Jean Josselin / ジャン・ジョスランは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Gyé-sur-Seineを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Jean Josselin / ジャン・ジョスラン

Jean Josselin

ジャン・ジョスラン

ジャン・ジョスランは、シャンパーニュ地方コート・デ・バールのジェ=シュル=セーヌで、1957年の創業以来、自社畑の葡萄だけを収穫から瓶詰めまで一貫して手掛けるRM(レコルタン・マニピュラン)生産者。潮を思わせるヨード香とフローラルな香りを特徴とし、現在は姉弟が経営を受け継いでいる。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
村10250 Gyé-sur-Seine / ジェ=シュル=セーヌ
所在地14 Rue des Vannes, 10250 Gyé-sur-Seine (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagnejeanjosselin.fr/
Mailchampagne-josselin@wanadoo.fr
SNS@champagnejeanjosselin
Tel+33 (0)3 25 38 21 48, +33 (0)3 25 38 25 00(fax)
製造業者種別RM
インポーター株式会社横浜君嶋屋

商品更新情報

特徴・スタイル

ジャン・ジョスランが目指すのは、潮の香りを思わせるヨードのニュアンスとフローラルな香りが溶け合う、繊細で伸びやかなスタイルだ。近年は天然酵母による発酵や低温処理の廃止、区画ごとの醸造など、テロワールとミレジメ(収穫年)の個性を丁寧に描き出す方向へと舵を切っている。 象徴的な一本「Cuvée des Jean」は、ジャン、ジャン=ピエール、ジャン=フェリックスという3代の造り手に捧げられたキュヴェで、家族の歩みそのものを映し出す一杯といえる。

歴史・ブランドストーリー

ジャン・ジョスランの物語は1854年、ジョスラン家がジェ=シュル=セーヌに畑を得たことから始まる。当主ジャン・ジョスランは親族から譲り受けたボールガール、ダヴァニェ、コヴィーニュの各区画を大切に育て、1957年に自らの名を冠したブランド「Jean Josselin」を立ち上げ、初のキュヴェを世に送り出した。 1980年には息子ジャン=ピエール・ジョスランが経営を継承し、妻ヴェロニックとともに栽培と販売を二人三脚で支えた時代が長く続く。そして2023年、ジャン=ピエールの子であるリュシルとジャン=フェリックスの姉弟に経営がバトンタッチされた。栽培・醸造をジャン=フェリックスが、営業をリュシルが担う新体制のもと、伝統と革新を受け継いでいる。作家アメリー・ノートンが自著でキュヴェに言及したことをきっかけにファンとなり、以来複数のキュヴェを買い求め続けているというエピソードも、このメゾンの魅力を物語っている。

詳細

ジャン・ジョスランは、シャンパーニュ地方コート・デ・バールのジェ=シュル=セーヌを拠点とするRM(レコルタン・マニピュラン)で、自社葡萄のみを収穫から瓶詰めまで一貫醸造する方針を創業者ジャンの代から守り続けている。畑はジェ=シュル=セーヌ周辺の14区画、約12haに広がり、なかでもボールガール、ダヴァニェ、コヴィーニュはジャン・ジョスランが親族から相続した最初期の区画で、ブランドの礎となった。

コート・デ・バールはピノ・ノワールの銘醸地として知られ、同メゾンの畑もピノ・ノワールが中心。約90%を占め、シャルドネが約9%、ピノ・ムニエが約1%という構成に、この土地ならではの個性が表れている。近年はピノ・ブランの新規植樹も進めており、将来的には単一品種によるキュヴェの発売も視野に入れている。

現在の栽培を率いるのは、ボーヌでBTSヴィティ・エノを取得し、スイスの醸造学専門工科大学で学んだのち2010年から家業に加わったジャン=フェリックス・ジョスラン。伝統的な区画を受け継ぎながらも、新しい視点で畑と向き合っている。

栽培・生産データ
自社畑面積約12ha(14区画)
品種構成ピノ・ノワール約90%、シャルドネ約9%、ピノ・ムニエ約1%
環境認証Terra Vitis、HVE
年間生産量最大約10万本
輸出比率約55%
瓶内熟成期間最低36ヶ月(3年)

環境への配慮

栽培面では、Terra VitisとHVE(Haute Valeur Environnementale)の認証を取得し、環境負荷の低減に継続的に取り組んでいる。2024年冬からは羊を畑に放牧し、除草と施肥を担わせるヴィティパストラリズムの導入も予定しており、化学的な資材に頼らず土壌そのものの力を引き出す方向へと舵を切っている。こうした取り組みは、テロワールの個性をより純粋な形でグラスに映し出すための土台づくりともいえる。

醸造方針

自社葡萄のみを用いる一貫醸造の哲学は、マロラクティック発酵を確実に完了させる方針にも表れている。近年はろ過や低温処理(コールドスタビライゼーション)を廃止し、天然酵母による発酵へと転換するなど、醸造面でも精緻さを追求する姿勢を強めている。瓶詰め後はキュヴェに応じて澱との接触期間を最低36ヶ月(3年)確保し、じっくりと熟成させてから出荷する方針だ。

醸造の舞台となるのは17世紀築の建物に付随する穹窿型のセラーと、1998年に新設された醸造専用棟。伝統的な石造りの熟成空間と、区画ごとの個性を活かすために導入された樽型のステンレスタンクなど最新設備とが同居し、伝統と革新が響き合う醸造環境を形づくっている。

受賞歴と評価

Guide Hachette des Vinsには2001年版から2026年版まで継続的に掲載されており、長年にわたり高い評価を保ち続けていることがうかがえる。同ガイドはフランスワイン界で権威あるガイドブックの一つで、掲載の継続はメゾンの安定した品質の証といえる。2023年には新しいラベルデザインがBulles & Millésimes主催の「Trophées champenois 2023」でパッケージング部門トロフィーを受賞し、次世代の感性が形になった成果として注目された。

ジャン=フェリックスはコート・デ・バールの若手生産者団体「Empreintes」の創設メンバーの一人でもあり、次世代の造り手として地域内でも一目置かれる存在だ。また、同じコート・デ・バールの生産者仲間らとともに、ジェ=シュル=セーヌの旧駅舎を活用した農園併設レストランに株主として参画するなど、地域を巻き込んだ取り組みにも力を入れている。

海外展開

輸出比率は全体の約55%に達し、アメリカ、日本、ブラジル、デンマークなど世界各国で愛飲されている。生産量をこれ以上拡大しない方針を明言しており、限られた本数だからこその品質と手仕事へのこだわりを貫いている。こうした輸出実績は、フランス国内にとどまらない評価の広がりを示している。

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