守り抜いた。分割から10年近くを経てなお、父から受け継いだ土地のまとまりを維持し続けている。

醸造方針

収穫したブドウのうち自社で元詰めするのは全体の約1/4にとどまり、残りの3/4は他の生産者へ販売されている。限られた量だからこそ、一本一本に手をかけられる体制だ。2016年の収穫からブドウの一部を自社元詰めに転用し始め、2019年の収穫では自身のシャンパーニュ「クレオビュリンヌ」を醸造、初リリースを迎えた。同じ年から弟が営む別のドメーヌと同じ醸造所で、助言を受けながら醸造技術を磨いている。自社元詰めの割合を抑えることで、収穫から醸造までを自身の目が行き届く規模に保ち、畑の個性をそのままボトルに映し出すことを重視している。

受賞・評価

2019年には、有機生産者団体が主催する試飲会「Bulles Bio」がランスで開催され、ジュリー・デュフールのシャンパーニュは来場者から高い注目を集めた。新進のRM生産者として、その存在感を印象づける機会となった。こうした場でビオロジック栽培による小規模生産者としての姿勢が来場者に伝わったことは、家業を継いでからの歩みを裏付ける出来事といえる。

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