J. M. Labruyère / J.M.ラブリュイエールは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Verzenayを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

J. M. Labruyère / J.M.ラブリュイエール

J. M. Labruyère

J.M.ラブリュイエール

J.M.ラブリュイエールは、ブルゴーニュ・ボルドー・シャンパーニュに名門ドメーヌを持つラブリュイエール家が、2012年にヴェルズネイのグラン・クリュ畑で立ち上げたメゾン。ムルソーやポムロールで磨いた技をシャンパーニュに応用し、洗練されたスタイルを追求している。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
51360 Verzenay / ヴェルズネイ [Grand Cru]
所在地1 place Carnot, 51360 Verzenay (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-labruyere.com/
Mailinfo@domaines-labruyere.com
SNS@champagne_jm_labruyere
Tel+33 (0)3 85 20 38 14
設立2012
製造業者種別RM
インポータージェロボーム株式会社
生産者表記SAS SGVCL

商品更新情報

特徴・スタイル

J.M.ラブリュイエールが目指すのは、ブルゴーニュ・ムルソーやボルドー・ポムロールで培った技法をシャンパーニュに映し込んだ味わいだ。収穫はあえて遅めに行い、ブルゴーニュの上質な白ワインに近い成熟感を追求。搾汁ではキュヴェ(最良の果汁)のみを選び、タイユは使わない。 品種や区画ごとに個別に醸造し、清澄ワインはすべてマロラクティック発酵を経てまろやかさを備える。低めのドザージュで仕上げることで、きめ細かな泡立ちと透明感のある味わいを両立させている。各キュヴェは特定のヴィンテージの個性をそのまま映すことを重視しており、年ごとの表情の違いを楽しめるのも魅力だ。

歴史・ブランドストーリー

物語は1850年代、ラブリュイエール家の祖ジャン=マリー・ラブリュイエールがマコネ地方に定住したことに始まる。1988年、一族を率いるジャン=ピエール・ラブリュイエールがブルゴーニュのムルソーにドメーヌ・ジャック・プリウールを取得。1992年にはボルドー・ポムロールのシャトー・ルジェも取得し、3つの銘醸地にまたがるワイン一族へと成長した。 2008年に家業を継いだエドゥアール・ラブリュイエールは、2012年にシャンパーニュ地方ヴェルズネイのグラン・クリュへ進出。既存ドメーヌを買収し、6代前の祖先に敬意を込めて「J.M.ラブリュイエール」と名付けた。畑自体の歴史はさらに古く、円天井のセラーは1820年、初のシャンパン製造は1863年に遡る。2016/2017年にブランドを正式始動し、2019年にはエドゥアールがギッド・アシェットの「今年のヴィニュロン」に選ばれた。

詳細

シャンパーニュ・グラン・クリュに格付けされるヴェルズネイ村、そしてヴェルジィ村にまたがる約6haの自社畑が、J.M.ラブリュイエールのワイン造りの土台となっている。栽培から醸造、瓶詰めまでの全工程を自社で管理し、他社から購入したブドウは使わない。

シャンパーニュ地方の格付けでは、ヴェルズネイはブドウの評価が満点となるグラン・クリュに分類される数少ない村の一つで、その中でも自社畑だけで造られるレコルタン・マニピュラン(RM)は、栽培から醸造まで一貫した哲学を反映しやすいスタイルとして知られる。

畑はレ・ロシェル、レ・シャン・サン・マルタン、レ・ロング・レ、レ・シャン・ロメ、レ・ポタンスといった複数の区画(climats)に分かれ、ピノ・ノワールとシャルドネを中心に栽培する。2012年からは環境に配慮した理性的農法(agriculture raisonnée)を導入し、土地の個性を丁寧に引き出す栽培を続けている。

ドメーヌの起源は19世紀に遡り、円天井のセラーは1820年に建造され、1863年には最初のシャンパンが製造された記録が残る。20世紀を通じて所有者が代わったのち、2012年にラブリュイエール家が引き継ぎ、現在のスタイルを確立した。

栽培・生産データ
自社畑面積約6ha
品種構成ピノ・ノワール約70%、シャルドネ約30%
主要区画数5区画
自社畑保有率100%
瓶内熟成期間3〜5年(ミレジメ・キュヴェは5〜10年)
ヴェルズネイ進出2012年
セラー建造1820年
初シャンパン製造1863年

醸造方針

収穫は全て手摘みで行い、畑での選果(tri à la vigne)によって状態の良い果実だけを集める。収穫時期はあえて他の生産者よりも遅めに設定し、ブルゴーニュの白ワインに通じるような、しっかりとした成熟感のあるブドウを狙う。圧搾は段階的に行い、マールを分画してキュヴェ(最良の果汁部分)のみを使用し、タイユ(後搾り部分)は用いない。

品種・区画ごとに分けて個別に醸造したのち、すべての清澄ワインでマロラクティック発酵を実施してまろやかさを引き出す。アッサンブラージュは例年1月頃、その年の清澄ワインに保有するレゼルヴワインを組み合わせて決定する。

瓶内での二次発酵に使うティラージュ用リキュールは低ドサージュに抑え、繊細な泡立ちを生み出すことを重視する。瓶内熟成期間は3〜5年、ミレジメ・キュヴェではさらに長い5〜10年に及ぶ。デゴルジュマン時のドサージュも低めに保たれ、仕上げに使うリキュールには自社で保有する最良のワインが充てられる。

栽培・醸造を担う人々

醸造責任者を務めるナディーヌ・ギュブランは、1990年からブルゴーニュのドメーヌ・ジャック・プリウールでオエノロジストを務め、2009年からはラブリュイエール家の各ドメーヌを兼務。2012年からはシャンパーニュ部門も担当している。「ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」誌の「ヴィニフィカトゥール・ド・ランネ」を1998年に受賞した実績を持つ。栽培・セラー部門を統括するヴァンサン・ヴァン・ヴェスベルグは2012年より在任し、シャンパーニュ地方の栽培農家出身という土地に根ざした視点から畑を見守っている。

ラインナップの設計思想

ラインナップは、定番キュヴェのプロローグ、アッサンブラージュのロゼ「アントロジー」、ブラン・ド・ブランの「ページ・ブランシュ」、ブラン・ド・ノワールの「パラドックス」、そして例外的な年にのみ生まれる限定キュヴェ「エディションXIII」で構成され、それぞれが特定のヴィンテージの個性を映し出すよう設計されている。

受賞・評価

当主エドゥアール・ラブリュイエールは、ギッド・アシェット・デ・ヴァン2019年版で「ヴィニュロン・ド・ランネ(今年のヴィニュロン)」に選出された。ブルゴーニュ・ボルドーで磨いた技術をシャンパーニュに持ち込んだ手腕が、専門家からも高く評価されている。こうした評価は、伝統と革新を両立させる同メゾンの姿勢を裏付けている。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集